コラム・観戦記

FACES - “選手の素顔に迫る” 最高位戦インタビュー企画

【FACES / Vol.20】山崎淑弥 ~挫折を味わった天才が努力を始めたらビッグタイトルを獲った件~

(インタビュー・執筆)成田裕和

取材当日。取材場所のカフェで編集長の鈴木と待っていると、15分遅れで今回の取材対象が来店してきた。

 ごめんなさい、同じ名前の違う店舗に行っちゃってました。

そう言って頭を下げつつ、ふにゃっとした笑顔を見せる。入会五年目の山崎淑弥だ。非常に人懐っこい性格の持ち主で、周りからの「やまちゃん」の愛称で親しまれている。たまに何を考えているかわからない天然そうな雰囲気も、この男の特徴である。なぜか今回の遅刻も笑って許せてしまう。ちなみに、大の酒好きである山崎の自宅の一角はこんな感じである。

居酒屋「山ちゃん」でも開こうというのだろうか。ソーダストリームまで購入しているのにはこだわりを感じる。

この男が、今年ビックタイトルを獲得した。麻将連合主催のタイトル戦『BIG1カップ』。昨年戴冠した現最高位・醍醐大に続き、自身初のタイトル獲得となった。

山崎淑弥(やまざきとしや)

最高位戦ページ

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このBIG1カップ優勝のほか、第3期新輝戦決勝進出など、様々なタイトル戦で上位に食い込む山崎。リーグ戦も順調に昇級し、現在はB1リーグに所属している。

入会5年目にして着実に結果を出し続ける若手のホープ、山崎の素顔を追った。

 

BIG1優勝の原動力となったネット麻雀『天鳳』

山崎にBIG1決勝の感想を聞くと、目を細めてはにかみながら答えた。

 めちゃくちゃ緊張したね。あんまり放送対局に慣れてないのもあるんだけど、もとから緊張しいなんだよね。開局の数巡とかは本当にフワフワしてたよ。

一見プレッシャーを感じない性格に見える山崎だが、対局の際には毎回緊張しているらしい。

 緊張してて覚えてなかったけど、全4半荘あるうちの決勝1半荘目が全20局のロングゲームだったんだよね。みんな粘り強くて親番落とさないし、アガリもそんな発生しない展開で、2時間くらいかかったらしい。でもこの時間がずっと続くといいなあと少し思っていた自分もいた。決勝メンツの大志さん(坂本大志)、品川さん(品川直)、麻将連合の松井さん(松井一義)と戦えただけでも相当嬉しかったしね。緊張もほぐれて、中盤からは盤面に集中できた気がする。

緊張も程よくほぐれた山崎は遺憾なく実力を発揮し、初戦で大きなトップを獲得。その後、2着、2着、3着とまとめ、第24回BIG1カップ優勝の称号を手に入れた。

(第24回BIG1カップ決勝の最終成績。安定感のある麻雀で強豪3名を抑え、優勝を勝ち取った)

 BIG1のルールは僕の麻雀がかなり向いてるルールだなと思ってた。昔からネット麻雀の『天鳳』をやっているんだけど、形式テンパイを取りにいったりとか、相手の打点読み、鳴き読みとか、細かい部分は天鳳をやっていて学んだことだね。特に着順意識。僕は天鳳の着順分布では2着3着が多くて、ラスの比率が少ないんだけど、ラス回避を重要視したうえでかつ着順への意識を持って練習してたから、自分の中では着順取りが得意なほうだと思う。だからこそトーナメントでも比較的勝ててるのかなと。

BIG1カップは一発裏ドラ・カンドラ無しでテンパイ料があるルール。打点を作るのが難しく、その分細かいアガリや形式テンパイなどの価値が普段より高くなる。彼の麻雀の土台を作った『天鳳』というフィールドが、BIG1優勝の原動力となったわけだ。

この『天鳳』こそが山崎の麻雀人生を語るうえで不可欠なワードであるのだが、まずはそこに至るまでの話を聞いてみるとしよう。

 麻雀を覚えたのは小学生の頃だったかな。両親と弟と家族麻雀を何回かやっていくうちに、面白いゲームだなあって思って麻雀を覚えた。数字がもともと好きだったのもあって、すぐにハマったね。ほんで中学生の時にゲーセンの『麻雀格闘倶楽部』をやるようになったんだけど、周りに麻雀をやれる人がいなくて、リアル麻雀はほとんどやらなかった。この時は一人でゲーセンで麻雀やってた記憶しかないね。

やがて高校時代になり、ネット麻雀『天鳳』と出会う。これが転機だった。

 最初は三麻から始めた。高い手がバンバンアガれるし、サクサク打てて楽しかったからね。高校生の時に、三麻で結構上の段位までいってちょっと飽きて、高校3年生の時に四麻を本格的に始めた。すぐに7段に上がれて、大学時代は麻雀できる同世代の友達が増えたのもあって、リアル麻雀にものめりこむようになった。このころから麻雀店でもバイトを始めて、麻雀漬けになって大学はほとんど行かなくなったね。

