女流選手達による華やかで激しい戦い、女流最高位戦。
今期も第13期女流最高位戦が7月18日(木)いよいよ開幕いたしました!
現女流最高位の花本まな選手に挑戦するのは果たして誰か?
全4節の予選リーグに出場した39名が準決勝への椅子を懸けて戦います。
第13期女流最高位 花本 まな 選手
■システム
まずは簡単に女流最高位戦のシステムをご紹介します。
登録選手は前年度の成績により、女流Aリーグ・女流Bリーグへと振り分けられます。
今期は女流Aリーグが16名、女流Bリーグが23名の参加となりました。
全4節16半荘を打ち、「女流Aリーグからは16名中8名」・「女流Bリーグからは23名中5名」が準決勝に進出。
昨年度決勝を戦った野添ゆかり選手・石井あや選手・茅森早香選手の3名を準決勝シードとして加えた16名で3日間12半荘の総当り戦を行い、決勝進出の3名を選出します。
特徴的なのは入ったばかりの新人選手でも決勝・ひいては女流最高位を手にすることが出来る点。
入会1年目からリーグの頂点に立てるシステムは他に類を見ないシステムでしょう。
☆女流Aリーグ
開始前インタビュー(女流最高位戦への意気込みについて)
・第1期女流最高位 渡辺洋香選手
とにかく準決勝へ行けるように、コツコツと頑張ろうと思います。
・永世女流最高位 根本佳織選手
今年は準優勝を狙います(笑)
まぁそれは冗談だけど、とにかく決勝にいかなきゃ意味がないから。
そのためにも予選・準決勝ととにかく勝ちたいな。
初日結果
1 宮本 祐子 124.3
2 内間 祐海 90.8
3 京杜 なお 79.1
4 谷崎 舞華 67.2
5 涼崎 いづみ 53.5
6 北島 朋子 19.3
7 いわま すみえ 9.9
8 渡辺 洋香 -4.9
9 西嶋 千春 -10.0
10 宇佐美 うみ -10.1
11 日向 藍子 -13.5
12 桐生 美也子 -18.7
13 浅見 真紀 -47.6
14 佐藤 かづみ -68.7
15 根本 佳織 -123.1
16 櫻田 由樹 -147.5
(上位8名が準決勝進出)
初代女流最高位である渡辺洋香選手・女流最高位5連覇の根本佳織選手をはじめそうそうたる顔ぶれの女流Aリーグ。
そんな女流Aリーグ、1回戦オーラスには京杜選手の1副露大三元が北島選手を直撃!
また、 最終4回戦には谷崎選手が親の四暗刻ツモでなんと113300点の超特大トップを獲得など大荒れの展開に。
しかし首位に躍り出たのは開始から2連勝、全連帯で終えた宮本祐子選手。最終戦谷崎選手の親役満を食らうも2着確保で傷口を最小限に抑えて首位スタート。
2位には36期後期入会と、この中では一番新人ながらも入会から2年連続で準決勝進出を決めている内間祐海選手がつけました。
対して永世女流最高位根本選手、昨年準決勝最終戦で花本選手の大逆転により惜しくも決勝を逃した櫻田選手は大きなマイナスを抱えてのスタートとなってしまいました。
・櫻田由樹選手コメント
去年最後の最後に負けてすごく悔しかったので、今年はなんとしても決勝に行きたい。
マイナススタートになってしまったけど、まだ1節目なので残りをしっかりやりたいです。
☆女流Bリーグ
初日結果
1 満井 あゆみ 93.5
2 植村 里菜 72.6
3 江上 知代子 66.6
4 鳥越 智恵子 56.1
5 元島 明子 39.5
6 小池 美穂 36.5
7 須山 いづみ 31.9
8 華村 実代子 29.5
9 藤松 紗希 13.4
10 江森 るり子 10.5
11 小林 千紗 8.8
12 川端 美雪 5.6
13 中里 春奈 3.4
14 金澤 みわ 2.4
15 神谷 結貴 -3.1
16 細谷 映里子 -26.1
17 足木 優 -33.8
18 柳 まお -61.5
19 佐藤 江利華 -63.4
20 樋口 清香 -73.4
21 太野 奈月 -76.3
22 山田 真紀子 -104.0
23 近藤 加那子 -115.7
(上位5名が準決勝進出)
Aリーグとはうって変わってフレッシュな新人も多く所属する女流Bリーグ。
Aリーグに比べ準決勝進出への椅子は少なく、非常に熾烈な戦いが繰り広げられる。
初日首位に立ったのは、38期後期入会、正に入会したばかりの新人、満井あゆみ選手。
初の対局ということでかなり緊張も見られたが、2度の6万点オーバートップで首位に立った。
2位につけたのは38期前期入会の植村里菜選手。前期入会なので女流リーグへの参戦は初となる。
植村選手は現在開催中の最高位戦Classicでも準決勝進出を果たすという快挙を成し遂げており今期注目の選手である。
また、後期入会の女流選手のうち4名がデビュー戦となった。今後の活躍に期待したい。
満井 あゆみ 選手 藤松 紗希 選手 佐藤 江利華 選手 樋口 清香 選手
この日会場には花本まな女流最高位、そして準決勝シードの野添ゆかり選手、石井あや選手の姿もあった。対局姿を見せるのはまだまだ先のこととなるが、 予選第1節を観戦するその姿には確かに選手達の意気を感じられた。
最後に、そんな花本まな女流最高位のコメントを掲載したい。
去年、初めての決勝で女流最高位を獲得することが出来ました。
でもまだまだ確固とした自信は持てなくて、皆さんの挑戦を受けるという気持ちだと負けちゃう気がして。やっぱり今年も、チャレンジャーという気持ちで決勝には臨みたいんです。
そのために、対局を見てテンションを保って、予選から闘う選手の皆さんと同じ感じで対局に入って行きたいと思って観戦に来ました。スケジュールの都合で予選は初日しか見に来られないんですが、やっぱり来てみて、この空気を感じられてよかったと思います。
花本まな 第13期女流最高位
―このところ最高位戦Aリーグの観戦などにも足を運んでいる花本選手。
はっきりと「連覇」という言葉は自ら口には出さなかったが、その話しぶりなどから決定戦に懸ける気持ち伺えた。
決戦の時に向け、女たちの熱き戦いは続く。
◎日程
・予選リーグ 第1節 7月18日(木)
第2節 7月25日(木)
第3節 8月8日(木)
第4節 8月22日(木)
・準決勝 1日目 9月5日(木)
2日目 9月12日(木)
3日目 9月19日(木)(ベスト8)
※準決勝は全16人。3日間ポイント持ち越しで行われる(2日目に半分足切り)
開始時間は全て正午より。
・決勝 9月29日(日)・10月14日(月祝)
◎会場 予選リーグ 神田「ゴースタアネックス」(Tel.03-5296-5050)
準決勝~決勝 神楽坂「ばかんす」(Tel.03-3268-5577)
※全て観戦自由となっております。会場地図はこちら。