コラム・観戦記

第41期B2リーグ第9節自戦記 竹内元太

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(38期前期/B2リーグ 竹内元太

B2リーグ第9節自戦記を担当させていただく竹内元太です。よろしくお願いします。
開始前のスコアはこちら。

順位 選手名 Total 対局数
1 鈴木 優 557.6 32
2 竹内 元太 508.8 32
3 坂井 秀隆 429.1 32
4 今西 祐司 336.6 32
5 浜田 修 300.6 32
6 高倉 武士 297.4 32
7 石田 時敬 255.3 32
8 大澤 ふみな 240.8 32
9 石﨑 光雄 137.1 32
10 松井 彰大 98.3 32
11 関 翔太郎 40.0 32
12 沖野 立矢 28.5 32
13 木村 誠 ▲ 56.9 32
14 小山 直樹 ▲ 72.0 32
15 鳥居 裕一 ▲ 139.5 32
16 荒井 芳昭 ▲ 142.9 32
17 大森 康弘 ▲ 182.3 32
18 中出 宏明 ▲ 262.3 32
19 酒本 崇人 ▲ 265.6 32
20 依田 暢久 ▲ 265.7 32
21 吉田 光太 ▲ 296.9 32
22 根本 佳織 ▲ 351.0 32
23 鳥越 智恵子 ▲ 381.9 32
24 いわま すみえ ▲ 401.0 32
25 本多 大将 ▲ 434.2 32

同卓は根本、鳥居、松井 (敬称略)
根本:絶対オリない、いつも笑顔なお姉さん
鳥居:手数が多いイケメン
松井:守備型で優しい好青年

対戦前の情報としてはこの様な感じだ。

一回戦

ノーテン罰符でちょこちょこ加点して
36000点持ちトップ目で迎えた南2局親番
ドラ
5巡目に
のテンパイが入る。
ここで5800や2600オールをあがれば連対はほぼ確定で、下が接戦である為、3万点持ち3万点返しのオカの無いこのルールではトップを逃して貰える事が多くなる。なのでヤミテンが少し頭をよぎったが…
全員がメンツ手進行で直ぐ河に放たれる牌でも無い為、これを立直、終盤追っかけられたが、出アガりし、裏も乗り、18000

次局一本場
ドラ
対面がマンズ模様で仕掛けている。
7巡目に
ここにツモ….
ピンズは全体的に安い、が一枚ずつ切れている。
立直手順ならドラなのでピンズを払ってシャンポン待ちが普通なのだろうが、仕掛けも考えて と切る。
すると直ぐにが暗刻になりテンパイ
を出アガり12000
親がドラのターツを払っているのは目立ちそうだが、この時は西家の鳥居がマンズのホンイツ模様だったのもあり、周囲にはそれを警戒してまわった様に見えたのかもしれない。
次の局もチャンス手が入るもツモが効かず流局
一回戦はこのまま終了し、6万点のトップ。

2回戦

南3局ドラ
33000持ち2着目
トップまで3600点差
3着まで4500点差
3巡目に2
この形から出る二枚目のをチー。
まだ門前で進めたい気もするのだが、が一枚ずつ切られているのとは違い、が二枚切れで次のをツモ切られると苦しくなるのでチー。
そして暫くして親から出アガり。1300
オーラスはトップ目に1300を放銃して二着終了。

三回戦

東1局 ドラ
とりあえず手なりで進めていくと

のテンパイ。が一枚切れているのでとりあえず切って立直。
このあとドラのきり追っかけ立直が入り、そのドラをポンされ、次巡8000放銃(^O^)
この様な立直のみはリスクが高いのであまり好みでは無いのだが、こうなってしまったらヤミテンにして降りても局収支はマイナス、立直しても少しだけマイナスな気がするので、今回は立直を選択した。
本来はこの様なテンパイにならない様な手組みにしなければいけないのだが、どの選択をしても局収支がマイナスなんて事は四人でやっているゲームなので多々ある。
その中でマシだと思う選択をした結果なのでやむなしか…

そのまま進み南3局
親番 ドラ

点数は自分親番26000
北家27000 西家25000 南家42000
7巡目に先制立直が入る。
立直の現物は手牌の中で

北家が現物のを切る
鳴いて1500…
点数状況的に立直棒プラスして2500点の加点はデカイが、ここは我慢。
するとツモ….