メインの天鳳アカウントは『bonos..』。漫画『ぼのぼの』の主人公に似ていると言われたことから名付けたという。一度アカウントを作り直してから、約10年ほど使っている思い入れのあるアカウントだ。現在は8段として鳳凰卓の東風戦を主戦場にプレイしている。

このように若くして鳳凰卓に到達し結果を残す順調ぶり。この頃から麻雀の勉強を行っていたのだろうか。

 当時はあまり勉強しなくても勝てちゃったんだよね。戦術本を読んだり、人の牌譜を見たりして意見を聞くこともほぼなかった。天鳳の有名な高段者とセットしてたのもあって、基礎雀力は自然と身についたのかも。

そう言ってニヤッと笑う。この一言を聞いて、山崎は麻雀においてセンス型のプレイヤーであることを実感した。ここでいうセンス型とは、直感で選んだ打牌が正着打に近いことを指す。特別な努力せずとも、センスが山崎をスルスルっと鳳凰卓に押し上げていた。いわゆる天才というやつだろう。

(大学時代の山崎。今と全く変わらない幼い顔である)

 

發王戦天鳳予選をきっかけに最高位戦受験を決意した

天鳳で鳳凰卓に到達した山崎は、友人とともに發王戦の鳳凰卓予選に参加する。これが山崎の人生を大きく変えることとなる。

 天鳳8段になって、「おれ麻雀強いかもな」ってとにかく天狗になってた22歳のときに、發王戦の天鳳予選があってさ。友人と試しに参加してみたら、サクサク勝ち進んでベスト8まで行けたんだよね。その友人と中嶋さん(中嶋和正)、多井さん(多井隆晴・RMU)と準決勝で当たったんだけど、ぼくは負けちゃって、友人は決勝に進んだ。

ネット麻雀で勝ち続けてきた山崎にとって、初めての挫折だった。自分より強い人がまだまだたくさんいることをその肌で実感した山崎は、最高位戦の門を叩く決意を固める。

 その負けが自分の中でかなり悔しくて、翌年にプロ試験を受けることにした。その頃働いていた『クエスチョン』でザワさん(坂井秀隆)、男澤さん(男澤寛太)に会って、プロ活動に自然と憧れを持っていたのも大きいね。近くに最高位戦の人がいたからこそ、団体も最高位戦を選んだ。

(第24期發王戦準決勝の面々。左から山崎、中嶋和正、多井隆晴、共に勝ち上がった山崎の友人)

こうして大学を1年で辞め、麻雀の道で生きることを決意した山崎。家族の反対はなかったのだろうか。

 幸運にも、やりたいことをやらせてくれる寛容な家族だった。でもやるからには期限を設けてプロ活動するって決めた。20代のうちにタイトル獲ったり、何年かしてAリーガーになれなかったら辞めるつもりだったからね。まあ、その時は天狗になってたから、やってれば勝てると思ってたんだよね。根拠のない自信というか、若気の至りというか、そんな感じ(笑)。

家族の許しがあったのは非常に大きい。それにしても、この楽観的性格も彼の強みであり、強者たる所以なのかもしれない。

 

二度目の挫折と、競技麻雀を勉強するきっかけとなった佐藤聖誠

アマチュア天鳳プレイヤー時代にはひたすら己のセンスで勝ち上がってきた山崎だったが、プロになってから新たな「壁」に直面する。

 当時はD1リーグからスタートだったんだけど、降級点付きの残留だった。赤アリ麻雀ばっかりやってきて、競技麻雀のこと何も知らなかったから今思えばそりゃ当然の結果だったね。このままじゃだめだって思った。

ネット麻雀の天才が味わった二度目の挫折。しかし、アマチュア時代に天鳳や發王戦で結果を残したことが、思わぬ形で功を奏する。

 アマチュア時代に結果を残してたのもあってか、上の人達が自分の入会を知っててくれたりして、いろんなセットに呼んでもらったのは大きかった。プロ1年目のときに、誠一さん(近藤誠一)、キヨマサさん(佐藤聖誠)、品川(品川直)さん、日本プロ麻雀協会の松本(松本吉弘)とセットしたこともあった。

とんでもない豪華なメンツであるが、このセットで山崎は佐藤聖誠の思考に衝撃を受ける。

 その時にやったセットは1局終わったら話をする形式だったんだけど、ある1局のキヨマサさんの読みが、一生その思考にたどり着けないって思わされるくらい衝撃を受けたんだよね。麻雀プロって次元が違うなってその時思い知らされた。そういう人が少なからずいるっていうことにすごく感動して、今でも一番好きなプロは誰かって聞かれたらキヨマサさんって答える。そのセットは1回きりしかやらなかったんだけど、麻雀プロとして生活していくうえで、間違いなく影響を受けた一人だね。

