コラム・観戦記

第34期C2リーグ観戦記

第34期最高位戦C2リーグレポート

今でも思い出す。
飯田橋に向かう総武線の電車の窓から見えた風景。
東南荘の階段を一歩ずつ登る自分の足音。
ドアを開けた時に飛び込んできた音、張り詰めた空気。

5年前、確かにボクはこの場所にいた。
ボクの、最高位戦選手のはじまりの場所、飯田橋東南荘。
そしてはじまり、最高位戦C2リーグ。

4月4日、希望と不安で胸いっぱいの新人10名を加えて、
赤組16名・白組15名で最高位戦C2リーグがスタートしました。
今回は第1節の対局の模様を皆様にお伝えします。

C2赤組

A卓(手倉森弘、真殿貴、沖野立矢、鈴木恭平 )
新人は1人もおらず、なんと鈴木以外は全員ボクより先輩。
通好みの渋い卓組みとなった。

1回戦
起家から、手倉森、真殿、沖野、鈴木の順。
東1局
先手を取ったのは鈴木

 ドラ

の形で8巡目にリーチ、軽快に700・1300をツモって一歩リードする。

鈴木は東3局にも1000は1300、東4局にも2000オールとアガり着々と点棒を稼ぐ。

東4局1本場
手倉森が1巡回して8巡目にリーチすると、真殿も9巡目に追っかけリーチ。
さらには親の鈴木も追いかけ3軒リーチとなり、卓上に熱い火花がぶつかり合う!

手倉森
 ドラ

真殿

鈴木

結果は鈴木が手倉森にメンピンドラ3900は4200放銃。
鈴木の親番突き抜け作戦は失敗に終わる。

南2局
沖野がアグレッシブに北、中と仕掛けてさらに北を加カンしてようやくテンパイ。

 ポン加カン ポン  ドラ カンドラ

鈴木もチーしてテンパイ。

 チー

が3枚、が2枚場に切れてるとは言えさすがに鈴木に分があるかと思いきや、
沖野が力強くをツモりあげて1600・3200。

南3局
真殿が4巡目にリーチ、鈴木も7巡目に追いつきリーチ!

真殿
 ドラ

鈴木

結果は真殿が高目のをツモって2000・4000。
鈴木は二連続で勝負手が負けて、やや嫌なムードでオーラスの親を迎える。

南4局
点棒状況
手倉森  26500
真殿   32000
沖野   30500
鈴木・親 31000

派手なアガリも飛び出したが、最後の最後は大接戦。
痺れる緊張感のなかでのオーラスとなる。

4名ともなかなか手がまとまらないなか、16巡目に手倉森がチーして形式テンパイ。
すると沖野も17巡目にのポン。
結果は親の鈴木の1人ノーテン、最後まで通好みの結末となる。

真殿    33.0
沖野    11.5
鈴木   -12.0
手倉森  -32.5

A卓最終結果は、沖野・真殿がプラスし、鈴木・手倉森がマイナスとなった。
特に手倉森は脇にツモられまくり100Pのマイナスとなってしまったようだ。
自分では『腰抜け』と言っているが、守備重視の丁寧な麻雀をするタイプ。
同い年の一人として次節以降頑張ってもらいたい。

B卓(竹内朋之、栗田寛、西嶋千春、増田慎吾)
こちらはうって変わってフレッシュな卓。
新人西嶋・増田VS若手竹内・栗田の対決となった。

1回戦
起家から、西嶋、増田、竹内、栗田の順。
東1局
竹内が新人には負けてられぬとばかりに6巡目に早々リーチ

 ドラ

すぐにツモって700・1300。まずは先輩の威厳を見せる。

東3局
親の増田がドラのを引き入れ6巡目にリーチ。

 ドラ

安目だがをツモって2600オール。

続く東3局1本場は、栗田がチートイドラドラをツモって2000・4000は2100・4100。

南3局
栗田がポン、チーと仕掛けると、親の増田もポンと仕掛け返す。
さらに栗田がポンとすると、増田もポン、場は壮絶な仕掛け合戦に。

栗田
  ポン チー ポン  ドラ

増田
 ポン ポン

さらには西嶋も12巡目にリーチをかぶせる!

増田がをチーしてを切り待ちを待ちに食い延ばすと、
そのを竹内がチー。すぐにロン!

