コラム・観戦記

【第37期最高位戦新人王観戦記】相島翔

女流最高位を花本まなが、

最高位を近藤誠一がそれぞれ初戴冠を果たした第37期最高位戦。

 

例年であれば、年明けに行われるペアマッチ、發王戦までのささやかなオフシーズンとなるところだが、今年は違う。

年の瀬も迫る12月に新たなタイトル戦が開催される運びとなったのだ。

 

 

--第37期最高位戦新人王

 

参加資格は下記の通り。

———————————————————————————-

①以下2つの内、どちらかの条件を満たすこと

 入会5年以内、かつ35歳未満の選手

 -30歳未満の選手(入会期は不問)

②上記条件を満たしても所定のタイトル戦優勝者、又はAリーグ経験者等は出場できない。

———————————————————————————-

 

そして50名が参加した予選を見事勝ち上がり、12月9日(日)の決勝へ駒を進めたのは以下の4名。

 

第37期最高位戦新人王決勝

 

 

(以下写真左から順)

栗田 恭宏

37期前期入会、来期C2リーグ所属

先日、日本プロ麻雀協会主催のカップ戦「チャンピオンロード」で公式戦初勝利。

ワンデイとは言え4名の中で唯一プロ団体主催大会の優勝経験がある点は、一日の長があろう。

本場所のリーグ戦も後期で見事初昇級、今回の新人王も難なく予選を通過してきた。

この勢いのままタイトル戦初決勝で初優勝を掴み取ることができるか。

「タイトル戦初めての決勝のチャンス、今年の集大成として挑む!」

 

佐々木 啓輔

37期後期入会、来期C3リーグ所属

アマチュアの頃より横浜雀友会など競技大会に足繁く通い、今年の後期最高位戦入り。

初のリーグ戦では何と0.1ポイントの差で降級点となる憂目にあったが、その屈辱をバネにして予選をトップで通過してきた。

本人が“目標の人”とする先輩、須藤泰久選手も観戦に訪れる中、最高位戦初となる平成生まれのタイトルホルダーを目指す。

「決勝では堂々と自分の麻雀を打ち、悔いの残らない麻雀にしたいです。」

 

坂本 宗瞳

37期後期入会、来期C2リーグ所属

普段は最高位戦所属の小池美穂選手が経営する麻雀荘「かめきたざわ」に勤務。同じ職場に勤務する先輩プロ達に憧れ、今夏最高位戦の門を叩いた。

初のリーグ戦は見事昇級。前週の新人王予選でも最後の切符を掴み取り、挑むは決勝の大舞台。

先制とオリを重視する持ち前のスタイル(本人談)で頂を狙う。

ちなみに佐々木同様に坂本も優勝すれば、最高位戦初の平成生まれのタイトル獲得者となる。

「自分の将来がかかってる大勝負、そう思って決勝戦に臨みます。」

 

西川 貴司 

36期前期入会、来期C3リーグ所属

平成生まれの佐々木、坂本に対し今期新人王に出場した選手中最年長となる西川。

最高位戦の入会期も4名の中では一番早く、対局前の様子を見ても非常にリラックスしている様に映った。

今期リーグ戦では連続降級という辛酸を舐めたが、他団体の大会等にも積極的に参加し、現在開催中の「第2期名将戦」でも好成績を残している。

西川にとって出場規定上ラストチャンスとなる新人王の舞台。持ち前の攻撃的なスタイルが功を奏すか。

「今年のリーグ戦では不本意な結果が続きましたが、課題を修正し少しづつ状態は上向きつつあります。勝って雪辱を晴らします。」 

 

 

いずれも入会2年未満のCリーグ所属。

タイトル戦決勝は初めての経験となる。

 

 

 

☆1回戦☆

起家から西川-栗田-坂本-佐々木

 

東1局 ドラ

南家栗田がをポン。西家坂本がをペンチャンでチー。

 

それを受けた親番の西川は7巡目にリーチ。

 

 

