コラム・観戦記

第41期B2リーグ第10節自戦記 竹内 元太

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(38期前期/B2リーグ 竹内 元太

 

 

開始前のスコアはこちら!

今回の同卓は上位陣
大澤、今西、浜田、鳥居(敬称略)
勝負所です!
同卓の方々を私のイメージで簡単に紹介してみる。

大澤
美人で怖いお姉さん。
麻雀は守備力、打点、ともにある正統派な感じ。

今西
Aリーグ平賀さんの弟子。
私生活の充実が麻雀にも出ている感じがするので要注意。

浜田
とにかく字牌が重い。
昭和の手役派。
普段は優しいおじさま。

鳥居
麻雀はスーパーデジタル。
バラバラチャーハン仕掛けもたまにやるので比較的自分と近い印象。

 

1回戦

東1局、先制の七対子、生牌の単騎でリーチ。
すると大澤が切った役牌を浜田がポン。
浜田は安い手で押してくる印象があまりなく、3900は覚悟しているとロン1000点と言われる。
この時点で、浜田は普段と違う印象を受けた。
次局も普段は役牌が重い浜田が積極的に風牌を切り出す。
自分の手もイマイチだったので様子を見ていると、なかなかリーチがこない。
どうやらいつもと違うバランスで打っている様である。

南2局 親番 ドラ

5巡目、21000点持ち、ラス目でテンパイだが、が1枚飛んでいるのもあり、テンパイ取らずの打 その後しばらくツモ切りが続くと浜田が役牌をポンして2000点のアガり。
チャンス手を潰されてしまい、その後も何もできずに4着終了。
この時点でトータル3位だった今西にはかわされてしまった。

 

2回戦

東3局
供託が2本あり、アガりが偉い局面。
親の浜田の先制リーチが入る。
一発目の切り番  のテンパイ。
ドラは無しで、も1枚切れている。
も通っていないので降りやの対子落としも考えたが、が親の現物なのもありリーチ。
すると手詰まりした鳥居から出てロン2600
これが大きなアガりになった。
その後親番で 
ドラ1でここからポンテンの1500のテンパイを取り、ツモ500オール。
9巡目でもう少し我慢したい手であったが、浜田が仕掛けていて、ソウズの下目を持っていそうなこと、が3枚切れてしまったこと、他者もやる気があり、勿体無いのだが、かわし手にすることを選んだ。
その次の局、先制のピンフをリーチし、一発ツモで4000オール。
この後も加点し、オーラス。
浜田の理牌の時間が長い ・・・ まずいなーと思っていると、3巡目リーチが来てをアンカン、そしてツモ、裏ドラも乗り8000オール。
切り出しが本物っぽかったので配牌から降りて良かった。
1巡目と2巡目に字牌を切っていたら危なかった。
次局、3着目の鳥居がタンヤオの仕掛けを入れる。
河はテンパイしてそうだ。 を切っていてチー出し が濃い。
そこに浜田がドラのを切る。
まずいなーを打った方が良いかなーと思ったのだが、自分もピンフのイーシャンテンだったこともあり、保留。
すると次巡浜田からリーチ
まずいな、と思っていると、鳥居が300/500
待ちのツモアガり。
これは差し込みした方が良かったので反省。

 

3回戦は東1局に親のリーチ・七対子4800アガって、その後は地蔵で2着

 

4回戦

南2局 親番 27000持ちラス目 ドラ
変則手が二人 8巡目位

ピンズが場に安く、ソウズが高め。
ドラのは前巡自分で切っている。
変則手の内1人は七対子、もう1人はチャンタ模様。
皆少し引き気味だったので、即リーチ手順で受け入れの広いを切った。
すると次巡ツモ
が3枚切れ、は生牌。
待ちになればツモアガりに期待できそう。
だが、先にが埋まることが多そうで、その場合、アガりが微妙なので打
するとツモでピンフ高目イーペーコーのリーチ
が見た目3枚が2枚だが、全然感触は良くなかった。
1人テンパイで流局。
次局、今西から6巡目にリーチが入る。
それを受けて大澤が一発目、1枚切れので少考ツモ切り。
次巡ツモ切りリーチ
河はメンツ手だが、ラス目でで少考からのツモ切りリーチだったので、七対子ドラドラのヤミテンかな、と思ったのが第一感。
大澤にツモられると自分はラス落ちし、今西に満貫打つ分にはラス目の大澤と並びだ。
2軒リーチを受けて自分の手は、

降りるなら現物のを抜き、その後大澤の現物で今西に無筋だがが早く、リャンメンにしか当たらないのアンコ落としだが、ここから大澤に通っていて今西に無筋の次巡を引いてと大澤の現物を切って前に出て行く。
運良く今西からもロンの声はかからない。
するとを引き、テンパイ。

打ち出す牌は生牌のドラの
現物も増えたので、降りることはできるが、を切ってリーチ、これが一発ツモになり、6000オール。
このリードを守りトップで終了。

残りも後8半荘、最後まで攻める気持ちを忘れずに頑張りたい。

 

B2リーグの成績はこちら

 

(文 : 竹内 元太)

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