第40期前期C1リーグ第4節の自戦記を担当させていただきます、40期前期入会の木村 誠と申します。

趣味は麻雀、特技はカラオケ。普段は会社員として勤務しつつ休日は競技麻雀に勤しんでいるリーマン雀士です。
拙いうえに長い文章ですが、最後まで御一読いただければ幸甚に存じます。
私が所属する今期のC1リーグは全26名、うち上位5名がB2リーグへの切符を手にし、下位8名がC2リーグへの降級を余儀なくされる。
最高位戦に入会した当初は3年もあればB2リーグ行けるかなぁなどと甘いことを考えていたのも今は昔、ところがすでに今期終了時点で最高位戦に入って丸4年。
しかも今期は第3節を終えた時点でトータル▲105.6の20位とかなりの苦戦を強いられており、本日の第4節ですこしでもポイントを伸ばし降級ボーダーを上回った状態で最終節を迎えたいというのが開始前の偽らざる心境である。
1回戦 起家から下山、木村、萱場、浅野
東1局 ドラ

親の下山が序盤に九をポン、河にはピンズ→ソーズの順に数牌を並べているのでマンズのホンイツっぽい。
だが数牌の切り順に若干違和感もありトイトイももしかしたらといった感じ。
6巡目に以下の牌姿。













ここにツモ

親の仕掛けもありマンズの場況は非常に悪く
の所在は特に情報なし。

対してソーズは西家が3巡目に
、北家の第一打が
で、
はかなり山にいることが多そう。



巡目が早いので雀頭はまだ他でも作れるし、マンズを縦に引いたときのソーズ待ち好形リーチを逃し
たくないので、ここは結構迷って
をツモ切り。

迷った他の選択肢は四を切るかどうかで、4を切ってリーチは選択肢としては3番手。
先日購入した某先輩の本には迷ったら即リーチって書いてあったし、マジョリティは4切りリーチかもしれない。
次巡にツモ

雀頭が出来てタンヤオドラ1のイーシャンテン、さらに高め三色。
ここまでいくととりあえずそうそう降りないくらいのやる気になって打
、これを親の下山がポン。

直後に初牌の
を持ってきて打
、12巡目には
をツモって絶好の聴牌!



親の仕掛けは怖いが打
。

まだ
も初牌だし、もしポンされたあとに
などの危険牌を持って


きたら降りる選択を残したいのでヤミテン。
これをそれまで大人しかった西家の萱場がポン。そして北家の浅野が切ったもう一つの三元牌に萱場がロン。
それがなんとマンズのホンイツトイトイ小三元の16,000ですって。

その後は他家のツモ、横移動を眺めつつ迎えた南2局3着目の親で6,000オールをツモリ一躍トップに。
ただ二着目の萱場とは僅差。
だが南3局に親の萱場がメンピンソクツモドラウラの6,000オール。
南3局1本場に萱場から3巡目リーチでタンヤオ三色を直撃、8,100点差で迎えたオーラスにメンホン南で8,000聴牌からリーチを受けて出アガリOK、さらに跳満放銃でも着落ちなしのため全部押した結果、リーチの下山に3,900放銃で2着。+19.1
2回戦
オーラス500点差のトップ目から2着に700-1,300をツモられ着落ち。
他家のアガリ次第では親被りで3着まで落ちるリスクもあったので最上ではないけど上々。
+12.4
3回戦
オーラスに5,200をアガって2着。+13.7
4回戦
南2局親 22,000くらいのラス目 ドラ

中盤にかかるくらいに上家でラス争いをしている太野が
を両面チー。

点棒状況的に聴牌の可能性も多分にあり。
ただ私がすでに切っているドラの
に声がかかっていないので安そうではある。

9巡目に以下の牌姿。














場に
が1枚切られているため、高めでの三色は期待しづらい状況。

通常であれば一旦ヤミテンに構えて、良い単騎待ちへ移行するか迷うところだが上家の動向を制限
するほうが優先と考え
切りリーチを敢行し、結果僥倖の
をツモって6,000オール。


続く南2局1本場親 ドラ

中盤に西家の下山のリーチを受けた時点で以下の牌姿













リーチを受けて一発目のツモが
、とりあえず安全牌の
。


次巡ツモ1でピンフドラ1の聴牌。
だがここで下山のリーチにマンガンクラスを放銃した場合に32,000点持ちで残り2局、3人でトップを
争う点棒状況になるのは好ましくないためリーチに通る
を選択。

次巡ツモ
。

結果論だがもしリーチをしていれば一発ツモで4,000オール、裏が乗れば6,000オールの可能性も
あっただけに、悲しそうな顔をしながらさらに
を河に並べる。

この時点でリーチ者に暗槓が入っていて、自分は
単騎の役なしドラドラ聴牌。

だが今日の木村は本当についていて次巡、まさかの
をツモって2,000オール。

リーチに
を切るかどうかは非常に難しい選択だけど、たまたまこの卓を観戦していた平賀Aリー

グ様は
を切って追っかけリーチするとのこと。

立合人の坂本さんもリーチするかもとおっしゃっていたので、ちょっと弱気すぎる選択だったのかも。
終局後に聞いた話では、下山のリーチは
待ちのリーチドラ1。


結果として当たり牌でやめたことにはなるけど、これはビタ止めとかそんな話じゃなく点棒状況的に押さなかっただけで。
ただ結果は最上でしたが!
この親での加点が決めてとなり1着。
+51.6
本日の結果は2221で+96.8、トータルは▲8.8の14位と開始前の目標を大幅にクリア。
最終節は150勝てば昇級の可能性があり、100弱負けた場合は降級の可能性も残るポイント状況。
次節も自分なりに最善の選択が出来るように頑張りますので、応援よろしくお願いします!!
文責:木村 誠(文中敬称略)