コラム・観戦記

第34期Aリーグ11節①

9月9日(水)Aリーグ第11節、伊藤英一郎休場により、第13節まで行われるため、今期を入れて残り3節。
決定戦進出を狙う者、残留を賭ける者それぞれの目標に向かって熱い戦いが続く。

A卓対局者
2位:金子 正輝 +260.8
4位:水巻 渉   +198.9
6位:張 敏賢     -90.6
7位:上野 龍一 -157.9

決定戦ボーダーライン(3位)は+229.7。残り対局数を考えると5位の石橋まで可能か?
金子の実績については周知のとおり。最高位獲得4回は現最高位飯田の9回に次ぐ。昨年は飯田の大逆転に屈したが、
今年リベンジすべくいい位置につけている。
今春發王位を獲得した水巻。下馬評はかなり高かった。序盤は上位にいたが、中盤に一度失速。ここ二節で8連勝と
決定戦争いに再浮上。波に乗ってきた。昨年はあと一歩のところで決定戦に出場できなかったが、初の決定戦進出にむけて視界良好といったところか?


前最高位の張。ここまで-90ポイントは本人も納得いっていないであろう。2年振りのリーグ戦このままで終わるわけにはいかない。前最高位の意地に期待したい。
7位の上野。リーグ戦序盤はいい位置にいたが中盤以降ポイントを減らす。降級ボーダーライン(-241.5)も
意識せざるを得ない位置に。今期クラシックファイナリストの意地にかけて頑張ってもらいたい。
張、上野は12節が抜け番となるため、少しでもマイナスポイントを減らしておきたいところだ。

A卓1回戦 起家から(水巻、上野、金子、張)の順

東1局 ドラ

西家 金子
3巡目にカンをいれて
のイーシャンテン
さらにとツモって6巡目リーチ 

13巡目ツモ  ウラドラ
1300・2600の幸先のいいあがり。

東2局 ドラ

早くも大物手がぶつかる。
東家 上野配牌

2~4巡目に とツモりマンズのホンイツへ
10巡目にツモでイーシャンテン


南家 金子配牌

5巡目ツモ、6巡目ツモ でチートイツのイーシャンテン

8巡目ツモ、11巡目ツモでトイトイのイーシャンテン

だがこの局を制したのは北家の水巻であった。
北家 水巻配牌

1~3巡目にとツモりイーシャンテン

4巡目にツモでリャンシャンテン戻し、7巡目ツモでイーシャンテンに復活

10巡目ツモでピンズを固定、ソウズのホンイツも見ての打牌であろうか

12巡目チーでフリテン解消のテンパイ
 チー
13巡目水巻がツモるはずだったが上野に流れツモ切り
金子がポンでテンパイが入る。
 ポン
14巡目に水巻ツモでフリテンの単騎。ホンイツに渡りを打つ
 チー
以後と待ち変えをし、17巡目にツモでホンイツのテンパイ
次巡、ハイテイツモがなんと
 チー ツモ
の2000・4000
大きなあがりであったに違いない。

東3局 ドラ

前局大物手をあがれず、満貫親被りだった北家上野
6巡目にドラのを重ねてイーシャンテン

7巡目ツモでピンズがリャンカンに
9巡目ツモでリーチ

10巡目張に追いかけられるも、12巡目ツモ ウラドラ
で2000・4000。この日の上野は粘りがある。

東4局 ドラ

ここまで、ほとんど出番のなかった東家 張の配牌

ドラをツモってメンツになれば大物手になりそうだが。
9巡目にテンパイでリーチ

11巡目 ツモ ウラドラ
1300オールで反撃開始といきたいところ
しかし、この日の張は常に後手を踏む展開となってしまう。

東4局1本場は金子が2000は2300を上野から出あがり
南1局全員ノーテン気配だったが最後のツモで金子がテンパイを入れ、一人テンパイ。金子にはいい流れに思えた。

