コラム・観戦記

【第40期後期C1リーグ第1節自戦記】足立多聞

みなさまはじめまして。第一節目の自戦記を担当させて頂く足立多聞です。

 

簡単に自己紹介させて頂きます。
最高位戦32期前期試験を受験、ものの見事に不合格となり、日本プロ麻雀協会6期前期生として、麻雀界2組目の双子プロとなる。C1リーグに昇級が確定した本年、
お世話になっていた村上淳プロに推薦頂き、39期後期付けで最高位戦に移籍。
40期前期よりC3リーグに編入・参加させて頂いております。
普段はMRという仕事をしています。宜しくお願いします。

自戦記を書くにあたり、麻雀界を代表する観戦記者・鈴木聡一郎氏と藤原哲史氏にアドバイスを聞いてみた。以下原文のまま記載

鈴木氏「自戦記は、独りよがりにならないように、「常に反対意見は何か」を意識しとくといいと思われ。書いたことねえけどw」

藤原氏「同じような話だけど、「自分や登場人物のことをなにも知らない人がその文章を見たとき、どういう気持ちになるか」をできるだけ客観的に、頭を白紙にして読むようにしてる!自戦記書いたことないけど。」
「あと、締め切りに余裕があったら、一日置いてもう一回真っ白な頭で読み直すようにしてる。足りない言葉や違和感に気付いたり、もっといい表現が出てきたりする。自戦記かいたことないけど」

ふーむ、なるほど。共通して言えるのは自身の文章を第三者の視点で客観視すること。
とりあえず、書いてみます!

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対戦相手  

  

     高塚選手            日高選手

宇都宮選手(以下敬称略)

私の戦略は、なるべくトップをとりダメなら2着、ダメなら3着、そしてラスは回避するという極めてシンプルなもの。ただの願望ともいう、新ワンフォー作戦。
オカのあるルールよりラスを引くのが本当に痛いと痛感した前期、ラス率は15%以内にしたいところ。

そして8月1日はパイの日、パイの実とコラボや!とわけのわからないことを過りつつ、賽は投げられた。

 

 

1回戦 起親から日高-高塚-足立-宇都宮 ドラ


親が第一打から手出しで。そしてポンの後、手出しで
色に寄せているか、かなり手牌が整っていそう。


親、日高 ポン → ポン → チー 


をカブせた北家宇都宮がやる気ありそうだったけど、親のマンズが余って手出しされてきて、3者撤退、一人テンパイ。1本場は日高から宇都宮へ2600は2900の横移動。


東2局 ドラ


1段目でこの形に。


ツモは,縦引きはでいずれも三門張即リーチ、先にsツモなら打と思っていたところにツモで打。すぐにツモ


 リーチ、満貫のツモあがり。

東3局親番 ドラ


道中、暗刻のテンパイ。ここで気になっていたのが、前々巡から、一色手模様の西家の日高がと手出ししていること。この時、場に出てる字牌が全枯れなのを確認した直後だったので、(本手が)入ってるとしたらメンチンという思考だったんですが、余ってないし、親リーチ。
そうすると、日高から無筋がぷりぷり来て、余らずのメンチン放銃、1→4の3着順ダウン( ;∀;)


 ロン

しかし、私は先日の第5回フェニックスオープンで優勝したばかり(リンク先:日本プロ麻雀協会様サイト内記事)。不死鳥の如く、次局、役牌ポンテンのドラ暗刻をあがって甦ります。(当然の如く因果関係はありませーん)


それからは日高と宇都宮が親満をアガりまくって、高塚が箱下を割る縦長の展開、21300の3着終了。

2回戦 起親から 日高-宇都宮-足立-高塚


東2局 ドラ 2巡目



はいきたー!どこからでも鳴きます(‘ω’)
 チー ロン

 

