40期前期入会、新人の池田幸枝です。
少しプロ試験を受けた経緯をお話しますと、麻雀プロになりたいと思ったのは約2年前。
それまで働いていた仕事を辞め、何か新しいことにチャレンジしたいと思っていた時、急に何かが降ってきたように「麻雀プロになりたい」と思いました。
しかしそれまで麻雀はセットで友人と楽しむ程度、符計算どころか役も知らない状況。麻雀についてはほぼ何も知らず、麻雀業界にいたっては知識ゼロ。
私にあるのは「麻雀が好き」これだけでした。
そんな状態からスタートして1年、自己流の勉強ではマナー等もよく分からず、限界を感じまして、麻雀店に行く決心をします。
そこで初めて行ったお店が現在お世話になっている39期前期の立花プロのお店でした。
震える思いで「フリーは初めてなのですが大丈夫でしょうか?」と電話をし、ビクビクしながらお店に入ったことを懐かしく思います。
そしてお店にいたのが、立花プロ、塚田プロ、相楽プロ。
この縁がきっかけで、最高位戦を受験することになるのですが…
今同じ会場にその3人がいること、そして今回の第3節は相楽プロと同卓ということで、なんだか感慨深いものがあります。
そんな気持ちで挑んだ第3節です。
現在までの状況は第1節+130.1 第2節 △7.7
トータル+122.4
少しポイントに余裕があるので、とにかくしっかりとした押し引きと、打牌のミスを減らしたい。
この二つを意識していましたが、開局早々、とんでもない打牌をしてしまいました。
東1局1本場
起家から相楽、石田、遠山、池田
前局相楽が2900をアガりましたが、まださほど点棒は動いていない状況。
比較的早い巡目にこの形
ドラ
タンピン、ドラ、3色まで見えるチャンス手です。
私はこのイーシャンテンからを切ってしまい、一手遅くしてしまいました…
一手遅くなるのは理解していましたが、最終形がタンヤオのみの嵌になるのが嫌だと思ったのですが、きちんと考えてみれば、ドラの受け入れを残せる形で固定出来る切りが良かったと思います。
切りでも、嵌が必ずしも最終形になるとは限らず、途中ピンズの形が
で両面
で3面張
でリャンカンリャンメンの3面張の変化があります。
引きで完全イーシャンテンです。
このような形からを切り、麻雀の神を怒らせるような一手を打ってしまいました…
さらにその後すぐにをつもります。
フリテンにはなりますが、3面張のイーシャンテンに復活。
ですが、「嵌ツモっていた…」と頭がいっぱいになり、ツモ切り…
もう神は激オコです。
そしてドラを引きツモアガり逃し。
もうその後の酷すぎることを察していただいて、奇跡のテンパイはこちら。
この形からリーチをかけ、流局間際でをツモ上がり。
裏は乗らず、2100、4100の上がりになりました。
本来ならとっくに満貫をあがっていましたし、こねくり回して遠回りして打点は一緒。
運良く上がれたものの、遠回りしている間に他家に上がられる可能性も十分ありますし、本当に運が良かっただけの猛反省の局でした。
何を持ってきた時に、何を切るか。
素早く正しい判断が出来るよう、努力します。
ちなみに再度、「神」を怒らせたこの2回戦のオーラスです。
池田37800 相楽33900 石田29100 遠山19200
道中大変なミスをしましたが、なんとかオーラスを迎えトップの状況。
逃げ切りたい局面で親番。祈る思いで開けた配牌は軽く上がれそうなタンピン形。
唯一のヤオチュウ牌であるを第一打。
その直後、対面の石田1巡目「リーチ。」
神の鉄槌が下りました(笑)
ここに振り込めば3着落ちの可能性大。
1巡目のリーチなので字牌だって十分危険ですが、すべて中張牌では心中穏やかではありません。
どうしようもないので、真っ直ぐ切りますが、アガりに向かえる牌も引いてこれず…
もう流局か、1300/2600までのツモアガりでお願い!と願っていましたが、結果は石田の満貫ツモ上がり。
見事に逆転されました。
放銃せず、2着で終われたのは不幸中の幸いでしたが、ミスを重ねた結果がこのような結果に繋がっているのではないかなと思います。
この件が第3節の流れを作ったかのように1位をとれず
1回戦 0(抜け番)
2回戦+13、8
3回戦+28、1
4回戦△11、6
5回戦+15、6 トータル+46、2
プラスで終えられたことは素直に嬉しいです。
ですが、とにかくミスが多く、自分で気付けるミスだけではなく、気付けていないミスがたくさんあると思うので、それが怖いです。
というわけで第3節も終了しましたが、本当に麻雀は楽しいですね(ポジティブ)
基本、他家のリーチに押し気味に行ってしまうタイプなので、今あるポイントを大切に残り2節を頑張りたいと思います。
と言いつつ、押して行くような気がしますが。
まだまだ勉強不足ですが、1人でも多くの人に麻雀を知ってもらい、好きになってもらいたいと心から思っております。
その為には、自分が上手くなり強くなり、人に伝えられるスキルを身に付けなければならない…
まだまだ遠い道のりかもしれませんが、日々精進しますので、今後もどうぞよろしくお願い致します。
(文責 池田幸枝)