發王戦プロ予選自戦記。
あけましておめでとうございます!今村順平です!
今回はリーグ戦自戦記の最後に予告していた通り、發王戦の自戦記を書きたいと思います!
まずは年末に神戸にて関西プロ予選が行われました。
本当は関西予選の自戦記も終わった後に書こうと思ってたのですが、この予選は通過率2/20さらに決勝卓なしという一発勝負。
4回戦で最低+100、そのためには着順合計6以内に抑えないといけないなという感じだったのに、初戦ラスをひいてしまいこれはもうどこかでマイナス1着をとらないといけないみたいな状況になり、その後は424でブービーという見るも無残な負け方をしてしまいました。
「俺は負けた時はしゃべらねぇ」って訳でもないですが、やはり2回戦以降は通常の押し引きでない事も多く(周りも含め)あまり書く事もなかったので、東京での予選頑張ってそこで書こう!という感じになりました!
という訳で1月13日のプロ予選自戦記です!
システムは参加者104人中上位22名が本戦通過。
上位20%強なので大体+60Pくらいがボーダーになるだろうか?2トップ分の浮きが必要になるので着順合計7以内を目標に設定。
ちょっとつけばなんとかなるだろう!
一回戦
北家スタート。時間打ち切りがあるので少し嫌な所だが、1回戦なのでまぁよし。
東1局は2軒リーチにベタオリだったが、一本場に仕掛けて1300は1600をあがりリーチ棒も回収し好スタート。
しかし東2局に親が北家から7700をあがり、まくられる。
親の役牌仕掛けにこちらも仕掛けて2000点のシャンテンでプッシュしていた所だったので掴まずに助かったという感じだが、今日はいつもよりは仕掛けに対する対応をしっかり行った方がいいなと修正するきっかけになった局でした。
一本場、懲りずにカンをチーしてこの形
ドラ
ここにもちろん親リーチが入り、宣言牌をチーした南家も無筋を切ってつっぱり。
安全牌や準安全牌をツモ切りしてたらツモ「無筋ひいたらおりるから!」と思って切った生牌の南で南家に3900放銃。
修正できてる!?
東4局の親番は早い巡目に ドラという超ド級が入るもそこから何もひかず何も鳴けずで終了。
なんか嫌なムードだったが南1局でメンピン一発ドラ1をあがり、オーラスをトップと6200点差、3着と9200点差、ラス目とは17200点差の2着目で迎える。
あがりやめがないので少し苦しいが、3着目以外には満貫放銃OKなのである程度のびのびいけるのが強みか。
ラス目にハネマン放銃は最悪なのでそれだけは避けようという感じ。
そんな南家が早々とダブとをポン、ドラのは3巡目にトップ目が一枚切っている。
こちらもとなかなかの好手だったが渋々をポンしてシャンポンの1500テンパイを入れる。
南家は3巡目にを切っているがその後ピンズとソーズバラ切り。
僕の手牌にマンズが0枚な事も考えるとハネマンになるとしたらホンイツ・トイトイ・ドラドラの2つ満たした場合か。
マンズの生牌かドラひいたらおりようと思いながら色々ツモ切っていたらトップ目がを切ってラス目に満貫放銃。ダブホンイツ。
トップ目はテンパイだったかもだが、僕のテンパイが1500濃厚、さらには僕にも危険牌という事もありおりた方がよさそうかなぁと思いました。
まぁ、なにはともあれラッキートップゲット!
2回戦
起家スタート
1300-2600親っかぶりから始まり、15巡目国士テンパイでドキドキできたくらいで防戦一方で迎えた東3局。
40000,40000,25000,15000みたいな点棒状況の3着目、供託1本。
この日の4回戦での最大のミスがおそらくこの1局。
ドラ
のチートイドラドラを10巡目にテンパイ。が場に2枚切れ、とも万遍なく切れていて割りと良さそうな単騎。
こぼれるで6400でいいかなとダマにしたんだけど、ここにリーチがはいってダマ押し→終盤にツモって2000-4000。
いい待ちっぽいとはいえ所詮単騎、リーチ棒失点を考えてダマというのもまぁ普段ならいいんでしょうが、この短期勝負でさらに点棒状況が上2人が少し離れた3着目である事を考えると腹をくくってリーチをした方がいいかなと思いました。リーチ者以外からこぼれる事も期待薄になった訳ですしね。
さらに駄目なのは上記の様な事を打ってる際にちゃんと考えていたのにツモ切りリーチできなかったのが少し情けないですね。
「意味のないツモ切りリーチかっこわるい」みたいな考えがまず頭にあるんだろうなぁ。
このあがりで微差のトップ目になり、その後は「そこがあがる分にはOK」という所のリーチばかりがはいり、上手い事そこがあがってくれるという事が続き南3局時点でトップ目。
残りの2局は幸運にも早い手が入りささっとあがれて2連勝!
