コラム・観戦記

第43期前期北海道C2リーグ第2節自戦記 佐藤正武

C2リーグ第2節自戦記を担当します佐藤正武です。よろしくお願いします。

今回は僕の地元北海道北見市を簡単に紹介したいと思います。

北見市からリーグ戦会場の札幌市までの距離は約300キロあり

主に有名なものはハッカと玉ねぎの収穫です。

最近で言えば平昌五輪カーリング女子で初の銅メダルを獲り、「そだねー」や「おやつタイム」等で

一躍有名になったLS北見の本拠地でもあります。

 

リーグ戦には車で向かうことが多く、約4時間ほどかけて毎月対局をしに行くわけなんですが

実はこの時間が非常にメンタルの修正や対局のことを考えるには本当に貴重であり

いつも同乗させていただいている身ではありますが、福岡プロ、鍋島プロとは

この時間はほとんど麻雀の話をしています。実は一番幸せな時間です。

 

それでは前説はほどほどにして、1節目を△13.1で終了し迎えた2節目となります。

今回の同卓者
対局者は小松、佐々木、辻、斎藤(敬称略)

同卓の方々を僕のイメージで簡単に紹介してみたいと思います。

【小松】
いつも僕に優しくしてくれる、ちょっと気さくなお兄さん
麻雀は押し引きが明確で、切り込んでくるときの鋭さはかなりあるタイプ

【辻】
いつも飄々としていて、ポーカーフェイス
麻雀は柔軟という言葉ががぴったりなタイプ。

【佐々木】
明るく、ルックスも良く、たまに話すときにでる冗談やギャグが面白い
麻雀は辻とも同じくなるが柔軟であるが、割と字牌の扱いが重いタイプ

【斎藤】
明るく、ニコニコしていてなんか人懐っこい
麻雀は打点を重視していることが多く感じるが、戦況に応じて何でもできるタイプ

【一回戦】

佐藤、斎藤、小松、佐々木での対局

東場から手数を出せず、気づけばあっという間に東場で佐々木と斎藤に加点され差をつけれていた。

南3局 ドラ

トップ目とは20000点以上離れ、小松とも4000点程上にいるだけの3着でもあり

簡単にトップを捲るのは難しいと思っていたし、この局は親の小松の親落とし

または自身の加点をしたいと考えていた。

12巡目に2枚目のドラを引き入れ、13巡目に上家の佐々木のをチーして打

     

巡目は遅いがなんとか3900のテンパイまでいくことができた。

次巡佐々木からを打ち出され3900を和了。

 

南4局 一本場 ドラ

全局は親の佐々木に連荘され、迎えた一本場、この局はなんとしても3着死守を考えていた。

普段なら七対子だが今局はから積極的に仕掛けた 

ポン   ポン  ポン

最終形は

ラス目の小松からリーチが入る。

一発目に持ってきてのが、カンせずツモ切りで一発放銃で5200の失点でラスに転落。

 

【二回戦】

辻、佐藤、斎藤、小松での対局

1回戦がラスであり、この半荘はしっかり加点チャンスを逃さないようと、自身の気持ちを切り替え

望んだ東2局

東2局 親 ドラ

配牌はそこそこ良かったが8巡目にして下記のテンパイとなる

8巡目

7巡目に齋藤からリーチが入っており、待ち変えを見つつ押すことを決めていたが、

無筋のの牌を何枚も押すようなこともなく11巡目にをツモ まさかの6000オール

次局も2600オールは2700オールで十分な加点ができた。

その後は特に大きな点棒の動きもなく、南4局まできたが、小松に4000オールを引かれ連荘を許してしまう

南4局 一本場 ドラ

今局はこれ以上小松に連荘されるよりは辻や斎藤に8000くらいならを放銃しても良いと思っていた

辻が早々にを仕掛ける、2巡目のからドラは2枚くらいかと予測はしていた

辻が8巡目に2副露目を仕掛ける  打

ちょっと微妙ではあったが手にあったピンズの落としを選択し、打をする

次巡辻がツモ

 ツモ

1000・2000の和了である。

自身の手牌にあるを見て、「小松の現物がありいつでも切れる牌なのに、何故から打ち出さなかったのか?」としばし考えていた。

 

【三回戦】

小松、佐藤、辻、佐々木との対局

東3局 北家 ドラ

配牌

配牌がよく、加点チャンスが望めるにしては十分かと思っていた。

7巡目には小松が仕掛けていたが、自身の手が思った以上に伸びた

10巡目にして下記のイーシャンテンとなる

11巡目に小松からドラのをチーしてテンパイ

   

13巡目に辻からで16000の和了となる。自身もこのままいけると良いと思っていたのだが

その後加点がなく進んだ南3局辻の親番で大連荘と加点を許し、この差を逆転されてしまう。

 

【四回戦】

斎藤、辻、佐藤、佐々木での対局

開局に斎藤に4000オールを引かれ一歩リードされる展開ではじまった4回戦

東2局 親 辻 ドラ

配牌

今局は打点が望めそうな配牌であるためギリギリまで攻めようと考えていた。

6巡目に辻がを暗カン 新ドラ なんとドラ4となる

ただし、ドラが乗らずとも辻が暗カンするくらいならそれなりの手だろうと想定していたが

7巡目に自身の手がイーシャンテンとなる。

カンが来て欲しいと思っていたところに待望のが入り切りリーチ

辻もノータイムで押してくるが、10巡目辻のを捉える事に成功し

なんとか自身も加点ができてホッとしたところだった

 

東3局 親佐藤 ドラ

親番ということもあり、少しでも加点したいとは思っていたが

で斎藤から4巡目のリーチ は対子落としである

自身はドラも見えてないことから情報も全く足りてないがオリを選択をした

実際はドラがリーチ後にすぐに通ることになるが、斎藤の手にはドラが対子であった。

今局は斉藤がリーチ・ツモ・ピンフ・イーペーコー・ドラ2の3000ー6000のツモ和了となる

その後は手狭にうけることも多くしてしまい加点チャンスを逃し、さらに斎藤に親番で加点され

この半荘は斎藤の大トップで終了することとなった。

 

次節への課題は山積しているが、先ずは加点できる機会を早々と簡単におりることのないよう

意識していきたい

文責:佐藤正武 (文中敬称略)

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