がポンカス。不気味な仕掛けが二軒とはいえ、積極的にリーチを打つ。

本人には知るよしもないが、13巡目にツモったは、8枚目の

裏ドラも載り2000オール、幸先の良いスタートを切った。

 

 

流局を挟んだ東1局2本場 ドラ

親番西川、ポンポンと仕掛けチャンタ模様のなか、南家栗田が8巡目にリーチ。

 

 

ドラのは親に打ちにくい牌でのペンチャンターツを払いにくいとは言え、

が2枚切れでは勝算は薄いと思われたが、既にテンパイを入れていた西川が掴み26003200

 

とにもかくにも嬉しい初アガリとなった。

 

 

東2局は佐々木の番

5巡目にリーチ、そして一発ツモで1000-2000

 一発ツモ ドラ 裏ドラ 

 

 

東3局 ドラ

親番を迎えたここまで唯一アガリのない坂本の手が5巡目に止まる。

 ツモ

 

このような牌姿は、点棒状況が大きな判定材料となる。

極端な例を挙げると、親番のないラス目なら字牌の対子落としをするべきだし、

オーラスアガリトップならピンズを払うべきだ。

 

東3局25500点持ちの親番であれば、字牌の対子落としで高打点を目指すのが手筋。

しかし、初の決勝戦これまでアガリはおろかまだ一度もテンパイしていない坂本にとっては、とりあえず一度アガリたいという気持ちも強いはずだ。

 

坂本の選択に注目していると、少考の後打

次巡引いたでもう一度打で捨牌がこう。

 

 (のみツモ切り)

 

この捨牌にいち早く対応を見せたのが、南家佐々木の6巡目

 

 

この牌姿から、親の現物のを残す打。次巡を引いて万全のイーシャンテン。

8巡目に坂本から放たれるを躊躇なく入れるチーテンは、明らかに坂本を警戒してのもの。

 

更に局面は動く。

北家栗田が9巡目にリーチ。

 

坂本は勝負。

ドラのを引いて打、更に万全の形となる。

   

わし手の佐々木はリスクは犯さない。

リーチを受けて引いたの対子落としを始め、坂本の切ったをチーして粘る。

    

 

目の離せない熱い勝負、決着はすぐ着いた。

次巡坂本がツモ切りした牌にロン声をかけたのは、栗田。

  ロン ドラ  裏ドラ

 

裏ドラも乗り8000のアガリとなり頭一つ抜け出す。

 

 

東4局 ドラ

坂本の苦難は続く。

 

10巡目には以下のイーシャンテン。

 

 

  を引いて5200点以上確定のリーチを打てれば最高だが、

坂本の立場であれば『何でもいいから早くリーチがしたい。』といったところか。

 

しかし関連牌を引くことはなく13巡目に切ったに西川からロンの声。

  ロン ドラ

 

西川にとっても坂本にとっても大きな満貫のアガリ。 

 

これで栗田・西川の一騎打ちかと思われたが、佐々木が割って入る。

 

 

南2局 ドラ

まず南場栗田の親番では14巡目に500-1000。

   ツモ

 

南3局1本場 ドラ

続く坂本の親番は6巡目に2000-40002100-4100。

 

 

 

南4局を迎え、

親番佐々木38300

南家西川  35000

西家栗田  35600

と三つ巴の闘いとなった。

全5回戦という短い戦いの中では先行した者は大きなアドバンテージを得る。

この程度の差であれば三者とも是が非でもトップが欲しいところだ。

 

そんな中、7巡目にリーチは親番佐々木。

 ドラ 

 

リーチを受けた三者の手牌はまとまらず、流局かと思われた17巡目にツモ。

裏ドラのらずも大きな2000オール。

 

南四局一本場は、一転して熾烈な2着争い。

西川のポンに対して、栗田はリーチで応戦するも、

西川が勝負してアガリきり2着となった。

  ロン  ドラ

 

 

1回戦結果

佐々木 +44.3

西川    +15.3

栗田    – 8.7

坂本    -50.9

 

 

