女流リーグのみの登録選手を含め、リーグ戦形式で行われる艶やかな女の戦いの「第11期女流
最高位戦」も開幕から予選も3節を終え、残すはあと1節。
現女流最高位である茅森早香選手へ挑戦する3つの椅子を賭けて35名の選手達が栄冠を手に
するため戦っています。
いよいよ予選最終節が9月6日(木)に迫ってきた中、今回はシステムのおさらいとともに現在の
成績をご紹介いたします。
現女流最高位 茅森 早香 選手
■システム
登録選手は前年度の成績により、女流Aリーグ・女流Bリーグへと振り分けられ、今期は女流Aリーグが16名、女流Bリーグが17名の参加となりました。
全4節16半荘を打ち、「女流Aリーグからは16名中9名」・「女流Bリーグからは17名中5名」
が準決勝に進出。
昨年度決勝を戦った野添ゆかり選手・石井あや選手(柳まお選手は当人の仕事の都合上欠場)
を加えて16名で3日間12半荘の総当り戦を行い、決勝進出の3名を選出します。
特徴的なのは入ったばかりの新人選手でも決勝・ひいては女流最高位を手にすることが出来る点。
入会1年目からリーグの頂点に立てるシステムは他に類を見ないシステムでしょう。
8/23(木)に行われた予選第3節の様子。
観戦者が非常に多いことも特徴です。平日昼間の開催にも関わらず多くの観戦の方に来ていただけることは、選手達の励みとなることでしょう。女流選手たちの人気の高さが伺えます。
現在のスコアは・・・
■女流Aリーグ
1 根本 佳織 175.0
2 日向 藍子 143.3
3 内間 祐海 131.5
4 吉川 愛莉 67.1
5 京杜 なお 46.2
6 渡辺 洋香 16.4
7 花本 まな 7.4
8 浅見 真紀 4.8
9 谷崎 舞華 -8.9
10 池下 真里子 -13.0
11 北島 朋子 -35.4
12 鳥越 智恵子 -47.3
13 和田 聡子 -49.6
14 久慈 麻里那 -77.9
15 いわますみえ -143.7
16 山口 まや -259.9
※9位までが準決勝進出
永世女流最高位の根本佳織選手が首位を走り、最近めざましい活躍を見せている日向藍子選手がそれを追う形となりました。女流初のAリーガー山口まや選手や、現在B2リーグのいわま選手・和田選手などベテラン女流選手は苦戦しているようです。準決勝進出が9位までと多めなので、最終節次第でまだまだわかりません。
右:根本佳織永世最高位 左:現在第3位の内間祐海選手
左:初代女流最高位渡辺洋香選手 右:花本まな選手
■女流Bリーグ
1 涼崎 いづみ 155.7
2 川端 美雪 121.2
3 桐生 美也子 117.9
4 櫻田 由樹 115.2
5 西嶋 千春 101.2
6 華村 実代子 79.5
7 元島 明子 76.4
8 宇佐美 うみ 33.6
9 佐藤 かづみ 0.6
10 宮本 祐子 -69.9
11 近藤 加那子 -70.1
12 中里 春奈 -74.8
13 細谷 映里子 -94.0
14 須山 いづみ -97.9
15 小池 美穂 -98.1
16 小林 千紗 -146.6
17 金沢 みわ -152.9
※5位までが準決勝進出
女流Aリーグと比べると通過率が厳しい女流Bリーグ。
第5期プロクイーンの涼崎いづみ選手や、女流最高位決定戦に何度も残っている川端美雪選手ら女流タイトル決勝経験が豊富な二人が1位・2位につけています。
37期入会の金沢みわ選手・小林千紗選手は初の女流リーグということもあってか少し奮いません。最終節の戦いに期待したい所です。
準決勝進出者が決まる予選最終日は、9月6日(木)正午より、神田「ゴースタアネックス」にて開催されます。
美しい女流選手たちの火花を散らす戦いをぜひともご覧いただければと思います。