コラム・観戦記

第43期前期北海道C2リーグ第3節自戦記 佐藤正武

C2リーグ第3節自戦記を担当します佐藤正武です。よろしくお願いします。

この間姪っ子に自分の高校時代の写真を見せた時に「これがおじさん???」と言われ

↓最後まで信じてもらえなかった当時の写真がこちらです

↓そして現在の写真

佐藤 正武

ビフォーアフターがここまで違うのかとは姪っ子も皆さんも思ったでしょうが・・・

 

いつもの前置きはこれくらいにして

+47.7で終了し迎えた3節目

今回の同卓者
相川、大谷、鍋島(敬称略)

同卓の方々を僕のイメージで簡単に紹介してみたいと思います。

【相川】
性格、風貌ともに兄貴的な存在感があり、格好いい感じ
麻雀は攻撃がメインであまりオリないイメージ

【大谷】
人柄も良い感じが出ているお兄さん
麻雀は基本はテンパイまで最優先で、終盤まではサボらずやることをしっかりやってくるタイプ。

【鍋島】
明るく、誰とでも仲良くなれそうな性格の持ち主
麻雀はリーチに切込んで絶妙に交わしたり、親落としをきっちりやるタイプ

 

【一回戦】

相川、佐藤、大谷、鍋島の並びで東1局が始まる

東1は大谷が鍋島に5200放銃

東2局は相川、大谷、鍋島の3人テンパイ

東3局 ドラ

配牌

今局は配牌でドラドラということもあり、なんとか和了をものにして加点したいと考えていた。

5巡目で ツモ 打

6巡ツモをツモ切りし、の234の三色を見つつ、

が鳴けた時とイーシャンテンになった場合にどのターツを払うのか

他家の場況と、上家の相川が河に捨てる牌にも注目して慎重に手を進めていた。

が場に0枚でが2枚切れでの所在が少し気になっていたのだが

9巡目に相川が大谷からをポンをする。これでは5枚見えになる。

11巡目ツモ 打             

12巡目ツモ 打で  の手牌でリーチをする。

15巡目ツモで 2000,4000

 

しかし、東4局の鍋島の親で連荘をされ加点もされ一気に4万点オーバーまで行かれてしまい

自分自身も2着を死守するのが精いっぱいで1回戦は終了

 

【2回戦】

東場から鍋島が軽快に他家からの出和了で加点する展開が続く中、自身も大きな失点することなく

ノーテン罰符での加点もあり、32000点の2着に着けていた

南1局 南家 ドラ

配牌

配牌リャンシャンテン、ドラのくっつきを見つつ

先制リーチを打ち他家を自由に手を進めさせることなく、さらに加点するということを思い描いた。

何処でをカンするか、親と他家の手の進行具合はどうなるのか慎重に場況から判断しようと考えていた。

2巡目ツモ 打

親の相川はと積極的にマンズを打ち出してきていた、ドラはであったが、違う色のホンイツか?

など考えたが

3巡目ツモ 打

ここでのカンは十分にあったが、ドラがくっつくまでカンは保留しをツモ切りにした

4巡目ツモ

ドラのくっつきテンパイが取れる牌姿になり満を持してをカン

が…リンシャンから引いた牌はまた

しかしこれで場1のを含め自身から3枚見えに

カンがさっきより良く見えたこともあり

思い直してドラを切ってカンのリーチをした。

内心は他家に押し返された場合に失点したときはとも考えたが、なんとか他家がオリて一人旅になって

時間を稼ぎたいと願っていた。

11巡目 ツモ

 カン

1000・2000のツモ和了となった

この加点が大きく、この半荘はなんとかトップで終えることができた。

 

【3回戦】

 

東1局 南家 ドラ

配牌

今局はドラ対子ということも加味してはいたが、この半荘こそは好調の鍋島よりも先に加点し

主導権を取りたいと思っていたため、先制リーチができれば御の字、または巡目が遅くなれば、バックでも

なんでもやる構えでいた。

他家からもリーチがなく、仕掛けもない重い雰囲気の中、14巡目に相川のをチーして

  チー 

バックのテンパイを取るが、15巡目に大谷に3900の放銃をとなる

東2局 東家 ドラ

配牌

配牌こそ良くないが、なんとか親番維持をしようと考えていた

7巡目にしてまで進むことができ

他家からもリーチや仕掛けがないことから、自分が先制リーチが打てるのではないかと

油断していたところに大谷から11巡目リーチが入る

安全牌もないことから、自身も内心ビビりながら無筋2連発で押す

そして15巡目ツモで打

しかし大谷へが放銃となった

連続放銃してしまったかかり気味の自分自身に一旦落ち着けと言い聞かせた局になった

そして迎えた東3局鍋島の親である

東3局 ドラ

今局のテーマは鍋島の親落とし1択。

だが、何も仕掛けもできない上に5巡目にして鍋島からリーチが入る

鍋島が7巡目にしてツモで1300オール

を引かれなかったのを、相川や大谷もどう捉えているのか

 