竹内
  チー ロン

並びシャンポン待ちのタンヤオのみをアガリきり、
ラス目ではあるがオーラスの親に望みをつなぐ。

南4局
点棒状況
栗田   29900
西嶋   23100
増田   44000
竹内・親 23000

増田以外の2着争いが見所か、竹内は何が何でも連荘したいところ。

結果は西嶋が5巡目にを2鳴き、すぐに中のみの1000をアガりあっさりと決着。
新人増田、リーグ戦初戦をトップで飾る。

増田  44.0
栗田   9.9
西嶋 -15.9
竹内 -38.0

B卓最終結果は、新人増田が130近く勝って第1節首位に輝く。
パーティーなどの行事などでも積極的に働く姿が見られ、先が楽しみな後輩がまた一人増えた。
一方、竹内は130近くのマイナスで最下位。
負けん気の強い男だけに、次節以降は黙っていないはずだ。

C卓(湊陽介、神谷ゆき、斎藤巧也、佐野秀一)
10年選手のベテラン佐野に、新人の湊・斎藤がどのように立ち向かっていくのか。
経験と若さとがぶつかり合う。

2回戦
起家から、佐野、湊、斎藤、神谷の順。
東2局、斎藤のリーチを親の湊が仕掛けて中ドラの2900でかわす。
同1本場
親の湊、中盤に下の形。

  ドラ

は場に一枚切れだったがを切ってリーチ。
をツモってリーツモタンヤオ三暗刻、4000は4100オール。
若々しいツモを見せ付けてトップ目に立つ!

同2本場、親の湊が2巡目リーチ。
ノリノリモードかと思いきや、神谷が追いかけてリーチ一発ツモ1000・2000は1200・2200。
簡単には独走を許さない。

東3局
佐野が白ポン、東ポンと仕掛けると湊がリーチ。

 ドラ

佐野もさらにチーしてテンパイ

 チー ポン ポン

息詰まる熱戦、湊がツモったのは・・・
力無く河に置くと、『ロン』の声が重なる。実は親の斎藤もしぶとくテンパイしていた。

斎藤のタンヤオ2000の頭ハネで、佐野は大物手を逃す。
湊は軽傷ですんでホッと一息といったところ。

南4局
点棒状況
佐野   36900
湊    41100
斎藤    9300
神谷・親 32700

斎藤は苦しいが、三着目が親の神谷なだけに最後まで順位争いが楽しめそうだ。

神谷がをポンすると、湊もをポン。さらには佐野もリーチと一気に盛り上がる。

神谷
 ポン ドラ


 ポン

佐野

ここは神谷がをツモって1300オールで延長戦。

同1本場
佐野 34600
湊  39800
斎藤  8000
神谷 37600
さらに上位3人の争いは激化!
神谷がポン、ポンと仕掛けてテンパイ。
 ポン ポン ドラ

すぐに佐野からが出て12000は12300。
佐野はあっさり切ったように見え、重厚な手筋の佐野らしくない放銃だった。

同2本場は、斎藤が湊からメンタンピン一発ドラの8000は8600をアガる。
順位は変わらなかったが、最後の最後に意地を見せた。

神谷  49.9
湊   11.2
佐野 -17.7
斎藤 -43.4

C卓最終結果は、湊・佐野がプラス、斎藤・神谷がマイナス。
新人の湊は100近く勝ってリーグ2位につけた。
実はB卓の増田・湊のワンツーコンビは同じ麻雀店に勤務しているらしい。
お互い良きライバルとしてこれからも切磋琢磨していってほしい。

D卓(長尾賢一、宮本祐子、大竹信秀、藤田基三)
宮本は女流最高位決定戦での経験をリーグ戦に生かせるのか。
新人の大竹はどのような麻雀を打つのか、長尾・藤田も黙っちゃいないぜ。

2回戦
起家から、長尾、藤田、宮本、大竹の順。
東1局
親の長尾が仕掛けると、宮本が有効牌を引き入れ12巡目にリーチ。

 ドラ

長尾が飛び込み8000放銃。

東2局
長尾がお返しとばかりにドラをアンコにしてリーチ、
するとテンパイしていた大竹がツモ切りリーチ。

長尾
 ドラ

大竹

結果は長尾が大竹に放銃、裏ものって5200。
アガりはしたが、リーチするなら最初からしたほうがよく思われ、大竹の選択には疑問が残った。
片や、長尾は早くも点棒が半分に。苦しい立ち上がりとなる。