南2局1本場 ドラ

南家 金子の配牌

1巡目ツモ、2巡目ツモでリーチ

金子の一人旅かと思われたが、水巻と上野が立ちはだかる。
北家 水巻
リーチを受けた時の牌姿は

2~5巡目にと引き、と無筋を勝負し5巡目テンパイ

東家 上野
リーチを受けた時の牌姿は

上野にとって幸運だったのは2巡目にを処理していたこと。
4~5巡目にをツモり、無筋のを勝負
金子の6巡目のをポン、打でイーシャンテン
 ポン
北家 水巻
7巡目 無筋のツモ、金子の7巡目がで、自身の手もソウズのホンイツが見えることから
のテンパイはずし。

東家 上野がこのをチー、打
 チー ポン
ポンで金子がツモるはずだったが、チーで張に戻る。
水巻は8巡目ツモで撤退
上野9巡目を重ねて打テンパイ。追いつく
 チー ポン
結末は、11巡目金子がを掴み、上野に12000は12300を放銃
この放銃を金子はどう思ったか?麻雀は何かあるかわからない。

南3局4本場、東家 金子が1500点テンパイから、上野に1300は2500を放縦。
オーラスも金子の追いかけリーチを受けるも、上野がきっちり500・1000をツモあがった。

上野  +46.9
水巻  +9.6
張   -14.4
金子 -42.1

B卓対局者
1位 尾崎 公太 +288.7
3位 平賀 聡彦 +229.7
8位 佐藤 崇  -169.7
9位 村上 淳  -229.3

1位の尾崎、ここ数年毎年のように決定戦に進出するも昨年は前半のマイナスが響き、決定戦に進出できなかった
二年振りの決定戦進出、自身5期振りの最高位に向けてここはポイントを加算したいところ。
 3位の平賀、Aリーグも三年目。過去二年は上位に加わるも終盤失速し、決定戦には進出できなかった。今年もい
い位置につけている。今年こそ決定戦進出を果たしたいところ。
 8位の佐藤、昨年は優駿位獲得、クラシック準優勝、決定戦進出と、佐藤にとって最高の一年だったであろう。今
年は昨年に比べるとあまり成績はよくない。リーグ戦も8位、降級も見える位置だけに踏ん張りところである。
 9位の村上、長年Aリーグに在籍するも、昨年B1リーグに降級、ぶっちぎりの強さで1年でAリーグ復帰を果た
す。今年は序盤から苦戦しここまで9位、なんとか残留を目指して戦いたいところ

1回戦 起家から(平賀、村上、尾崎、佐藤)の順

東1局 村上が尾崎に1300放銃
東2局 佐藤が1000・2000ツモ
東3局 平賀の一人テンパイ

東4局1本場 ドラ
東家 佐藤の配牌

  4巡目にを重ねてイーシャンテン、6巡目にツモったを9巡目に重ねてテンパイ

  は平賀が7巡目に切っており、村上が配牌で2枚持っているのでカラ。
11巡目にをツモって打でリーチ

このはションパイながら、が三枚切れ、が二枚切れで、佐藤の捨て牌にが切られており
絶好の狙い目であったか?事実ツモ山にが二枚あった。
西家 村上
7巡目にイーシャンテン

その後有効牌は引けず、二軒リーチとなった13巡目にを引いて撤退する。


北家 尾崎
7巡目にイーシャンテン

8巡目ツモ
10巡目ツモ
12巡目ツモで追いかけリーチ

結果は15巡目に佐藤ツモ ウラドラ
3200は3300オール。このあがりは佐藤にとっては大きかっただろう。

東4局2本場、佐藤が5巡目にリーチするも流局、村上と二人テンパイ
東4局3本場、佐藤が500は800オールツモ
ここまでは完全に佐藤の一人舞台だった。

東4局4本場 ドラ

南家 平賀 7巡目ポンのテンパイ
 ポン
西家 村上 が12巡目に追いつきリーチ

結果は15巡目村上高目のツモ ウラドラ
2000・4000は2400・4400ツモで佐藤追撃態勢に入る。

南1局 ドラ
 
北家 佐藤の5巡目

尾崎が切った二枚目のを少考してポン、打
これが功を奏して、次巡を暗刻にし、打でソウズのホンイツへ。
 ポン
8巡目ツモ
 ポン

東家 平賀6巡目にイーシャンテン

9巡目ツモ

西家 尾崎

に9巡目ツモ、ちなみに尾崎の捨て牌にはが切ってある。
打牌候補は)、。それぞれ長所と短所がありどれが正解というのはない。
尾崎が選んだのは。これがこの局の運命を決定づけたといえる。

