發王戦本戦に出てきました!
「東京ついたらごはん何食べたらいいかな?やっぱカツ丼ですかね?勝つだけに」
「いや、カツサンドがいいと思うよ」
「何故?」
「今日は3回戦まであるんでしょ?だったら勝つ三度なカツサンドで!」
なんて会話をして大阪を朝一で出て新幹線で東京へ!でも会場の一階にカツ丼屋があったのでご飯はカツ丼にしました!
関西からの勝ち上がり組や東京での古い知り合いに挨拶しつつ1回戦の卓へ。
よーし!やってやるぜ!
1回戦
起家から今村、秋山(協会)、宇佐美(一般)、花本(元女流最高位!)の順でスタート!
起家スタートという事でなんとか先手をとって主導権を握りたいところ。
中盤に ドラというそこそこのイーシャンテンになるも、秋山からアンカンつきリーチ。
一発目に掴んだもターツ部分も軒並み無筋なので、とりあえず安全なを切ってテンパった時だけ勝負という手組みにするが結局てんぱらず流局。
モヤモヤスタートだったが秋山の手はつもれば満貫からの3メンチャンリーチだった為、あがられなくてほっと一息。
一本場は宇佐美がチートイツをツモり少し抜ける。
その後はノーテンバップをもらいつつじわじわ回復。
ノーテンバップのうち一つは南場の親番で で15巡目にツモ→打したら次巡ツモという超熱い一人テンパイだったけどね!
誰か–でてんぱってそうな人さえいれば!
次局は6巡目に
のテンパイ。ドラ。
形的には手代わり待ちたい所だが、テンパイ打牌がでさらにが全枯れ。
渋々リーチすると、僕がリーチ後に掴んだ白をポンした宇佐美がそのまま押し切り満貫ツモ。
オーラスを迎え点棒状況は
秋山43600、今村28300、宇佐美28000、花本20100
満貫直撃かハネマンツモでトップになるが、それよりもこの並びのまま終わらせる事が最優先。
という訳でホンイツも狙えそうな配牌だったが、さっさと役牌ポン、ピンズチー、ソウズチーと3副露。
ここに秋山もアシストだろうかと切ってくれるが答えられず。
–ですよ!隣ですよ!
そうこうしているうちに花本から親リーチ!
–は通っていないためもうアシストは期待できない!
ここは俺とお前!You&Iめくりあいだ!
と全ツッパするも花本が––のをツモ。
しかもメンタンピンツモオモウラで6000オール…
一本場、ハネツモでトップ、上位からのマンチョクで2着にはなるがリーチ棒出した瞬間ラス落ちするためリーチはし辛い。
中盤ドラなしチートイツのイーシャンテンに。先制かつかなりいい待ちになったらリーチしようとは思っていたがこの辺のリーチ判断は本当に難しいですね。
結局、そのままチートイツでてんぱる事なく1メンツできたので一つポンして發バックのテンパイを入れるも秋山がリーチツモし2000-4000。
1回戦結果
秋山45900、花本34000、今村20200、宇佐美19900
僕の条件は花本に2順位差もしくは1順位+13800点差つけるか、秋山とトップラス+5700点差つける事。
花本を沈めつつ2着以上を狙うのが基本方針か。
2回戦
並びは花本、宇佐美、秋山、今村
残り時間的に親は一回しかできないと思ったほうがいいか?
まずは花本の親番は全力で流す!
と仕掛けを入れるも、花本もしぶとくテンパイを入れなかなか流れない。
正直、始まるまでは「女流」という事で甘く見ていた感はあるが、供託やノーテンバップに対しての意識、押し引きがかなりしっかりしてるなと感じました。
礼儀正しいし、また1人好きな女流プロが増えました!
東3局に秋山が5800を花本からあがり、理想の並びになった一本場が痛恨の1局に。
ドラ
の好手。花本が役牌をポンしてテンパイかイーシャンテンか?という所。
ここに掴む。花本の捨て牌的には染まってはいなさそう。そして点棒状況的に1000点仕掛けの可能性も少し薄いか。
つまり白がロンないしポンされるケースは普段より多い、白で打ったら致命傷になる、致命傷は嫌いだ!
直前に3枚目のが場に切られた事もあり、「はったら勝負しよう」と中途半端にを切ると白のリャンメン3900に放銃。
シャンポンの受け入れが無くなる普通の完全イーシャンテンくらいならともかく受け入れ40%減の打(しかも危険牌)を切るのは今から考えるとなかったかなぁ。
気持ちを切り替え勝負所の東4局の親番
ドラ
序盤からいい形になったがあと一枚がひけない…じりじりとツモ切りを続けていると、宇佐美からピンズを一枚も切っていないリーチ!
これは思い出メンホンリーチかな?と思いながら一発目にすっとツモ切り。内心がくぶる。
次巡ツモは現物の打。
ピンズ待ちじゃなくはしたいがこれくらいの受け入れの差なら危険牌は切らないというバランス。
次巡ツモ…くっテンパイのがした!まぁいいや遠い筋の!
とうじうじやってたら花本が切ったに宇佐美がロン。
リーチオモウラのペン
再び理想の並びになった事も嬉しかったが、この状況で宇佐美が多分普段通りなのであろう「ドラ1先制リーチ」という手順を踏んでくれた事が嬉しかったです。
南1局はまた粘る花本が500オール。
そして一本場の時点で110分コールが流れ、この局ともう1局という事に。
現状花本がラス目で僕は僅差の3着目、あとの2局花本があがらずに僕が一度あがればOKくらいの状況。
13巡目にチートイツをテンパイし単騎で即リーチをうつ。
ダマでロンの場合、出所によっては条件を満たしたまま最終局に入る。
しかしここはあがり確率を落としてでも「誰かに(特に花本に)あがらせない」事を優先!
もちろんあがれればかなり優位になるしね!
結果1人テンパイで流局し、超僅差ながら
宇佐美-今村-秋山-花本の並びで最終局に。
現状通過は秋山と今村。
花本は3着に浮上すればいいのでとにかくあがればOK。
僕は自分があがればOKなのはもちろん花本以外のあがりの場合でも今の着順をキープすればいいので少し有利か。
秋山は素点の関係で通過ほぼ確定(僕に倍満、他2人に三倍満以上放銃だけ多分駄目かな)
そんな最終局の配牌は微妙。
なんとか重なったをポンして
になった所でを鳴いていた花本が300-500をつもりあっさり決着。
こうして僕の第22期發王戦は幕を閉じたのでした。
終わった瞬間は「もっと打ちたかったなぁ」くらいの思いでしたが、その後の特に関西組の観戦、翌日のツイッターでの速報などを聞くにつれ悔しさが半端じゃなく膨らみました。
来年はもっと強くなって一つでも上のステージで戦えるように頑張りたいと思います!
現在、發王戦トーナメントは5回戦まで終了しベスト16が出揃いました。
そうそうたる面子が揃っていますので準決勝以降も熱戦は続くでしょう!
2/11の決勝はニコ生で放送されると思いますので皆さんよろしくお願いします!
また2/16には第2期関西プロ試験が行われます。
今期はリーグ戦に加えて、發王戦予選、クラシック予選、さらには関西独自のタイトル戦なども予定していますので、興味ある方はプロテストを受けて共に関西麻雀界を盛り上げていきましょう!
それでは!39期も関西支部並びに今村順平をよろしくお願いします!