東3局、攻め続ける長尾は6巡目にリーチ、自風ので満貫をアガり大竹から8000を取り返す。

東4局1本場
宮本の仕掛けで親の大竹にテンパイが入る。

 ドラ

しかし大竹はここでダマを選択。が2枚切れが1枚切れであったが、
ここでこれをダマにしていたら子にいいように打たれるだけである。
リーチをしたほうがいいのではないか。
結果は1500は1800の出アガリ。打ったほうも点数を聞けばホッとするくらいのもの。

同2本場は、長尾がリーチツモドラ裏の2000・4000は2200・4200とすると、
南1局は、藤田がカンをツモってタンヅモドラドラ2000・4000。
ここまで満貫4発と高打点の飛び交う打撃戦となる。

南2局は、終盤に長尾がポンして高目のトイトイテンパイ。
すぐに親の藤田がリーチ、カンをツモってリーチツモドラ裏4000オール。
トップ目からさらに大きくリードする。
(それにしても満貫、満貫ってキミたちほんとによくアガるなあ)
(↑「いやいや、一番アガりまくってるアンタが言うな(笑)」by鈴木聡一郎)
南2局2本場
長尾が7巡目にリーチすると、親の藤田も仕掛けてテンパイ。
さらには大竹もリーチで追いかける!

長尾
 ドラ

藤田
 チー

大竹

殴り合いの結果は、大竹が長尾からリーチ中ドラ裏の8000は8600出アガリ。(裏
マママ、マンガンラッシュ!!!

南3局1本場
長尾が9巡目にリーチ。

 ドラ

自風でドラのがアンコ、ラス目から一発逆転勝負リーチである。
大竹がさばきにいくが、残り1巡というところで長尾がをツモる。
リーチツモ西ドラ3、3000・6000は3100・6100。一気にラスから二着目に!

南4局
点棒状況
長尾   26000
藤田   49000
宮本   19400
大竹・親 25600

藤田はほぼ安泰、長尾はなんとか2着をとりたいところ。

宮本がポンしてドラ色の染め手、8巡目にテンパイ。

 ポン ドラ

を切ってカン待ちに受けると、さらにをポンして待ち変え、を持ってきてまた待ち変え。

 ポン ポン

すると親の大竹もリーチ、さらに長尾もチーしてチンイツテンパイ。

大竹

長尾
 チー

緊迫した空気の中流局。藤田もしぶとくテンパイして全員テンパイ。

同1本場
親の大竹が南ポンして下の形。

 ポン ドラ

上家から出たをチーして切り。次巡をツモるとなぜかと切っていく。
ドラが無いとわかれば他家(特に断トツのトップ目)に自由に打たれてしまうと思うが・・・。
さらに微妙な手牌進行をして終盤テンパイの宮本から1500は1800出アガリ。

 チー チー ポン ロン

まさにイリュージョン。ていうかツモってるし!

同2本場は宮本がリーチして流局。静かな幕切れとなる。

藤田  48.0
大竹   6.4
長尾 -15.0
宮本 -40.4
(供託1.0)

D卓最終結果は、宮本・藤田がプラス、大竹・長尾がマイナスとなった。
新人の大竹は緊張して本来の打ち方が出来なかったのかもしれないが力不足を感じた。
長尾は攻撃力が持ち味の選手だが、もう少しトップ取りと順位取りの違いを模索したほうがいい。
今後の挽回に期待する。

C2白組
A卓(幡井梨花、浅井裕介、京杜なお、白鳥ケイタロウ、細谷映里子)
女流3人の華やかな卓。プラス若者とオジサン。
新人は一人もおらず、お互いの手の内を知っているだけに読み合いとなるのか。

5回戦
起家から、京杜、浅井、幡井、白鳥の順。(細谷抜け番)
東1局
親の京杜

 ドラ

ここから切りダマ。さらにを持ってきてを切ってダマ。
イーペイコーとドラ引きもあるが、開局の親なら押さえつけのリーチもあったか。
そんな間にを切った浅井が10巡目リーチ。

幡井からメンピンイーペイコードラ8000出アガリ。

東2局
親の浅井が手作りしてリーチ。

 ドラ

安目だがを一発でツモって裏ものせて4000オール。
わずか2局で5万点突破のロケットスタート!