そこから山崎の意識はがらりと変わった。天鳳を用いて開催した私設リーグ『ホワイトリーグ』や、先輩である竹内元太に誘われて参加した私設リーグ『江戸リーグ』など、私設リーグや勉強会に積極的に参加し、競技麻雀を熱心に勉強するようになる。

天鳳私設リーグ『ホワイトリーグ』での写真。山崎らしいケイテン発進のシーン

 『ホワイトリーグ』では最高位戦ルールで、牧野さん(牧野伸彦)や塩ちゃん(塩澤彰大)ら最高位戦若手選手を中心に、協会やRMUの選手を募って行った。天鳳で私設リーグができるようになるなんて、本当にいい時代にだよね。あと今も参加している『江戸リーグ』は4年間、強い先輩方に揉まれながら必死にくらいついてる。呼んでくれた元太さんに本当に感謝しかないですね。

(私設リーグ『江戸リーグ』のメンバー。右から2番目が山崎)

私設リーグともなれば、もちろん対局もするがメインは検討であることがほとんど。ディスカッションは頻繁にするほうなのだろうか。

 僕が思う「麻雀が強い人」って、言語化がうまい人だと思うんだよね。僕自身、実は麻雀の言語化がとても苦手なの。だから自分の知らない知識だったりをペラペラとしゃべる人や、盤面から拾った情報を整理して伝えるのがうまい人を見ると本当にスゴイなと思う。僕はなんとなく感覚でこの牌は通るだろう、とかいう部分も多いから、もっと頭で考えていることを理論立ててしゃべれるようになりたいって、セットや勉強会やるたびにつくづく思う。だから、いま「実況や解説お願いします!」って言われても、「ぼくにはできません!」って答えちゃうね。

筆者も麻雀の言語化が得意ではないため、このような思いを抱くことには共感を覚えた。麻雀という要素が多すぎるゲームにおいて、頭のなかで考えていることを整理して相手に伝えるということは、思っているより難しい。知識を入れたり、アウトプットの鍛錬も必要になる。そんな中、言語化が苦手でも山崎はとにかく自分の意見を述べるように努力しているという。

こうした様々な勉強会に参加するにあたっては、自分の意見のほかに他人の意見の取捨選択が重要となるが、苦悩はあったのだろうか。

 1年目のときは「この人いいな」って思った人の麻雀を見様見真似でやってみたけど、自分の中でしっくりこなくて。全然結果出ないし、その人の麻雀は難しすぎて自分には合わないと思った。だから2年目からは、私設リーグの『江戸リーグ』で基本に忠実に、盤面から読み取れることをしっかり学んだり、基本的な手組や押し引きを磨いて自分の核を固めていった。

練習の成果は次第に結果にも表れるようになる。最高位戦リーグでは、1期残留を挟んだのち、D1リーグで優勝。その後もコツコツと昇級を積み重ね、B1リーグまで上り詰めた。

 最高位戦ルールは天鳳に似通った部分があると思っていて、着順取りのバランスが非常に大切になる。その点はかなり意識しているね。リーグ戦も大きい勝ちや負けはなくて「大きく負けない」平均的なスコアなんだろうなと思って今までの成績を調べてみたら、1節で150勝ちとかも何回かあったし、逆に100負けもけっこうあったから、自分でもバランス取れてるのかよくわからんって感じ(笑)。けど、練習してなかったら間違いなく昇級してないし、いろんな先輩方とつながることはなかったと思う。

様々な心境の変化はあれど、このように麻雀プロを続けるのには理由があるのだろうか。

 根本には「競技麻雀が好き」という気持ちがあるからだね。月のほとんどは麻雀店で働いて、休日も暇があれば私設リーグや勉強会を入れているし、1日フリーの休みの日ってほとんどないかも。それほど競技麻雀が大好きだし、大きい舞台で結果を残したい、もっとうまくなりたいって思っているからこそ、自然とキツキツなスケジュールになってることが多いね。

現在新宿の麻雀店『エスラッシュ』で店長を務める山崎。28歳にして店長とはかなり信頼されているということだろう。責任の伴う役職で週のほとんどをお店で働きながらも、休みの日は競技麻雀の練習を怠らない。山崎の競技麻雀愛が垣間見えた。

 

浅井さんからは基礎を、元太さんからは応用を学んだ

山崎は現在、麻雀をよく教わる二人の先輩がいるという。ともにAリーガーの実力者、浅井裕介と竹内元太だ。

 浅井さんは基礎が100%できていると思っていて、ミスが少ない印象がある。ぼく、けっこう基本で抜けている部分があるんだよね。浅井さんはそれをしっかり指摘してくれるので本当にありがたいです。