テンパイとるなら切り。
しかしその後の手替わりも乏しいので切りでテンパイ取らず。
次のツモを楽しみにしていたが、結果はハネマンのツモられでこの半荘は4着で終了

4回戦

東1局ドラ
鳥居から上目の三色含みっぽい先制立直が入る。立直前の捨て牌は
宣言牌のは鳥居が序盤に捨てている安全牌として持っていた牌だ。
そこに上目は押さずにある程度真っ直ぐ押していくと、それまでそんなに強い牌を切っていなかった親がをノータイムでツモ切り。
その次巡テンパイが入る。

ドラのを切れば現物テンパイだ。
親の捨て牌は変則気味だ。
まず立直者の鳥居にはが普段より通りそう。親の松井の河に、根本の河にがあって、わたしもを切っている。
しかも誰の目から見てもこの局の一番手は鳥居、という状況だ。
ドラのが対子でシャンポン待ち含みなら、場に安いピンズの下目にくっつけて立直したいと思うのは当然で、2人に現物1人に筋のはまだ残すかなと思った。なので立直は河を見ると十分系のイーシャンテンで、がくっついても嬉しくない形、やはり上目の三色かな、といった感じだ。
なので立直に対してはを切ろうと思った。
問題は親だが、立直に対して随分ツモ切りしていた。無筋や字牌も切っていたが、それほど気にならないものだった。しかしを切った事でテンパイ明白になった。
親にドラのが当たるか?
変則気味の捨て牌で一番に疑うのは9600点
チートイツドラ単騎だ。
ドラ単騎三暗刻、四暗刻、あるかもしれないが、その辺は出現率の問題で無視。
チートイツだった場合、ドラ単騎なら追いかけ立直に行くから、ドラドラが内蔵されているチートイツのヤミテンかな?というのが第一感だった。
なので雀頭のを落とす選択は無かった。オリるか行くか。自分の中では立直者の現物で一枚切れの、結構な待ちごろの牌に見えた。
あとで考えたら、西単騎のヤミテンなら巡目的にもは切るかどうか少し迷う素振りを見せるのが普通かな?と思った所はあるが….
上記の理由でを切ると、親からロン!9600の声。
後で先輩方に聞いてみたのだが、親のヤミテンに対してを切るのはリスクが大きすぎるとの事。立直に打ちやすいのは間違い無いが、それを相手が利用してダマテンに構えている事もある。自分でもノーテン罰符の価値を勘違いしている部分があるかな、と思っている所はあったので、この辺りは修正しようと思う。

東3局。

序盤でこの形になり、出るをポン
そしてを持ってきて後付け1000点のテンパイ。
まだ4巡目だったし、ビハインドだったので、ここから出るはポンして行こうと思っていると北家根本から先制立直。
この手牌では押す価値がないので直ぐに撤退..
するとハイテイで ポン
のテンパイが入る。残りの無筋は5本。
ドラがで根本は4巡目にを切っていて、その後字牌の手出しを挟んで立直だったので、の形は無いだろう。あってもだな、と思い、を切ると….
ロン!
立直河底の2600に打ち込んでこのまま4着終了。

その後もいい所無く、最後もラスで終了。

この日の反省点は高い手に打たない!
次節までにその辺りをしっかり調整して臨みたい。
1-2-4-4 でマイナス15ポイント
まだ2位をキープしているが、上位陣が揃って大勝ちした為、ボーダーが400!
次節は上位陣三人との直対!ここで全てが決まる予感(^O^)

(文:竹内元太)

B2リーグのスコアはこちら

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