-2011年7月24日
飯田橋東南荘にて第10回野口恭一郎賞への出場権をかけた選抜大会が行われました!!
「麻雀界の若き才能を発掘し、麻雀界の発展に寄与する事」を目的とした「野口恭一郎賞」。
各団体から選抜される若手選手により争われ、優勝者1名がCS放送・MONDO TVの「モンド杯」または「女流モンド杯」の出場権を獲ることができます。
昨年度は女流棋士部門で最高位戦所属の浅見真紀選手が見事優勝し、現在放送中の「女流モンド杯」に出演中です。
第9回野口賞・女流部門受賞 浅見真紀
最高位戦では今年度新たなる試みとして、従来の推薦枠以外で選抜選手を決める大会を行うことになりました。
大会システムはまず予選(1~4回戦)、ベスト16、ベスト8と6半荘に及ぶポイント持ち越し制の勝ち抜き戦が行われます。
今年度の選抜戦は32名の選手が出場し、6半荘終了時に以下の様な成績となりました。
第14期女流名人の北島朋子。
先の『麻雀最強戦2011』新鋭プロ代表決定戦で惜敗した鈴木優。
更には現B1リーグ所属の齋藤敬輔をはじめ、Bリーガー8名全員が準決勝までで敗れ去る波乱の展開。
北島 朋子 鈴木 優 齋藤 敬輔
決勝へ残った選手は以下4名となりました。
・1位通過:浅井 裕介
33期前期入会、現C2リーグ所属。
※ベスト16終了時点で総合1位の為、規定により決勝へジャンプアップ。
・2位通過:山崎 佑希
36期前期入会、現C2リーグ所属。
・3位通過:吉村 昌敏
34期後期入会、現C2リーグ所属。
・4位通過:相島 翔
32期後期入会、来期B2リーグ所属(今年前期でC1からの昇級が確定済)。
決勝卓(右から順に山崎、相島、吉村、浅井)
決勝戦はこれまでのポイントをリセットしての1回勝負。
トップを獲得した選手が、晴れて第10回野口恭一郎賞への出場権を得ることができます。
4名中唯一Bリーグ経験者で来期B2への返り咲きも決めている相島に対し、C2リーグ所属選手3名が挑む構図となった決勝戦。
しかし予想に反して相島だけが大物手を成就できず苦しむ中、吉村、浅井、そして山崎と目まぐるしく主役が入れ替わる打撃戦が展開されます。
オーラスまでもつれる白熱の勝負となりましたが、勝負を決めたのはラス親で4000オールを和了した浅井裕介!
前半抜け出した吉村、そして後半怒涛の追い上げで一時トップに躍り出た山崎を抜き去り、見事第10回野口恭一郎賞への出場権を獲得しました!!
優勝決定の瞬間
浅井選手のコメント
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33期前期入会の浅井です。
今まで大した実績を残せず、更には2年在籍し2度も次点でB2昇級を逃し、
今年こそと思っていた前期C1リーグではギリギリで降級。
そんな僕に与えられた数少ないチャンスだった今回の選抜戦。
一か月以上前からこの大会を待ち望んでいました。
予選から展開が良く、決勝にジャンプアップできたおかげで、
決勝を前にしっかり休憩もとれたことも勝因の一つかなと思います。
決勝も一番の強敵だと思っていた相島選手を抑え込みながらラス前まで運び、
吉村選手の親を流せればかなりの確率で優勝できる…
そう思っていたところから山崎選手に四暗刻をツモられた時は本当に痺れました。
結局オーラスに4000オールをツモれて再逆転できたのですが、
あんなに嬉しい満貫は初めてだったと思います。
出場させていただける野口恭一郎賞はもちろん、リーグ戦も上を目指しているので、
ちょっとでも僕を覚えてもらえると嬉しいです、損はさせません!
次は野口恭一郎賞優勝のご報告を、この場でできる様頑張ってきます!!
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第10回野口恭一郎賞は8月29日(月)、30日(火)の2日間に渡り開催予定。
最高位戦からは浅井選手に加え、推薦選手4名を含めた男女計5名の選手が出場予定となっています。
昨年度の浅見選手に続き、最高位戦へ吉報をもたらしてくれるのか?
彼らの活躍にご期待下さい!!