☆2回戦☆

起家から佐々木-栗田-坂本-西川

 

東1局1本場に事件は起きる。

親番佐々木が8巡目にをアンカンすると、

同巡南家栗田からリーチ。

 ドラ カンドラ 

 

佐々木もリーチ後をチーして臨戦態勢。

    

 

この2人に挟まれたのが、西川。

終盤手詰まりとなり、筋ので親の佐々木の12000に放銃してしまう。

 

 

東1局2本場 ドラ

西家坂本が6巡目に満貫テンパイを入れ、

佐々木・栗田の捨牌にが飛んでいることを見て、ヤミテンに構える。

 

 

北家西川は、9巡目にリーチ。

 

 

一発目に坂本が引いた牌は、あまりに嬉しくないドラ

 ツモ

  

少考はしたものの、いくら考えたってこれしか切る牌はないんだと言わんばかり、

を切ってリーチを宣言する。

 

二軒リーチに挟まれた佐々木と栗田は撤退し、テンのツモ合戦。

 

見事13巡目にを引き当てたのは、坂本。

ここまでトータルトップの佐々木が親被りとなる大きな跳満のツモアガリ

 ツモ ドラ 裏ドラ

 

東4局、親番西川も連荘して粘るが、3本場に西家栗田の9巡目リーチ。一発ツモでまたしても三つ巴の闘いとなる。

 ツモ ドラ 裏ドラ   

 

 

 

 

南4局 ドラ 

東家西川 13400

南家佐々木34700

西家栗田  30700

北家坂本  40200

 

佐々木を除く3名は、佐々木の連勝は避けたいところ。

1回戦ラスの坂本にとっては、トップが欲しいところ。

 

最初のテンパイは、西家栗田。9巡目にテンパイし即リーチ。

 

 

着順アップのためにはツモ+裏ドラとなるが、3着でも仕方なしといったところか。

10巡目に追いついたのは、南家佐々木。

  

 

リーチ棒が1本出たため、リーチして裏1あれば単独トップ。

リーチするかなと思って見ていたがダマテンに受ける。

 

確かに、二軒リーチになっても必ず向かってくる親もいる局面。

自分のアガリ確率がそこまで高くない現状、2着を取る確率を少しでも高くする選択の方が優秀か。

 

そして、13巡目にリーチは親番西川。

 

 

西川のリーチを受けて、ダマテンを選択した佐々木は躊躇なくオリ始めるが、

佐々木の切った中筋のに対してロンの発声。

 

もちろん西川でも栗田でもない。アガったのはなんと坂本。

 ロン

 

坂本のテンパイは、12巡目。 

 ツモ 打

 

現物となったを放ち息をひそめ、西川のリーチ一発目に引いたでノーチャンスのとスライド。

リーチを受けた局面での丁寧な対応でトップをものにする。

 

 

2回戦結果(カッコ内はトータルポイント)

坂本  +43.2(- 7.7)

佐々木+13.7(+58.0)

栗田  – 9.3(-18.0)

西川  -47.6(-32.3)

 

 

 

☆3回戦☆

起家から西川-佐々木-坂本-栗田

 

残り3回戦あるとはいえ、この半荘佐々木にトップを取られるようなことがあれば、

残る3名はとても苦しくなる。

 

東1局 ドラ

北家栗田の配牌

 

そしてツモがとくると手牌はこちら

 

6巡目にして倍満両面テンパイ!!! 

ツモる手に力が入りそうなものの、普段と変わらない動作で淡々とツモ捨てを繰り返す。

 

ツモでもいい、ロンでもいい。でも、出来ることなら,,,

 

当然のことながら、意志・思考は自分のツモにも他家の捨牌にも、何ら干渉を与えない。

それでも敢えて気持ちが通じたという表現を使わせてもらうと…

 

10巡目にタンヤオドラドラのイーシャンテンからをツモ切ったのはトータルトップの佐々木。

 

値千金という形容詞がまさにぴったりの大きなアガリとなった。

 ロン

 

 

東2局 ドラ

挽回を図る親番佐々木と北家西川の二軒リーチとなったこの局。

 

坂本・栗田共に共通安牌が切れ、両者とも、ワンチャンスかつ佐々木の現物を抜く。

結果的に栗田の打ったで西川がロン。

 ロン ドラ 裏ドラ

 

佐々木に浮上のきっかけを与えない。

こうなると佐々木も苦しい。

 

 

東4局1本場 ドラ

北家坂本が4巡目リーチ、手牌がなんとこれ。

 

8巡目にあっさりと高目のをツモ、裏ドラも乗り4000-8000!!!