10巡目ツモ、ツモ切り。

北家 佐藤このをチーして打でテンパイ
 チー ポン

東家 平賀に流れた牌は
筆者はこの時、佐藤と平賀の間で採譜をしていた。このは止まると思っていたのだが、平賀はツモ切り
佐藤に12000の放銃となる。
佐藤の仕掛けがオタ風のから仕掛けている点、ドラのが見えていない点、佐藤の捨て牌にソウズが高い点
などから、このは止めるべきではなかっただろうか?
平賀のこのような放銃を今までに見たことがなかっただけに残念であった。

この時点で佐藤57400点、村上31300点。しかし村上も粘る。

南2局、村上が4000オール、2600は2700オールと続けてあがり、佐藤をまくる。
 
 南4局 ドラ
  東家 佐藤47200点
  西家 村上54300点

  佐藤の配牌がいい。
  打
  2巡目 ツモ 打
  3巡目 ツモ 打でイーシャンテン
  
    4巡目 ツモ 打
  5巡目 ツモ 打でリーチ
  
   9巡目 ツモ ウラドラで6000オールをあっさりつもりあげる。

 南4局1本場 ドラ
   佐藤トップ濃厚だが、村上がねばる。
 西家村上の配牌
 
 ドラが2枚あり、ハネマンツモ条件をみたすことができるか。
 1巡目 ツモ 打
 2巡目 ツモ 打
 3巡目 ツモ 打でイーシャンテン
 
 北家尾崎 5巡目に村上のツモ切ったをポンでイーシャンテン
  ポン
  しかしこのポンで村上に有効牌が流れ、村上に条件をみたすテンパイが入る。
  6巡目 ツモ 打
  7巡目 ツモ 打でリーチ
  尾崎も8巡目にをチー、打でカンのテンパイ。
9巡目 ツモ 打でリャンメン待ちに
 チー ポン
しかしこの局を制したのは村上であった。
  14巡目 村上
   ツモ ウラドラ
    の3000・6000のトップで終了。二転三転の末、村上が競り勝った。

 村上 +61.7
 佐藤 +39.1
 尾崎 -35.6
 平賀 -65.1

A卓2回戦 起家から(張、上野、金子、水巻)の順

  東1局に1300・2600をツモあがった水巻であったが、東2局1本場にポンテンの1000点のテンパイ
 が入るも、ヤミテンの金子のタンピンドラ2の8300を放銃。東3局も張に1300放銃と流れはよくなかった。

東4局 ドラ
東家 水巻 4巡目にイーシャンテン
  
  5巡目 ツモ 打
  6巡目 ツモ 打
  8巡目 ツモ 打でリーチ
  
  西家 上野 5巡目にイーシャンテン
  
  6巡目 ポン 打のテンパイ取らずでマンズのホンイツへ
  7巡目 ツモ 打でイーシャンテン
   ポン
  8巡目 親の水巻に打つ牌のない張がのトイツ落とし。
  上野 ポン 打でテンパイ
   ポン ポン
  しかし、水巻がこの局を制する
  11巡目 ツモ ウラドラの4000オール。序盤の失点を取り戻す。

