コラム・観戦記

【38期後期関西リーグ第2節自戦記】今村順平

やってきました、第2節
今回は5人打ちですのでここまでのトータルの成績のいい人から順に抜け番となります。
小山、西本、今村、柚木、米田の順
マイナス50~マイナス120程度の5人なので、誰が+域に復帰するか?誰が奈落に落ちるか?そんな卓になっております。

一回戦

起家から順に、柚木、米田、今村、西本
今回、我ながらほぼミスなしでしっかり打てたなと思ってるのですが、数少ないミスがいきなり東1局に

 ドラなし

から切りリーチ。まぁ普通なんですが、前巡に手牌からをポロっと倒しちゃってるんですね。
またぎやカンチャントイツからのソーズシャンポンを想像させてしまって出上がり率が下がってしまうのもそうですが、何より余計な情報を同卓者に与えてしまった事を反省…
ちなみに、もしこれが点棒状況的にシャンポンに受けたい局面なら見せてしまった事はまったく気にせずにシャンポンに受けます。もちろんが出たらあがります。
そして逆にこういったリーチを受けた際は「何も見なかった」つもりで押し引きを行います。
強制するつもりはありませんが、それが競技麻雀のあるべき姿だと思います(そもそもこぼすなという話ですがw)

 

東2局は西本があがり、迎えた東3局親番

 ドラ

で6巡目リーチ。
一人旅を続けていた所に13巡目ツモ
しめしめしつつも巡目も遅いし色々通しちゃてるし厳しいかなと思ってたら柚木から出て7700

一本場は軽く流され、東4局は米田がメンタンピンツモオモウラであっさりまくられ
ずるい、僕もそんな手がいい…

勝負の分かれ目は南1局、1本場供託2本

ひどい配牌だったが10巡目にチートイドラドラ1枚切れの単騎テンパイ
とりあえずあがればトップ目にたてて、2着以上もほぼ安泰になるので謙虚にダマ。
そこにトップ目の米田からリーチ、残り2枚のドラの所在は不明
ひたすらダマで押す(リーチしない一番の理由はリーチ棒がもったいないから)
最終ツモで残り少ない無筋のをつもり待ち変え、ダマにしといてよかったわいと思ってたら米田がハイテイで發切り…
待ちはカンのリーチのみ
実は3回戦でも2件リーチにゼッテンチートイをダマでロンしたのがあったんだけど、もうこうゆうのリーチでいいかな?
おりないからリーチ!とかやってた無邪気な20代前半に戻ろうかな!

もうこうなると流れ論的には米田トップですね。
南2の親でまたまたメンピン即ツモドラという簡単な4000オールをつもられ、親番もあっさり蹴られて2着でフィニッシュ。
まぁ地道にいこう…

2回戦

並びは米田、今村、柚木、小山
東1局、小山がリーチツモ裏の1000-2000
先制とはいえペンチャンリーチのみ、スタイルが違うのか、それとも気負ってるだけか?
とりあえず一回戦及び、この東1局から今日一日は少し攻め気味にいこうと決める(先手を取りたがるというのは先手をとられたくないという事の裏返しなので)

そんな東2局親番
ダブトンと南が鳴けて

    

この形、そしてドラのは3枚切れ
つまり完全王様タイム!何がきても無視だぜ!と思っていたら南家の柚木がのトイツ落としからリーチ
目をつぶって色々ツモ切っていたらをつもってリャンメンになり、残りツモ2回の所でさらにを持って来て5面待ちに
この頃にはもう待ちはほぼのどれかでしょうといった状態
枚数的に危険度が高いを打たずに親権維持を重視しをうつ人もいるかもしれない。
しかし僕はわりとノータイムで打
やはりアガリ抽選が4回あるというのと、テンパイやあがりで手を開けた時に同卓者にの形を見せる事によって「順平さんの仕掛けにしょうもないリーチかぶせるのはやめよう」と思わせる事ができたらしめたものだなという思惑もありました。
対応はするものではなくさせるものなのです!
結果、流局しリーチの待ちは