 

栗田に親被りさせ、一躍トップ目に立つ。

 

 

南2局3本場 供託4.0 ドラ

少しでも挽回を図りたい親番佐々木が、連荘して粘るも大きな加点はなし。

 

トップ坂本がこのアガリで佐々木の親番を流す。

 ツモ 

 

ツモのみの300-500ではあるが、3本場に供託4本で大きな6000点のアガリ。

 

 

坂本1回戦ラスの後、2連勝で早くもトータルトップ目に躍り出た。

 

 

3回戦結果(カッコ内はトータルポイント)

坂本  +50.3(+42.6)

栗田  +13.1(- 4.9)

西川  -14.1(-46.4)

佐々木-49.3(+ 8.7)

 

 

 

☆4回戦☆

起家から佐々木-栗田-坂本-西川

 

東2局 ドラ

親番栗田の配牌

 

まごうことなきテンパイ。

ここから確定7700ツモれば6000オールとなる切りダブルリーチ!!

 

しかし北家佐々木が安牌を選びながら丁寧に手牌をまとめ、11巡目にリーチし、栗田から出アガリ。

 ロン ドラ 裏ドラ 

 

勝負を決める大きなアガリをしたかったと語る栗田ではあったが、

佐々木のリーチ後のと裏ドラ表示牌のを見て何を思ったか。

 

 

東3局 ドラ

局とは対象的に栗田の選択がズバリ。

 

栗田3巡目

 

 

純チャンと三色を見て、打

と引いてリーチ。 

 

 

ソーズの混一に向かった佐々木からがこぼれ8000

栗田はその後も軽快にアガリを重ね、トップ目に立つ。 

 

南2局 ドラ

西川の9巡目

上記の手牌からをポンして清一に向かうと、次巡引いたのはこれ以上ない

 

七対のイーシャンテンの佐々木からが出て8000

 

西川としてもこの半荘トップが欲しいところ。

 

南4局の親番を連荘して栗田に迫るが、南4局2本場は坂本のリーチにピンフテンパイの栗田が放銃するものの着順は変わらず4回戦終了となった。

 

 

4回戦結果(カッコ内はトータルポイント)

栗田  +38.8(+33.9)

西川  +16.2(-30.2)

坂本  – 8.0(+34.6)

佐々木-47.0(-38.3)

 

 

 

☆最終戦☆

泣いても笑ってもあと1半荘。

坂本・栗田は着順勝負。

西川・佐々木は最低6万点のトップかつ、並びが必要か。

 

東2局、後がない親番佐々木の猛攻が始まる。

 

まず平場は1300オールで先制。

 ツモ ドラ 裏ドラ

 

続く1本場、終盤に3面張でリーチしまたもツモアガリ。裏も載って4000は4100オール。

 ツモ ドラ 裏ドラ

 

2本場も先制リーチするが、これは1人テンパイで流局。

 

 

そして東2局3本場 供託1.0 ドラ 

ここでも親番佐々木は2つ仕掛けて12000テンパイ。

   

 

対する南家栗田、3つ仕掛けてこちらも12000テンパイ!!!