東2局1本場
親の浅井が早々と仕掛けると、幡井が追いついてリーチ。

浅井
 チー ポン ドラ

幡井

浅井がすぐにを掴むが安全度と打点アップでマンズ外し。
結局京杜がで幡井に放銃して裏がのり3900は4200。

東4局
親の白鳥がダブルリーチ!星か、星が来たのか!

 ドラ

結果は脇に3枚とも流れて流局。
ちなみに以外の字牌は全部場に出た。オジサンには星は無いらしい・・・。

南2局
14巡目に幡井がリーチ、すると前からテンパイしていた白鳥がツモ切り追いかけリーチ。

幡井
 ドラ

白鳥

結果は白鳥がを掴み、裏がで8000放銃。
白鳥のこの選択はどうか?
特にドラが出やすい場況でもなく、オリないなら先行リーチを打つべきだし。
ダマにしているならリーチがかかった時点でまわるべき。
ダマにして自由に打たれ十分形でリーチされては勝ち目が薄いのではないか?
ちなみに幡井のリーチの前にドラを切って良さげな単騎で曲げているとツモアガリ、これは神。

南3局
白鳥、幡井が続けて仕掛けると、京杜がリーチ。

 ドラ

白鳥が一発で安目のを掴んで5200放銃。オジサン炎上。

南4局
点棒状況
京杜   30200
浅井   47100
幡井   29500
白鳥・親 13200

京杜・幡井の女同士の壮絶な2着争い、白鳥は連荘で挽回なるか。

親の白鳥、6巡目
 ツモ ドラ

白鳥切り・・・。
おーいオジサーン、そんな悠長な場合じゃないぞー。
早くリーチしないとみんなに好き勝手やられちゃうぞー。

浅井が染め手模様で仕掛けて、結局2000・4000ツモアガりで有終の美。

 ポン ポン ツモ

ちなみに仕掛けたあとにを鳴かせたのは微差の3着目の幡井。
自分がリャンシャンテンなのを考えると、字牌とピンズは絞って親の連荘に期待したほうがいい。
2着目なら鳴かすだけ鳴かして、ツモか脇の放銃期待という手もあるが・・・。

浅井  55.1
京杜   8.2
幡井 -12.5
白鳥 -50.8

A卓最終結果は、浅井が100Pオーバーで首位に輝き、幡井・白鳥がマイナス。
特に白鳥は100P近く負けて最下位。頼むぜ、同期のケイタロウ!
頑張れオジサン、負けるなオジサン。明日はきっとオジサンの風が吹く・・・かも?

B卓(粟田口能久、須田春恵、富尾啓吾、亀山馨、石井文子)
こちらも女流が3人の華やかな卓だが、新人も3人。
富尾・亀山・石井の3人が初のリーグ戦で気負わずに打てるかがポイント。

4回戦
起家から、粟田口、石井、亀山、須田の順。(富尾抜け番)
東1局
須田が4巡目に早々リーチ。

 ドラ

すぐにをツモって1000・2000、まずまずの好スタート。

東3局
粟田口が6巡目にリーチ。

 ドラ

ツモって裏が、リーツモ裏裏2000・4000。
効率のよい満貫でトップ目に立つ。

南2局
粟田口が染め手で仕掛けると、須田がリーチ。

粟田口
 ポン ポン ドラ

須田

大物手同士がぶつかったが、ここは流局。

南2局1本場
親の石井が仕掛けると、亀山が9巡目にリーチ。

石井
 ポン ドラ

亀山

しかし粟田口がピンフドラ2000は2300で軽快にかわす。

南3局は、親の亀山がリーチするが流局。
同1本場、親の亀山がポンすると、須田がポンしてすぐに1000は1300。
勝負はオーラスへ。

南4局
点棒状況
粟田口  40200
石井   21300
亀山   21500
須田・親 37000

淡々と局が進んだ印象があるが、気付けば新人女流二人がラス争い。
先輩たちの卓回しに翻弄されたか。上の二人の争いも熱い。

4巡目のに粟田口がロン。まさに電光石火!

