コラム・観戦記

前期C2最終節新人レポート

こんにちは
35期前期入会の浅見真紀です。

先日、35期C2リーグは最終節を終え、私にとって初めてのリーグ戦が幕を閉じました。

第1節でもレポートを書かせていただいたのですが、その中にも書いた様に、私にとってのリーグ戦は「緊張」という言葉だけで表されるものでした。
プロとして公式的な場で麻雀を打つということ自体が始めてだったので、当然といえば当然だったのかもしれません。
しかし、第2節、3節…と進むにつれ、会場の雰囲気にも慣れてくるようになりました。
また、ポイント的にもプラスを保てていたので多少落ち着けていた、とも言えると思います。

そんななか最終節を迎え、今までとは全く違う種類のプレッシャーを感じることになりました。
最終節当日の数日前から、
「浅見さんはもう昇級確定でしょう!」
とよく言われていたのです。
実際、プラス199ポイントの状態で最終節に臨んだので、安全圏といえば安全圏ではありました。
ただ、一度対局したことのある方からは特に「そんなように見えない!」と言われるのですが、私はプレッシャーに弱く、メンタルも崩れやすいという弱点があります。。

そのせいで、
「昇級確定っていわれてるから絶対確定させないといけない!」
「でも安全圏だからという考えがあるせいで変な麻雀を打ってしまわないだろうか」
といったような余計な考えが生まれてしまいました。

そこで当日、私は最終節の目標を
「しっかりと麻雀を打つ」
と設定しました。

最終節の対局者は
斎藤巧也選手
正木太志選手
田中孝治選手
でした。

正木さん、田中さんとは一度対局したことがあったので、第一節の時感じたような、
対局者に対する緊張はさほどありませんでした。

1半荘目
東場では5回リーチを打ちました。
東場、南場あわせて7回〜8回はリーチをした記憶があります。
攻めの姿勢でいこうという気持ちの表れだったと思います。
先行リーチを打ち、親に追いかけられ18000の放銃などがあり、結果はラスでしたが、
内容的には悔いものこらず、しっかりと打てたのでラスという結果はあまり気になりませんでした。

2半荘目
斎藤さんに大トップを叩かれ、ぶらさがりの2着。

3半荘目
印象に残っている局があります。

5、6巡目

という形から、マンズとソウズの横の伸びに期待し、とりあえずを切り、間の仮テンに取る。
その後を引き、テンパイで即リーチ。

しかし私の第1打は。フリテンでした。。。

これを結局流局直前にでツモあがり、裏ドラがで2000・4000。

フリテンでもかまわないから良形にしたいと考えてソウズを伸ばし、
リーチをし、アガリまで持っていけたのはとてもよかったと思います。 
私は、理想とするテンパイになるまでは、テンパイをとらなかったり、関連牌をツモ切ったりすることがよくあります。
そうすることが結果的に高打点、良形に結びつくと考えているからです。
この局は、(自分でいうのも何ですが。。)自分らしい麻雀が打てたと思っています。

しかし。

4半荘目

親のリーチを受けての手牌。
東2局 北家 ドラ 4巡目

親の河は字牌を3枚並べて4枚目に切りでリーチとなっていました。

普段の私だったら100%から切ります。
そうでないと後が続かないのはわかっていたはずなんですが…
1半目〜3半目の結果を考え、
「一発で打ちたくない…」と弱気になってしまい、
ここからを打ってしまいました。

次のツモはなんと。もうツモ切るしかないこの牌を切りました。
本来これで放銃してもおかしくないですが、幸運なことにセーフ。
結局次巡を入れ、打
ここで結局切るのならなぜ一発目に切らないのか。
そしてここでの役無しシャンポンテンパイになぜとっているのか。
このテンパイにいい手変わりといえばくらい。
自分は何をしてるんだろうか…。

もうこのへんでしっかりと麻雀を打つという当初の目標は全く達成できていませんでした。
それどころか平常心で打つこと、普段通り打つこと、意味のない打牌をしないこと
などリーグ戦で心がけていること全てできなくなってしまっていました。

この局の終焉は、

を持ってきて、を切ってリーチをしたところ、待ちの親のリーチに12000放銃でした。

当然の放銃だと思います。

この後からはもちろんズタボロな麻雀になってしまいました。

「反省はしなくちゃいけないが、後悔はしちゃいけない」

という言葉を何かで聞いたことがあります。
特に麻雀中はその通りだなと思います。
私は、次局が始まっても前局の内容を後悔しつづけてしまう悪い癖があるので、本当に直さなきゃいけないなぁとつくづく感じています。

最終節は、マイナス111ポイントを叩き、今までの貯金199ポイントを大きく削る結果となってしまいました。
それでも、16名中5位という順位でC1リーグへの昇級を決めることができました。
C2リーグで対局してくださったみなさま、ありがとうございました。
リーグ戦以外でもセットなどで対局してくださった先輩方、同期のみんな、ありがとうございました。
沢山のことを学ぶことが出来ました。

来期からは、C1リーグの一員として新しいリーグ戦がはじまります。
昇級してきたわりに麻雀弱いな…なんて思われることがないように、日々勉強中です。
最終節での自分の麻雀が、反省すべきものであったからこそ、余計に奮い立っているのかもしれません。

これからも、もっといい麻雀を打って、更に昇級できるように、頑張りたいと思っています。

今後も、ご指導ご鞭撻、それから応援も(笑)、よろしくお願いします!!

最高位戦日本プロ麻雀協会
35期前期
★浅見真紀★

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