   

 

この激闘を制したのは佐々木。栗田からが放たれ1200012900

 

 

さらに東2局4本場 ドラ

連荘中の佐々木は6巡目にしてこの手牌。

 

 

上家西川が切ったに一瞥もくれず、ツモ山から引き寄せたのはなんと

を切ってダマテンに構える。

 

現段階でこの半荘の持点は、

佐々木  62100

坂本  26200

西川  21000

栗田  10700

 

トータルポイントを見ると、

坂本  +40.8

佐々木+23.8

佐々木としては17000点ビハインド。

 

この手をツモれば(4000オールは4400オール)

佐々木+37.0

坂本  +36.4

微差ではあるもののトータルトップに立ち、

 

坂本から出アガリすることが出来れば(1200013200)

佐々木+37.0

坂本  + 7.6

坂本の順位を下げ、1着順分リードすることが出来る。

 

 

まだ巡目は7巡目。

当面の敵である坂本の着順を下げることを考え、西川から出た場合は見逃そうと思っていたと佐々木は語っていた。

 

しかし、なんと7巡目にその西川がリーチ宣言。

西川としても佐々木が突き抜けてくれたことによって、その佐々木を捲りさえすれば優勝への道が開ける。

 

こうなると状況は変わったとばかり、佐々木はツモ切り追っかけリーチを打って出る。

佐々木の一発ツモは非情にも。。。

『シャンポンに受けれるわけないだろ』とばかりにツモ切ると、

二度目のツモる機会も与えられずに西川にツモ宣言されてしまう。

 ツモ ドラ 裏ドラ 

 

大魚を逃した佐々木ではあるが、この点差をキープしつつ、坂本・栗田を逆連帯させることが出来れば優勝できるだけの素点は獲得した。

 

 

 

東3局 ドラ

親番栗田もこのまま終わるわけにはいかない。

平場はをポンしてメンタンピンリーチの坂本から2900 

  ロン ドラ

 

このアガリで坂本が3着に落ち、微差ではあるが佐々木がトータルトップに立つ。

 

 

東3局1本場 ドラ

10巡目リーチは西家の西川。

   

 

 

表ドラ3枚の本手。

これに放銃したのは、現物待ちのテンパイを入れていた佐々木。

 

佐々木の立場からすると、当面の敵である坂本を苦しめるためにも、西川に放銃することは、そこまで悪いことではない。

 

しかし佐々木が優勝するためには、素点が絶対条件となる。

この局面での80008300放銃はかなり痛いか。

 

このアガリで、この半荘の持点がこう。

佐々木51400

西川  33500

坂本  21400

栗田  13700

 

トータルポイントがこれでは全員に優勝の可能性が残る。

坂本  +16.0

佐々木+13.1

栗田  -12.4

西川  -16.7

 

 

 

東4局 ドラ

混沌としてきた優勝の行方、しかし突如風が吹いた。

この状況で親番を迎えた坂本の配牌が何とこれ。

   

 

3巡目にでポンテンを入れ、12000両面テンパイ。

アガれば決定打になりうる大物手を3巡目に入れるとなれば、『坂本の勝ちだ』と思わざるを得ない。

 

しかし、これがなかなか出ない。

 

8巡目には、佐々木が追いつく。愚形安手ではもちろんダマテン。

 

 

更に11巡目には、北家栗田がフリテンながら五面チャンリーチ。

 

 

坂本にとっては、とても長い一局だったに違いない。

北家栗田の一発目のツモは、長い間坂本が待ち望んでいた

  ロン

   

このリードを守り切り、南4局の親番でのノーテン宣言をもって、

坂本宗瞳が第37期最高位戦新人王に輝いた。

 

 

最終結果

坂本宗瞳 +56.9

佐々木啓輔+14.1

栗田恭宏 -24.1

西川貴司 -46.9

 

第37期新人王・坂本宗瞳

 

「とても良い経験ができました。これからも頑張ります。」

短い言葉で激闘を振り返った平成生まれのタイトルホルダーに今後の活躍を期待したい。

 

 

そして最後に、最高位戦新人王の新設に当たり尽力を注いでいただいた坂本 大志、武中 真両名に最大級の感謝の意を表して筆を置かせて頂くことにする。

 

 

文責:相島 翔

(文中敬称略)

コラム・観戦記 トップに戻る