鳴いた後に自力で引けて、1副露でテンパイできたのが大きいところ。

東4局 ドラ 

2巡目ドラ表カンチャンリーチ。東2で跳満放銃のラス目の親、高塚より追っかけリーチが入るもツモってウラ乗って満貫。ヒヤヒヤ。。

南1局 2本場 西家 2着目と約15000差離れたトップ目 ドラ 


3着目の親から先制リーチ、続けて2着目の南家がリーチ。南家の宣言牌がで、その時の手牌
 (は共に無筋)


協会時代のキャッチフレーズがプチバーサーカーだったわたくし、華麗にスルー。
すぐに牌山に手を伸ばし、
ツモ 打→ツモ 打



テンパイ復活も次巡両者の現物以外を引いたら、白暗刻落としの爆守備じゃけえの。
そうするとラス目の北家もリーチ。
次巡、望外の7mが場に打たれ1300は1900+供託3本の収入(にっこり)
45400のトップ。

3回戦 起親から 足立‐宇都宮‐高塚‐日高
東1局

 

南家の宇都宮の塔子選択のない5巡目リーチ。アンパイ・筋も何もなかったので、3向聴から特攻することとなりました。
ドラ1両面できて追っかけ→3軒リーチ発展→宇都宮のドラアンコの嵌に放銃 
通ってない筋ほとんどなかったしねという感想。

東2局
染め手仕掛けで3900両面テンパイの所に西家の高塚から鼻息の荒いリーチ。
体感ドラ持ってそうだけど、満貫打ってるし進撃の全プッシュします。
あ、一発放銃しました。。(のシャンポン、ドラ暗刻の8000)。
押すべき点棒状況・マチなので何も後悔なし。

南1局 親 ドラ
満貫2発献上し、3着目と約18000差のラス目。
首尾よく4巡目に以下の役なしテンパイ

(関連牌はが生牌、が一枚切れ、南家と西家の牌の切り出しが、字牌→端牌で手牌進行は遅そう)


即リー・・・・・せず、ゆとりのダマからの6巡目ツモ
予定通りノータイムで切りリーチといくわたくし。
12巡目にを引くも涼しい顔をしてツモ切り。(ビョウキか!!)
その後、ちょっと変則手っぽかった北家がプリッと無筋2枚プッシュ、からのダマテンで3000・6000(タンヅモ・チートイ・ドラドラ)。
結果論ですけど、ほとんどの人が局収支プラスなところを△7000にするのが足立クオリティー。(どうか炎上しませんように)

7800のラスで黄泉がえり、△53.2

4回戦 起親から 日高‐宇都宮‐高塚‐足立
東4局 色々あってラス目です。

日高より先制リーチ受けて、以下の手牌にツモ ドラなし 


関連牌はが自分の目から3枚見えで、は無筋で生牌。
危険度 >、 待ち優劣 > 


ラス目なのでテンパイ取りはしますが、どうしますか?? 
逡巡してが横に曲がっているわたくし。
あ、一発和了できました。(4着目→トップ目でほくほく)

南1局 ラス目の親の日高が積むに積んだ3本場、2着目の南家の宇都宮がリーチ。
ハイテイで倍満のツモアガリ。
北家のわたくし、ハイテイずらしたいけど押している親にも通る牌を打ち出す都合上、何も動けず。ハイテイずらしは最終ツモ番の親任せになり、両者の現物の抜いたんですが、もっとじっくり考えてよかったかも。。この時、1→2着。
そして29200持ちの2着終了。

この日はサイクルヒットのトータル△17,3で終了。押し引きバランスはいつも通り。
冒頭の言葉を反芻しながら書きましたが、どうしても自分目線・思考になっております。誠にご了承くださいませ。

36人中9名昇級の10名降級、残り16半荘のスプリント勝負ですが、焦らずじっくりいきます。
今後も応援よろしくお願いします!!

 

第1節終了時のC3リーグスコア

 

(文責 足立多聞 ※文中敬称略)

 

 

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