東3局は鳴いたタンヤオドラドラのシャンテンから柚木のリーチに「これくらいは・・・」と思って切ったでチートイドラドラに12000放縦
が割りとはやかった+場に3枚だった為切ったんだけど、小山が少し攻めていたこと、てんぱった時でていく予定の牌が無筋という事を考えると自重してもよかったかもしれない。

このまま第1節に続きずるずるいっちゃうかと思われたがメンピンドラドラとリーチ裏をあがり3着目でオーラスを迎える
トップとは19900差、2着と5000差、ラスとは3000差
せんにせんせんにせんせんにせん・・・と呟きながら手は順調に進みこのシャンテン

 ドラ

ツモ以外はリーチだなーと思っていたらトップ目からリーチ!
そしてツモでてんぱる!
ドラつもったらトップじゃないすか!これ!リーチ!さぁ胸が高鳴るめくりあいをしようじゃないか!
しかし柚木が小山に3900を放縦、またリーチのみカンチャンか…

今度こそ完全2着争いになった1本場、僕は2000点あがれば2着
をポンしてドラ1で仕掛けるもイーシャンテンのままラス目の米田からリーチ…
小山も当然ある程度はおすだろうから、これ僕のあがり以外はほぼ僕がラスだ…
という訳で本日二度目に無筋ラッシュ突入
3筋ほど押してテンぱり、更に2筋程押したのち、40P以上の価値がある大きな大きな500-1000ツモ!

3回戦

今村、米田、西本、小山の並び
1,2回戦共に上家が米田だったのだが意識してかせずかわからないが結構絞られていたように思えた。
3回戦はまっすぐ手を進める系と思われる小山が上家、その点では少し楽かな?といった感じ。

東1局、小山がしかける
 とポンし打、ドラはだったかな、僕が2枚持ってた
捨て牌も派手じゃないため、苦しそうな仕掛けだなぁ、あってタンヤオドラドラかなぁと思ってたら米田が切ったにロンの声

   ドラ

ホンイツだった事にもびっくりしたが、6-9pそんなに薄いわけでもないのに、ほぼあがれそうな5200を結構あがれそうな8000にするポンか。

東2も小山のリーチに米田が一発で飛び込み8000
東3は一回戦の時に書いたチートイのみリーチ棒2本をあがり36000程の2着目で南入

南1局の親番でついにきましたおばけ配牌

 ドラ

1巡目のをチーして4巡目にがアンコになりテンパイ
ここに皆様、無筋の嵐!
10巡目くらいに理想的にも小山からが飛び出てトップ逆転
もちろんブラフとかもあるだろうし一概にはいえませんが、こういった仕掛けの危険度とかはこれから勉強会とかやっていきながら伝えていきたい所だなぁと思いました!

このハンチャンはこのままトップ!

4回戦

また起親
アンカンしたタンヤオリャンメンリーチを一人旅で終盤つもり裏1で4000オール
これこれ、こうゆうアガリがずっとしたかったの!

その後も細かく加点しオーラス迎えて48000程のトップ目
親以外には何うっても大丈夫なんで更なる加点を目指そう!と思ったらラス親の柚木がリーチを2回つもりあっというまにまくられる。さすがにここのリーチにはいけない。

二本場、またも仕掛ける柚木を必死になって仕掛け返しタンヤオをあがり再逆転し無事トップで終了!
今日は手の入り方はそこそこだったが二回戦のオーラスといい勝負所で引き勝てたのがよかった!

という感じで第2節トータルは2211で+107,9
第1節の借金を完済しトータル10位に浮上しました!
ちなみに奈落に落ちたのは自戦記で一回しか名前出てこなかった程存在感がなかった西本さん
あと3節あるし頑張って!

次回第3節は10月13日(日)、難波のマーチャオηにて!
観戦自由となっていますのでぜひよろしくお願いします

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