東3局1本場 ドラ

さらに鍋島から3局巡目にリーチが入る すべて手出しではあったがどうも最終手出しの

自身には気になっていた

その後ピンズがだいぶ通り、ピンズで通っていないのはしかもは三枚切れ

あとは三元牌とソウズが多少あるくらいだったが、自身も手詰まり気味

そして相川が捨てたに鍋島がロンの声、開かれた手牌は

七対子も読みにはあったが、ここまでとは…

もしかしたら自身も放銃していたかもしれないと

今一度気持ちを引き締めた瞬間であった。

 

南1局に七対子で少し加点して迎えた親番

南2局 ドラ

配牌

加点を目指して真っ直ぐ進行

急所のをあっさりと引き入れ

5巡目ツモ 打

6巡目ツモ 打

盤石の並びではあったが、大谷が捨てたに鍋島からロンの声がかかる

のトイツ落としでなければ、単騎であがりを拾えていたかもと

自分の手牌に目を落としたが放銃もあり得た

考えさせられる一局となった

 

この半荘も鍋島の大トップで終了、もっと自分が何ができたのかを考え、次の半荘こそと

気持ちの切り替えと冷静な選択ができるようにと自分に言い聞かせた。

 

【4回戦】

東1局 親番 ドラ

配牌  打

そこまで良くはないが、なんとかなりそうな配牌

6巡目 ツモ 打

引きがベストだがでもリーチしようと考えていたが、鍋島にはすでに

 と仕掛けが入っており、ホンイツの可能性が高く

ピンズの上は少々切りずらいと考えていた

9巡目 ツモ 打

再度雀頭をマンズに求め、が来た場合はのノベタン、が来たら

を切って回ることを考えた

10巡目 ツモ 打

フリテンリーチもあったが、見合っていないと考え一旦回る

12巡目 ツモ 打でリーチ

この形ならば打点、待ちが見合うと判断

同巡鍋島から少考の末、で12000の和了。

このアドバンテージを広げようと考えたが、今日はここからダメ押しの加点ができないでいた

その後東場では大きな点棒の動きがなく、南場も自身の親番も相川の親も流局。

 

迎えた大谷の南3局の親番

13巡目に大谷が500オールで連荘し、次局につなげようという意図がはっきり見えた

南3局 西家 ドラ

配牌

配牌が悪いので今局は守備を意識

または他家に任せれるなら、大谷の親落としをお願いするつもりだった

大谷の河にはと普通に手を進めている、ドラすらリリースしている状況

速度は感じたので、大谷のは安全牌+他家へのアシストする牌として残した

その後9巡目大谷からのリーチはまだない

すると10巡目鍋島が動く

  と積極的にリャンメンから仕掛けてきた

ドラのは既に2枚切れで高打点はないと思った

鍋島の思考は親落としだろうと思い11巡目のチーの直後直ぐに手牌から

対子のを捨てた。結果は鍋島からロンの声があり1000は1300の放銃

連携を上手く取り大谷の親を落とす事に成功。

 

南4局

鍋島が500オール、さらに鍋島と大谷の二人テンパイの流局をはさみ迎えた南4局2本場

南4局2本場 南家 ドラ

配牌

配牌良し、この局でしっかり半荘を終了させようと考えていた

1巡目ツモ 打

初打は普通かもしれないが、字牌を安くしてを出易くしたいと考えていた

2巡目ツモ 打

3巡目自力でツモ 打

3巡目で両面待ちの聴牌が入りダマを選択

5巡目大谷からで5200は5800の和了となった

 

プラス節を連続で作れたのが良かったが、次節で大きなマイナスをしないように、場況や自身の状況に

対して選択していけるように、メンタルと体調管理を含めしっかり準備していきたい。

 

文責:佐藤正武 (文中敬称略)

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