東4局1本場 水巻・上野の二人テンパイ

東4局2本場 ドラ
  南家 張が8巡目にテンパイ
  
    ドラ表示牌のカン待ちだけにヤミテンを選択
  東家 水巻も10巡目にテンパイ
  
    ドラのカン待ちで役なしだがヤミテンを選択
  西家 上野も10巡目にテンパイでリーチ
  
  水巻は13巡目にを、張も14巡目にを引き撤退する
  15巡目 上野 ツモ ウラドラ
    2000・4000は2200・4200で2着目に浮上する。

南1局
  南家上野が11巡目にピンフツモの400・700をツモりトップ目に。
  親の張はイーシャンテンがやっとで、つねに後手を踏む苦しい展開が続く。

南2局 ドラ
  南家 金子の配牌
  
  1巡目 ツモ 打
  2巡目 ツモ 打
  3巡目 ツモ 打
  4巡目 ツモ 打でイーシャンテン
  
  5巡目 ツモ 打でリーチ
  
    8巡目 ツモ ウラドラで1000・2000ツモ。追撃態勢を整える。

南3局 ドラ
  東家 金子4巡目にイーシャンテン
  
  5巡目 ツモ 打
  7巡目 ツモ 打
  8巡目 ツモ 打でリーチ
  
   南家 水巻7巡目にイーシャンテン
  
  しかし有効牌を引かない。
  金子 13巡目 ツモ ウラドラ
    高目ツモ裏1で6000オールで一気にトップ目に。一回戦ラスの金子には大きいあがりとなった。

南3局 1本場、水巻が2000・4000は2100・4100をツモって二着に浮上するが、南4局上野が
ドラのカン待ちをリーチしてツモり、2000・4000で二着に再浮上。張には苦しい展開が続く。

  金子 +43.8
  上野 +17.2
  水巻  -8.2
  張   -52.8

B卓2回戦 起家から(尾崎、村上、平賀、佐藤)の順

東1局、西家 平賀がカン待ちを一発ツモで2000・4000、反撃開始する。
東2局 東家 村上の1300オール
東2局1本場 佐藤・平賀の二人テンパイ

東3局2本場 ドラ
  西家 尾崎5巡目イーシャンテン
  
    7巡目 ツモ 打でリーチ。
  
  関連牌はのみ3枚切られているので、変則3メンチャンに受ける
    東家 平賀5巡目イーシャンテン
  
  7巡目 ツモ 打
  8巡目 ツモ 打でリーチ
  
  南家 佐藤6巡目イーシャンテン
  
  8巡目 ツモ 打でリーチ

  10巡目 平賀 アンカン カンドラ
11巡目 尾崎 ツモ ウラドラ
  ウラドラが3枚のって3000・6000は3200・6200。尾崎の待ち選択が決まる。

東4局 東家 佐藤の一人ノーテン。
南1局1本場 南家 村上が尾崎から1300は1600の出あがり。

南2局 ドラ
  ここまで一人沈みの西家佐藤が動く
  4巡目に、6巡目にをポンしてイーシャンテン
   ポン ポン
  7巡目 ツモ 打
  ドラを引いてくるもくっつかない。
  南家 平賀7巡目にイーシャンテン
  
  8巡目 ツモ 打
  9巡目 ツモ 打でリーチ
  佐藤平賀のリーチ一発目にツモツモ切り。平賀に手痛い放銃となる。
  ウラドラで8000は8300

南3局 南家 佐藤が700・1300ツモ

南4局 東家 佐藤10巡目にリーチも南家 尾崎に11巡目に追いかけられ、佐藤が尾崎に1300放銃
尾崎は出あがりウラ1でトップだったが裏ドラのらず、平賀がトップを拾う。

  平賀+38.7
  尾崎+17.8
  村上 -9.9
  佐藤-46.6

A卓3回戦 起家から(張・金子・水巻・上野)の順

東1局、東家 張が1300オールツモるも、1本場は北家 上野の一人テンパイ。張はイマイチのれない。

東2局2本場 ドラ
  西家 上野 7巡目リーチ
   アンカン  カンドラ
  終盤、東家の金子もリーチ。水巻がテンパイを取りに行ってを上野に放銃。
  ウラドラ
    1600点がウラドラ7つで16000は16600の放銃となる。

東3局 上野、金子の二人テンパイ。

東4局1本場 ドラ
  東家 上野 ここまで、50800点のトップ目。リードを広げておきたいところ。
6巡目イーシャンテン
   ポン
  7巡目 ツモ 打でテンパイ
  南家 張 9巡目イーシャンテン
  
  12巡目 ツモ 打でリーチ
  18巡目 ツモ ウラドラ
  2000・4000は2100・4100で張が意地を見せる。

南1局 西家水巻が東家張から2600出あがり。

南2局 ドラ
  南家 水巻6巡目イーシャンテン
   ポン
  7巡目 ツモ 打でテンパイ
  北家 張8巡目イーシャンテン
  
  9巡目 ツモ 打でリーチ
  これをツモあがるとトップ目に立つことができる。張には大きなチャンス。
  しかし結果は11巡目張がで水巻に1000放銃。勝負どころでなかなかあがれない。

