コラム・観戦記

【40期前期北海道C1C2リーグ第4節自戦記】松本亮一

残すところ、今回の第4節と次回最終となる第5節の2回となりました。

第1節こそプラスのポイントで終えましたが、悪夢の第2節、そして前節でも小さい
ながらマイナスの上積みをし、トータル△187.1ポイントで迎えた第4節。

ここで少し大きめのポイントをたたいておかないと、最終節を迎える前に降級点が
ほぼ確定してしまう、かなりプレッシャーがかかる対局でした。

それではよろしくお願いします。

******************************************************

今回の対局はC1の岩崎 真、前田 和也、C2の中村 亮による4人打ちとなります。


 

1回戦

前田、松本、中村、岩崎の並びでスタートです。

東1局、中村の2000/4000が炸裂。

続く東2局の親番で下記の通り、メンタンピン高め三色で先制リーチを打ちました。

しかし、リーチ直後に岩崎が打った中が中村のダマ聴(中のみ)1300につかまり
一度もツモらせてもらえず次局へ。

東3局、中村が前田より5800を直撃し、迎えた東3局1本場。

私の配牌はトイツが3つとペンチャンが2つであとバラバラという全く勝負にならない
ような手配であったため、チートイ、チャンタ、国士あたりを狙いつつ、ほぼオリの
局面を想定して進めていました。

しかし6巡目でチートイのイーシャンテンとなったため、少々アガりを意識し始めました。

そして8巡目に持ってきたのが

6巡目に対面の岩崎がを切っているのを含め、場に2枚出ている。

これをツモ切りすると、中村から『ロン』の声が・・・

嵌張の三色+タンヤオとドラの親満にささりました。

とても不思議なことなのですが、私の東2局のリーチの手牌にそっくりだったのが印象的でした。

オーラス、ダンラスの状態から1300/2600をツモアガり、何とかノーホーラは回避できましたが

△62.0pと、またしても大きなマイナスの上乗せとなりました。

2回戦

前田、岩崎、松本、中村の並びでスタート。

東2局、有効牌を続々引き入れ、下記でリーチを打ちました。
 ドラなし

3巡後、前田の仕掛けから流れてきたをツモアガり、願いを込めて裏ドラを開ける。

『1枚でいいから乗ってくれ!』

願いは届かず、2000/4000でした。

このアガりで一瞬トップ目に立ったものの、南2局に中村のメンタンピン一発ツモドラ1裏1の

3000/6000などで軽くひっくり返され、気付けば25,100持ちの3着となりました。

3回戦

いよいよ『お尻に火がついた』状態となった3回戦目、起家スタートとなりました。
※並びは松本、前田、岩崎、中村。

もう悠長なことは言ってられません。

とにかく先手をとることを最優先として打ちました。

東1局 リーのみ2000点を岩崎から、続く1本場、またしてもリーのみだったが、運よくツモれて

かつ裏ドラも1個乗り2100オールをゲット。何とかアガりをものにする。

東1局2本場は私の1人テンパイでさらに3000点を加点。

東1局3本場、今度は中村の1人テンパイで流局で親移動、東2局4本場は親の前田と私の2人テンパイで

またも流局というアガり無い地味な展開に。

そして問題の東2局5本場でのこと。

まず中村から先制のリーチが入ります。続いて親の前田から發の仕掛けが入り、テンパイ濃厚です。

中盤に差し掛かったころ、私の手配はチートイのイーシャンテンです。

余剰牌は無スジの中張牌2枚と白。

ここで『勝ちたい』という欲が出てしまい、少しでも粘りたい気持ちでいました。

中村は1、2巡目で南を対子落としをしています。これで字牌のシャンポン待ちは無さそうと読む。

次に前田ですが、發を仕掛けているが、その前に中が切られている。よってこちらも白待ちでは

無さそうだと読み、また、岩崎もリーチの現物を手出しで打ってきており、テンパイ気配はない。

なので生牌だとしても白は通りそうだったので打白としたところ、岩崎から『ロン』の声が。

チートイドラ2の6400は7900の放銃です。

結局、私の読みなどは全く通用しません・・・

オーラス、トップ目の前田が34,300点、2着目の私が31,000点のその差3,300点という状況です。

また3着目の岩崎が30,700点、ラス親の中村も24,000点とかなりな僅差でした。

12巡目で下記の牌姿。
  ドラ

一通となるは既に場に4枚で出ています。

またこの巡目までまともな有効牌はほとんど引いてません。

このままではテンパイすら厳しいと思い、上記からをポンし辺のテンパイを入れました。

すると、なんということでしょう、次巡ツモってきたのがです。

牌をツモったまま、しばし固まってしまいました。

500/1000でアガるべきか、それともどうせ順位が変わらないのであれば、リスク覚悟で

流局狙いでアガらずか・・・。

結局、僅差の状況に気持ちが負けてしまい、そのままツモを宣言しました。

3回戦は+13.0pで終了です。

4回戦

松本、岩崎、中村、前田の並びでスタート。

3回戦の結果を持って今節の降級点が確定したようなもので、後は反省ばかりが頭をよぎります。

南2局、親の岩崎からリーチを受けたときの牌姿。
 ドラ

岩崎の捨牌が三→四の順で切られ、四がリーチ宣言牌です。

そこに上家の前田から四が出ました。

一瞬鳴きを入れることも考えましたが、鳴いて嵌三萬で勝負したとしても、勝ち目は薄いと思い

をスルー。だと喜んで鳴いたのですが・・・

すると岩崎が一発で高め三色の五をツモり6000オールのアガり。

ここは鳴いて一発を消しつつ、少しでも戦う姿勢を出すべきだったと反省しました。

4回戦は何とか2着で+11.9pで、本日の対局が終了しました。

******************************************************

最終第5節を待たずに、ほぼ降級点が確定していまいました。

とはいえ最後まで諦めずに全力で次節も戦いますが、自分の未熟さが本当に情けないです。

まだまだ日々の努力が足りていないことを痛烈に感じます。

もっともっと頑張って、皆に追いつけるようになりたいです。

(文責 松本亮一)

コラム・観戦記 トップに戻る