 ドラ

三色のおまけまでついて8000。放銃したのは石井。
誰が切ってもおかしくなかっただけにアンラッキーな交通事故。
亀山はホッと胸を撫で下ろす。

粟田口 48.2
須田  17.0
亀山 -18.5
石井 -46.7

B卓最終結果は、富尾・粟田口・石井がプラス、須田・亀山がマイナス。
先輩同士、新人同士のなかでも良い結果・悪い結果に分かれる形となった。

C卓(鴻海大輔、萩原裕太、塚本泰隆、近藤加那子、正木太志)
新人の鴻海・塚本が先輩たちにどう立ち向かっていくのか。
紅一点の近藤の安定感ある打ち筋にも注目。

4回戦
起家から、近藤、正木、萩原、鴻海の順。(塚本抜け番)
東1局
12巡目に萩原がリーチすると、
テンパイとらずを繰り返していた親の近藤も14巡目に十分形で追いかけリーチ。

萩原
 ドラ

近藤

萩原リーチのみでは分が悪いかと思ったが、近藤がを掴み裏ものって、リーチ裏裏5200放銃。
近藤には辛いスタート、萩原には幸先のよいスタートとなる。

東4局1本場
近藤の8巡目

 ツモ ドラ

ここからを切ってテンパイとらずとすると、次巡を引いてリーチ。

4巡目にを切っており鉄板の待ちかと思えたが、萩原が仕掛けて追いつきツモアガる。

 チー ツモ

發ドラドラ1300・2600は1400・2700。近藤苦しい展開が続く。

南1局
正木が4巡目に積極的に仕掛ける。

 ポン ドラ

どうせW南頼みの手牌、相手に対応させるのも目的の一つか。
7巡目に鴻海がを切ると萩原からロンの声。

 ロン

捨て牌に違和感もなく安目5200を嫌ってリーチもありそうだが、
四万点持ちのトップ目であり手堅くダマ、最高目でアガる。
メンホン一通イーペイコー12000!

南2局
親の正木が7巡目にリーチ

 ドラ

『渋さだけじゃなく若さもあるぜ』と言わんばかりに、一発でを力強くツモ!
リーチ一発ツモ一通ドラ裏6000オール。一撃で復活する。

南3局、好配牌を得た正木だったが渋さを目指すあまりツモとかみ合わず。
その間に鴻海のリーチを受けて撤退。一人テンパイで流局。

南4局1本場
点棒状況
近藤   15500
正木   41900
萩原   51200
鴻海・親 10400
(供託1000)

正木は満貫ツモで単独トップ、満貫出アガリ(トップ目以外)で同点トップ。
上の二人、下の二人が競ってる展開。鴻海はまず連荘したいところ。

親の鴻海の7巡目

 ツモ ドラ

大物手の予感がするワクワクするような手牌だが、なんとこのをツモ切り!!!
ここは普通にを切っておくところ。さらにもツモ切ってイーシャンテンの形を逃す。
もたついてる間に正木がリーチ。

ツモって裏1でトップ、まあ2着でも良しか。
15巡目に鴻海がようやく追いつく。

 ツモ

しかしリーチ宣言牌のが近藤のピンフのみに捕まり終了
(ていうかいつのまに引き戻したんじゃ-)
本来ならば鴻海は下の形でテンパイしているはず。

リーチをかけて安目ながらをツモアガっているはずで、かなり手痛いミスとなった。

萩原  51.2
正木  20.9
近藤 -20.2
鴻海 -51.9

C卓最終結果は、近藤・正木・萩原の先輩組3人がプラス、塚本・鴻海の新人組がマイナス。
明暗がくっきりと分かれた。正木は国士無双もアガったらしい。
しっかり丁寧に打っている近藤と新人・鴻海では雀力の開きも感じられた。

ちなみに白組は卓組の構成上、抜け番の者がいたのでここで補足しておく。

A卓・細谷 最高位戦ファンクラブのかたに言わせるとお嫁さんにしたい女流ナンバー1!
      よく気が利く小柄で可愛らしい女の子。
B卓・富尾 B1リーグのW太田にひけをとらない見た目年齢不詳のスキンヘッド!
      ガタイはデカくいかついが、物腰は柔らかい。
C卓・塚本 最高位戦が自信を持ってプロデュースするイケメンニューフェイス!
      ミスチルの桜井似の甘いマスク、ガタイは小さいがそこがまたキュート。

麻雀について全然触れてねEEEEE!
まあこればっかりは実際後ろで見ないとわからないってことで。

そんな前期C2リーグの日程は
第2節 4月18日
第3節 5月9日
第4節 5月23日
第5節(最終節) 6月13日
となっております。(全部土曜日)

皆様の観戦、お待ちしております。

レポーター 平賀聡彦

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