【第40期B2リーグ第10節自戦記】竹内元太

第４０期Ｂ２リーグ自戦記を担当させて頂きます、竹内元太と申します。私は第３８期前期に入会しまして今期で三年目になっております。

さて、本日対局する、対局者の麻雀を自分なりに。

今西祐司プロ
神田にある麻雀店、麻雀にゃおのエース。
Ａリーグ平賀プロの弟子らしいがとても守備的な麻雀を打つイメージ。見た目はとても爽やかで笑顔の素敵な好青年である。

高倉武士プロ
最高位戦事務局の方。とても仕事のできるイメージ。
「え！うそでしょ！！」みたいな牌を平気な顔して切って来るのに何故か強い。本当によくわからないけど強い。

海老沢稔プロ
池袋にある麻雀まっすーの店長であり、イケメン。
自分で自分の事「俺イケメンだから」と言えるのはこの人位か・・・
麻雀は打点の高いリーチを打ってくる印象がある。

一回戦

東一局に満貫を親被り、迎えた東二局北家ドラ

３巡目に

の形からをポン、数巡後を引き

　ポン
のテンパイ。
すると南家の今西からリーチ！
この早いリーチだが、が通っていて降りるのは容易だが残り筋も多く相手の出したリーチ棒も魅力的なのでプッシュ！
すると三枚目の無筋のがつかまり８０００の放銃
自分の悪い所が早速出た一局になった。
この手は東場なら二枚目のもスル―してリーチタンヤオにする打ち手が多い気がする・・・

東３局
親の今西が二段目の終わりにさしかかる所でをポン！
今西は早い段階でドラをツモ切っていてリャンメンターツの手出し
も入っているのにその後も手出しが多く、トイトイに見える。
鳴いてからも単騎だったら待ち頃の字牌等をノータイムでツモ切り。
トイトイ三暗刻もあまりなさそうで役牌も全部枯れているので、打っても３９００と言われそうだ。
タンヤオドラ１のイーシャンテンであった私もやる気満々だったのだが、

タンヤオ仕掛けを入れている高倉が切ったに今西から「ロン！」の声。

３９００かと思いきやまさかの１２０００
　ポン
トイトイ三色同刻の満貫、予想した３９００と全然違い驚いた。

二回戦
東１局一本場
ドラ
今日はここまで良いところがなかったがここで大物手が入る。
６巡目で

※関連牌は二枚切れ、二枚切れ、一枚切れ

の場況は悪くないけど二枚切れ・・・
どうしようかなーと思っていると下家が打
これをポンして打、次巡を引いてテンパイしたところで二軒リーチ・・・
自分の手は高いし降りないのだが、待ちは悪いしめくり合いは大体負けそうだな―と思いながらツモるとそこにはドラの！

　ポン　ツモ

これが６０００、１２０００のアガりになりダントツのトップ目。
この仕掛けは結果は良かったが、相手からどう見えるか？というのを考えると鳴かない方が得だったかもな・・・と思った。
２フーロ前提のこの仕掛けは他者の警戒に合いテンパイで終わってしまう事が多い気がする。何でも出る相手なら当然ポンが得なのだが、今回の様なメンツで麻雀をする時は、を鳴かずにカンのチーテンややのポンテンを入れる、もしくはメンホンテンパイにする、その方がアガりは早そうだ。

東４局
二着目の今西の親。
ドラがなのだが、今西が早い巡目でドラ表示牌のを切り、なにやら雲行きが怪しい・・・
しかし自分も

ソウズの下が絶好だった事もありリーチ！
すると数巡後今西が追いかけリーチ！このめくり合いに負け、開かれた手を見るとドラのがアンコの１２０００。
これが手牌進行が遅そうな親であったらリーチで良かったと思うのだが、今回の今西は明らかに速そうで自分の待ちはヤミテンなら誰からもこぼれそうな待ちだ、リーチしてわざわざ一対一にする必要は無い。だからこの選択はミスだった。
局収支は当然リーチなのだが、トータルを考えてもここでのトップ逃しは致命傷になりかねないのでヤミテンにするべきであった。

南４局

トップ目の今西とは３６００点差
終盤で二軒リーチが入る。今西も一人ノーテンで着落ちするのでそれなりに手を進めている。
自分は最終手番を迎えてイーシャンテンだったのだが、万が一でも今西がテンパイ！と手を開いてくれたり放銃してくれる可能性に賭けて通りそうな無筋を切った。
しかし結果は今西との二人ノーテン。
この半荘は二着で終了。

三回戦

南３局一本場
今西22900 海老沢ダントツ　竹内25000 高倉26500

　ドラ無し
三巡目に出るをポン。次巡ツモで400-700
満貫のイーシャンテンなのでフラットなら絶対に鳴かないだが、この局面での４００－７００は順位点、本場込みで21800点のアガリになるのでとても大きいアガリになった。
オーラスで必死にアガリに向かわなくてもオリていれば三着というのは気分的にも随分違うものだ。