 一方、元太さんはぼくじゃ気づかない視点を持っていて、勉強会やセットのたびに本当に驚かされることばかり。自分じゃその思考になりえないようなことを瞬時に引き出せるのが本当にすごいなと思う。いわば「応用」を学んでいる感じだね。二人ともやさしいし面倒見もいいから、ついていきたくなるよね。二人の対局や解説のときはほぼ見るようにして、気になったところは聞くようにしてる。

名前の挙がった浅井は、山崎をこう語る。

 最初会ったときは、よく言えば人当たりの良い、悪く言えばヘラヘラしてて何考えてんだかわからん青年、って感じだった。でも人の意見を聞き入れる柔軟さや、わからないものをわからないという素直さ、自分に必要なものを取り入れる地頭の良さ、継続して努力できる熱量など、長く付き合えば付き合うほど麻雀の上達に必要なものをたくさん持ち合わせてる選手だと思ったね。

山崎のポテンシャルに、浅井も一目置いているようだ。それと同時に、これまでのFACESの記事の中で必ずと言っていいほど名前の挙がる浅井は、影響力のある存在なのだと改めて思い知らされた。

次に竹内に山崎の印象を聞いてみると、こんな答えが返ってきた。

 出会ったときはひょろっとしたゆとり君だなってイメージ。最初一緒に麻雀を打っていた頃は、こっちがこうしたらこうするだろうな、みたいなのがはっきりしていて、センスはあるけど勝てない若手プロの典型って感じだったけど、今は相手が嫌がることもしっかりやってくるやりづらさがついてきた感じがするね。

昔は誰かに麻雀を教わらずとも勝利を積み重ねてきた山崎だが、今は二人の若手実力者から質の高い基本と応用を学んでいる。二人の先輩からの重厚なエキスを吸って、山崎はさらなる進化を遂げようと意気揚々だ。

 本当に二人の先輩方のおかげで、ちょうど良いバランスが保てている感じがする。自分の意見も述べて、言われたことを受け止めて考える、の繰り返しでようやく基礎が固まってきたのかなとは思うね。

麻雀プレイヤーを努力型とセンス型に二分化するとしたら、山崎は間違いなくセンス型だと感じる。だが、すでに当初の目標であった20代でのタイトル獲得を達成し、さらに努力を重ねている山崎は一体どうなってしまうのだろうか。本当に末恐ろしい存在である。

 

得た知識を後輩に引き継いでいける人になりたい

取材の最後に、気になる今後の目標を聞いてみた。初タイトルを獲得した今、次なる目線はどこに向いているのだろうか。

 同世代で仲の良い松本吉弘には負けたくないっていう気持ちはあるけど、今はMリーガーになりたい気持ちよりも、自身の雀力のレベルアップはもちろん、リーグ戦昇級、その先の最高位になりたい気持ちが大きい。ただ、たくさんの先輩の背中を見てきて、漠然とだけれど、今までお世話になってきた先輩方のように、勉強して得た知識だったり競技麻雀の世界で学んだことを後輩に受け継いでいける人になりたいなと思う。たまたま20代で目標のタイトル獲得を達成できたけど、これからはそういった部分も頑張りたいなって。

山崎を知る周りの人間にインタビューして気づいたのは、山崎はとにかく素直で優しい人柄ということである。現に本人も「人に向かって怒ることができない」と語るほど、温厚な性格の持ち主だ。その温厚さと社交性は、彼の周りにたくさんの仲間を作った。得た仲間とさらなる高みを目指して突き進むとともに、ゆくゆくは学んだことを後輩へ受け継いでいけるプレイヤーへ。次なるステップに挑む山崎からは、最高位戦次世代のエースという風格が漂い始めている。

 

おわりに~挫折を経験した天才が持つ、麻雀を楽しむ気持ち

 麻雀って楽しいよね!

これは取材中、山崎が何度も発した言葉である。麻雀プロをやっていると、本来好きだった麻雀が嫌になってしまったり、結果が出ず苦しんだり、思い通りにいかないこともたくさんある。ただ、彼は挫折を味わいながらも、純粋に麻雀というゲームに心酔し麻雀を楽しむことが根底にあるからこそ、プロとして一定の成功を収めているのかもしれない。あまり自分から多くを語るタイプではないが、この言葉と彼の笑顔だけで、それを受け取るには十分だった。実際に麻雀の話をする山崎の顔は実に楽しそうで、麻雀を始めた頃と変わらない少年「山ちゃん」であった。

「麻雀が大好き」。その気持ちを持ち合わせている山崎は、どこまでも努力を惜しまない。そして念願の最高位となるころには、またBIG1カップ優勝時のように、くしゃっとした笑顔でガッツポーズを決めてくれるに違いない。

たまには、大好きなお酒で休息を挟みながら。

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