南3局 東家水巻が、北家金子から9600を出あがり。金子を抜いて3着に浮上する。
南3局1本場 南家上野が、西家張より1000は1300出あがり。
南4局 西家金子が8巡目にリーチするも流局。金子一人テンパイ。

  上野 +47.0
  張   +12.8
  水巻 -19.3
  金子 -41.5
  供託    1.0

B卓3回戦 起家から(佐藤、尾崎、村上、平賀)の順

東1局 ドラ
  西家 村上6巡目イーシャンテン
  
  8巡目 ツモ 打
  12巡目 ツモ 打 でヤミテン
  
  北家 平賀10巡目イーシャンテン
  
  14巡目 ツモ 打リーチ
  15巡目 ツモ(一発)ウラドラ
  で2000・4000ツモ。平賀がいいスタートを切る。
東2局 北家佐藤が800・1600のツモあがり。

東3局 ドラ
  西家佐藤 8巡目にドラを重ねてイーシャンテン
  
  10巡目 ツモ 打
  13巡目 ツモ 打と安全牌を変え
  14巡目 ツモ 打のヤミテン
  
  このヤミテンに13巡目にチートイツのイーシャンテンの南家平賀が15巡目にで8000点放銃
  この日の平賀は失点が大きい。

東4局 西家尾崎が2000・4000ツモ
南1局 西家村上が2000・4000ツモ
南2局 東家尾崎の一人ノーテン
南3局1本場 北家尾崎が南家平賀から2000は2300出あがり

南4局 ドラ
  南家 佐藤 32200点
  西家 尾崎 32700点
  北家 村上 34200点
  東家 平賀は何とか連荘したいところ。
  6巡目にイーシャンテン
  
  7巡目 ツモ 打でリーチ
  ツモれず、平賀一人テンパイ。

南4局1本場 ドラ
  供託1000点と1本場で3着目佐藤も1000点出あがりトップとなる。
  西家 尾崎配牌
  
  1巡目 ポン 打
  2巡目 ポン 打
  3巡目 ツモ 打
  4巡目 チー 打でテンパイ
   チー ポン ポン
  6巡目 ツモ 打で待ち変え
   チー ポン ポン
  南家 佐藤7巡目にイーシャンテン
  
  8巡目 ツモ 打
  9巡目 ツモ 打で仕掛けも視野に入れてタンヤオへ
  11巡目 チー 打でテンパイ
   チー
  14巡目 ツモ 打
  15巡目 ツモ 打でリャンメン待ちに
  北家 村上 17巡目にチートイツのイーシャンテンまで。
  東家 平賀 16巡目にポンでイーシャンテンと苦しい
   ポン
  18巡目 ツモ アンカン
       ツモ  打
   アンカン ポン
  20巡目 ツモか打かの選択
  実は、17巡目尾崎はが打てず、のアリャンメンからタンキに待ち変えを行っていた。
  平賀の選んだのは打。佐藤に1000は1300放銃。
  2回戦ラスだった佐藤にとってはとても大きなあがりであったに違いない。

  佐藤 +33.5
  村上 +13.2
  尾崎  -8.3
  平賀 -38.4

A卓4回戦 起家から(張、金子、水巻、上野)の順

東1局、東家 張が11巡目に、西家 水巻が12巡目にリーチも流局、二人テンパイ。
東1局1本場、北家 上野が西家 水巻から1000は1300の出あがり。
東2局、東家 金子と西家 上野の二人テンパイ

東2局1本場 ドラ

  前局上野のリーチを凌いで連荘した東家 金子にチャンス手が入る。金子配牌
   打
  2巡目 ツモ 打
  3巡目 ツモ 打
  4巡目 ツモ 打でイーシャンテン
  
