コラム・観戦記

【36期後期B2リーグ第8節自戦記】齋藤 巧也

いや、めっちゃ好きなんですよ。
そりゃ、僕も男ですから。
女性は大好きです。

ただ、なんというか、
優しくしたい気持ちはありますが、
今回ばかりは鬼となる覚悟なわけですよ!

今回の同卓者は
和田 聡子
川端 美雪
野口 みちる

今日ばかりは優しくなれない。

1回戦
東2局 親番 10巡目 ドラ

かなり手広いイーシャンテン。
何を引いてもリーチを打つつもりだった。
上家がを切るが当然スルー。
この牌姿からは何も仕掛けるつもりはない。
をカンするが聴牌せず。
新ドラは
ツモ切りを続けていると北家の川端からリーチが入る。
3面待ちのを一発でツモられ3000・6000。

次局は和田が4000・8000をツモあがり。
大きくリードを許す。

東4局 西家 ドラ 4巡目

ツモ

チャンス手を聴牌する。
ドラが1枚あるか、リードしている局面なら3面待ちに受けるが、
大きくリードされているので一気通貫を確定させる切りでリーチ。
一発で出あがり8000。
しかし、追い上げもここまで。
南場は手堅く局を消化され終了。

1回戦スコア
和田 +52.6
川端 +17.8
齋藤 △17.2
野口 △54.2
供託 1.0

2回戦
またも川端と和田に先行される展開。
南2局に7700をあがり追いすがる。

東家 齋藤 27700
南家 和田 35300
西家 野口  5900
北家 川端 51100

南2局1本場 親番
野口から先行リーチが入る。
仕掛けて応戦する。

  

ドラもないこの牌姿から無筋を3枚押す。
ピンズがかなり高い状況で、を勝負。
運良く通ったが、もうくらいしか残っていない。
8000を放銃しても降着しない点差があるとはいえ親番の残っている野口のリーチにぶつけるのは得策ではなかった。
野口がで700・1300は800・1400をツモあがり。

南3局に川端が和田から6400をあがる。
地獄待ちの七対子ドラドラ。

南4局を迎え点棒状況は以下。
東家 野口  8900
南家 川端 56700
西家 齋藤 26300
北家 和田 28100

南3局の6400脇移動で2着とは微差となる。
わずか1800点差。
南4局には一番乗りで聴牌が入る。

  ツモ  ドラ
切りリーチ。
もし、前局の点棒移動がなければ点差を考慮し切りで一気通貫のリーチになっていた。
を一発でツモあがり1300・2600。
展開に恵まれた2着となる。

2回戦スコア
川端 +55.4
齋藤 +11.5
和田 △13.2
野口 △53.7

3回戦
東4局 北家 ドラ 11巡目

   ツモ

待ちには自信があったのでツモ切りがいいと思った。
しかし、ソウズが埋まった時のリーチ宣言牌がになるのが気に入らなかった。
この日切りリーチのカンが2度空ぶりとなっているのだ。
をツモってきたら相当な珍プレーだが、リスクを承知で打とした。
同卓者がリーチにしっかり対応している印象が強かったので、
ひと工夫入れてリーチといきたかったのだ。
結果的にはを引きを一発でツモあがる。
裏ドラがで3000・6000。

南3局の親番で6000オールをあがり、
そのまま逃げ切りトップ。

3回戦スコア
齋藤 +62.7
川端  +4.7
和田 △18.6
野口 △48.8

4回戦
東1局 北家 ドラ
 6巡目

とすると和田に5200放銃。
相当痛かったがリーチと言われても違う牌を選べたかは微妙。
ピンズの下が安くが場に2枚だったので、
に頭を求める選択もあったかもしれない。
この放銃が響き4回戦は終始劣勢。

南4局 南家 ドラ
東家 野口 34900
南家 齋藤 20100
西家 川端 29900
北家 和田 36100

親番の野口からリーチを受けつつも聴牌。


ピンフのみの手。
こうなると3着はほとんど見えないが、
素点を少しでも稼ぎたいのでリーチを選択。
和田から川端に8000移動。

4回戦スコア
川端 +37.9
野口 +14.9
和田 △11.9
齋藤 △40.9

第8節トータル
川端 +115.8
齋藤  +16.1
和田   +8.9
野口 △141.8

今期のB2リーグは1位から11位までが200ポイント以内での争い。
稀に見る大激戦と言えるだろう。
最終節までどうなるか全くわからない。
現在3位と好位置につけてはいるが、
1節の浮き沈みでどうにでもなるポイントだ。
一層気を引き締めて戦っていかねば。

1位  河野直也   +277.0
2位  松田猛    +256.2
3位  齋藤巧也   +214.3
4位  中嶋和正   +190.3
5位  中郡慧樹   +170.0
6位  宇野公介   +168.3
7位  斉藤まゆら  +160.2
8位  栗田寛    +139.0
9位  和田聡子   +118.3
10位 坂井秀隆   +114.8
11位 竹内朋之    +74.9
12位 橋本辰徳    +57.7
13位 川端美雪    +52.6
14位 須藤泰久    +32.7
15位 依田暢久    △41.7
16位 浅見真紀    △84.5
17位 井上慎司    △91.3
18位 土井裕美子  △119.4
19位 宮本祐子   △141.8
20位 野口みちる  △152.0
21位 熊林真也   △290.0
22位 小山直樹   △338.8
23位 松本浩司   △369.8
24位 野口洋貴   △408.0

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