3回戦
南家スタート
東場の親番は下家のチーチーの仕掛けに単騎のチートイツでぶつける!
があがりやすいかどうかよりもとにかくおろす事、長引かせる事を重視したリーチだったが押し切られチャンタ三色ドラ1の満貫をつもられる。
その後もいまいちぱっとせず20000点持ちくらいでラス争いをしていたが南2の親番で
ドラからをポンして一気寄せ。
ラス目からリーチが入るもポン→ツモ→ツモで4000オール。
一本場は流れ南3局はラス目がハネマンをつもり平たくなって迎えたオーラス。
点棒状況は親16400、南家36000、西家(僕)30200、北家37400
8巡目、親が切ったをポンして
このテンパイ。ドラはなし。
北家も僕のテンパイ打牌の7pをチーしてテンパイ気配。
つもればトップまで、ラス目から以外の出上がりで2着。ピンズは場に安く絶好!
11巡目、親が打。
この時、順平さん微動だにせずっ・・・!
トップならほぼ通過確定、2着でも最終戦かなり楽になって、現状ラス落ちの可能性もかなり低い為、親からのだけは見逃そうと思っていたのです(多分は迷ってロンするw)
しかし結果は南家が一通ドラドラの満貫ツモ、しかも雀頭。
まぁ微損で済んでよかったわい。
あ、後これ今書いてて思ったんですけど、この手牌ってもも出たらダイミンカンした方がよさそうですね!
打ってる時は全然考えてなかった!日々是勉強ですな。
4回戦
起家スタート
現状ボーダーは+60程度、ここまで113だが素点をいまいち稼げていないので最終戦はほぼ連帯条件か
メンピンドラ1、リーチダブとあがれば通過内定みたいな手を連続でからぶるも
ドラ
から3枚目のをチーし、が一枚切れという事もあり打
フリテンを恐れてピンズターツ払う人も多いかもしれないが、これくらいなら枚数&打点優先した方がいいと思います。
11巡目ツモ
ここでも上家からのチーのためにをツモ切る人が多いかもしれない。
しかし本場と供託多目でドラも見えていない親のリャンメンチー。カンチャンを払った直後とはいえてんぱっていてもおかしくない。
北家に手がはいっていなければ合わせうちですらは出づらいと思い素直にテンパイどり。
このまま全部ツモ切って流局とかも結構あるからなぁ。
次巡ドラのをツモり打、からのをポンして単騎。
これを即でツモって供託回収、38000点持ちくらいになる。
4本場は北家が500-1000をあがり、迎えた東2局。
親リーチに対して ドラ
で追いかける。
トータルを考えたらダマにした方がいいかもしれないが、–は絶好。
あがれればさすがに通過ほぼ確定でそこそこの手に振っちゃったとしても原点戻るだけ、親は打点待ち関係なくリーチくるだろうから安くて愚形の可能性も結構あるし、というB型思考。
すると親が直後に「カン」と発声しを4枚さらします。
ごめんやっぱリーチやめます!供託金なんぼでも払うから二度ツモさせて!と思った瞬間ツモ!
そういえばカンドラものっていたので2000-4000
さすがにこれで安泰となり時間打ち切り最終局は親役満あがったらトップ通過あるかもなーとか考えて
ここから場に2枚のを切ったりしてました。
ちなみに1位通過の人は+190とかだったので無駄な役満あがらなくてよかったなという感じでした!
こんな感じで4回戦終了。
1131で+117ポイント、7位で本戦出場となりました!
最高位戦復帰後の去年も一昨年もプロ予選は敗退したのでトーナメント戦は6年ぶりになるのかな。
新人王シードの友添さん、関西プロ予選を勝ち抜いた牧野さん・栃谷さんと共に1月18日の本戦では関西旋風を巻き起こしたいと思います!
よろしくお願いします!