  5巡目 ツモ 打
  6巡目 ツモ 打でヤミテン
  さらに7巡目 ツモ 打でどちらが出ても12000点、高目ツモだと6000オールのヤミテンに
  
  北家 上野6巡目にイーシャンテン
  から
  8巡目 ツモ ツモ切りで金子に12000は12300を放銃してしまう。

東2局2本場 南家 水巻が12巡目に、東家 金子が16巡目にリーチも流局、二人テンパイ

東2局3本場 ドラ

  東家 金子が3巡目にドラアンコのイーシャンテン
  
  南家 水巻が先にテンパイを果たす。9巡目にイーシャンテン
  
  10巡目 ツモ 打でリーチ
  金子が11巡目に追いかけリーチ
  
  しかしこの局を制したのは北家 張
  5巡目にイーシャンテン
  
  8巡目 ツモ 打のテンパイ取らずから
  11巡目 ツモ 打でヤミテン
  
  12巡目 水巻が張にで1000は1900放銃。供託とリーチ棒合わせて4000点も同時に得た。
  金子があがっているとこの半荘が決まるだけに大きなあがりになった。

東3局 東家 水巻が北家 金子から2900を出あがり。
東3局1本場 南家 上野が2000・4000は2100・4100をツモあがり。
東4局 北家 水巻が西家 金子から2600を出あがり。
南1局 東家 張が500オールをツモあがり
南1局1本場 南家 金子が1000・2000は1100・2100をツモあがり。
この日の張は親番時にチャンスが全く来なかった。

南2局 ドラ

  東家 金子4巡目にイーシャンテン
  
  5巡目 ツモ 打
  6巡目 ツモ 打で678の三色が確定する。
  9巡目 ツモ 打でリーチ
  
  7巡目にをツモ切りしてある。
  北家 張6巡目にポンでイーシャンテン
   ポン
  9巡目 ツモ
  押すか引くか。これ以上金子にあがられてはトップは狙えなくなるか。ここは押しを選択
  金子の捨牌にがあったことも影響しただろうか。ツモ切りで金子に一発で放銃
  ウラドラで12000点。張とは対照的にこの日の金子は親番のチャンス手をものにしている。

南2局1本場 東家 金子が4000は4100オールをあっさりツモあがる。
南2局2本場 東家 金子の一人テンパイ

南2局3本場 ドラ

  西家 上野2巡目イーシャンテン
  
  4巡目 ツモ 打のテンパイ取らずから
  5巡目 ツモ 打でリーチ
  
  対抗できる者はないと思われたが、東家 金子が立ちはだかる。
  金子のリーチを受けた時点の牌姿
  
  とてもあがれそうな気がしない。
  6巡目 ツモ 打
  7巡目 ツモ 打
  8巡目 ツモ 打
  9巡目 ツモ 打と無筋を切りとばす。
  10巡目 ポンでイーシャンテン
   ポン
  14巡目 ツモ 打
  15巡目 ツモ 打で待望のテンパイ
  16巡目 ツモ 打で待ちかえ
     ポン

  流局間際の18巡目に上野がで金子に18000は18900を放銃。ノッテいる時の金子は怖い。
  この時点で金子は80000点を超えていた。

南2局4本場  ドラ

  南家 水巻が9巡目にリーチ
  
  東家 金子が10巡目に追いかけリーチ
  
  金子の猛攻は止まらない。

  しかし、金子が12巡目に高目で水巻に放銃。ウラドラで12000は13200点 
  この半荘金子は水巻によく放銃する。

南3局 東家 水巻の一人テンパイ
南3局1本場 東家 水巻が4000は4100オールをツモあがり。金子との点差を17400点差とする。
南3局2本場 北家 金子があっさり300・500は500・700をあがり水巻の連荘を止める。
南4局 東家 上野がイーシャンテンから北家 水巻のリーチに8000点放銃。上野は大きくマイナスしこの日の
プラスを吐き出した。
  金子 +68.6
  水巻 +36.8
  張  -32.0
  上野 -73.4

B卓4回戦 起家から(村上、平賀、尾崎、佐藤)の順

東1局 ドラ

  東家 村上の配牌がいい。打でイーシャンテン
  
  だが有効牌を引けず、平賀のリーチを受け撤退。
  南家 平賀の配牌
  
  まあまあと言ったところか。しかしあっさりテンパイを果たす。
  1巡目 ツモ 打
  2巡目 ツモ 打
  3巡目 ツモ 打でイーシャンテン
  4巡目 ツモ 打でリーチ
  
  西家 尾崎
  安全牌を処理しながら6巡目にリャンシャンテン
  
  7巡目 チー 打でイーシャンテン
  9巡目 ツモ 打と無筋を連打
  10巡目 チー 打でテンパイ
   チー チー

  結果は16巡目平賀がで尾崎に痛い8000点放銃となる。

東2局 ドラ

  東家 平賀4巡目にイーシャンテン
  
  6巡目 ツモ 打
  7巡目 ツモ 打でリーチ
  
  前局、満貫放銃の平賀、ここは親番で他家の足を止めたいところ。
  だが北家の村上が立ちはだかる。5巡目にドラをアンコにしてイーシャンテン
  
  6巡目 ツモ 打
  7巡目 リーチ一発目に無筋のツモ切り
  9巡目 ツモを勝負
  11巡目 ツモ 打
  13巡目 ツモを勝負
  14巡目 ツモ
15巡目 ツモを勝負でリーチ
  

  結果は17巡目に平賀がで村上に放銃。ウラドラ
  前局に引き続き8000点の放銃となる。

東3局 東家の尾崎が6巡目にドラ雀頭のピンフをリーチするも流局。一人テンパイ
東3局1本場 南家 佐藤が2000・4000は2100・4100をツモあがり。
東4局 北家 尾崎が2000・4000をツモあがり。

南1局 ドラ

  東家 村上7巡目にイーシャンテン
  
  南家 平賀7巡目にイーシャンテン
  
  西家 尾崎5巡目にイーシャンテン
   ポン
  6巡目 ツモ 打
  7巡目 チー 打でテンパイ
   チー ポン
  9巡目 ツモ 打
  
平賀11巡目 ツモ切り、尾崎に8000点放銃。この半荘3回目の満貫放銃となる。

南2局 北家 村上が南家 尾崎から1000点出あがり。平賀の親があっさり流れる。

南3局 ドラ
  南家 佐藤6巡目にイーシャンテン
  
  7巡目 ツモ 打でチートイツへ
  10巡目 ツモ 打でリーチ
  
  ハネ満ツモでトップになれるのでドラ待ちに受ける。
  東家 尾崎8巡目にイーシャンテン
  
  14巡目 ツモ 打でリーチ

  結果は17巡目尾崎がで佐藤に放銃。ウラドラで8000点
  尾崎からリーチ棒が出たので、400点差で佐藤がトップ目になる。

南4局 ドラ
  東家 佐藤4巡目にイーシャンテンになるが、一度リャンシャンテンに戻し8巡目に再びイーシャンテン
  
  南家 村上トップ条件は満貫出あがり。4巡目にイーシャンテン
  
  ドラが一枚あるので、条件を満たすテンパイを入れることができそうだが、この後有効牌を持ってこない。
  北家 尾崎は上がればトップ。4巡目にイーシャンテン
  
  5巡目 ツモ 打でテンパイ取らず
  7巡目 チー 打でテンパイ
   チー
  マンズのくっつきに期待か。

  佐藤13巡目 ツモ 二枚切れの安全牌で、これ以上を持つのは危険とみたか、打尾崎に2000点
  の放銃となり、尾崎が再逆転でトップとなった。

  尾崎 +44.9
  佐藤 +21.3
  村上  -5.1
  平賀 -61.1

第11節を終わって以下の成績となった。

1位 尾崎 公太   +307.5
2位 金子 正輝   +289.6
3位 水巻 渉     +217.8
4位 石橋 伸洋   +172.8
5位 平賀 俊彦   +103.8
6位 上野 龍一   -120.2
7位 佐藤 崇     -122.4
8位 村上 淳     -169.5
9位 張 敏賢     -177.0
10位 大柳 誠   -241.5
11位 冨澤 直貴 -243.1

完全に上位と下位が分かれるようなスコアになった。上位陣がスコアを伸ばす中、平賀はこの日120マイナスし、
3位から5位に転落。少し苦しくなったが、まだ決定戦進出の可能性は残っている。最後まであきらめずに頑張って
ほしい。前最高位の張もこの日90マイナスし、降級が見えるところまで転落。今期の成績は意外である。12節は
上野、張が抜け番。上も下も熱い闘いになることは間違いない。最後の力を振り絞って残り2節頑張っていただきたい。

(文:紺谷 博)

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