コラム・観戦記

【38期最高位決定戦第4節】

こんにちは!
最高位決定戦第4節へ行ってきました。

2312で+49.4。

スコアはイマイチ伸びませんでしたが、今決定戦で一番内容の良かった1日だったと思います。

第4節終了時トータル

新井 啓文   +220.5
村上 淳    ▲26.8
近藤 誠一   ▲79.4
佐藤 聖誠   ▲116.3

しかしトータルはかなり離されてしまいましたね・・・。

ひとまず今節から1局を紹介したいと思います。

13回戦南1局

近藤 32100
佐藤 35000
新井 17300
村上 35600

村上のリーチを受けた一発目にドラ無しチートイツをテンパイ。さてどうするか?

ちなみには親の近藤がをポンした直後に引いた牌で打ちきれず持っていた牌でした。
がすべて見えているので単騎でリーチを打つ選択もありますがひとまず打

これは解説の言うとおりで、近藤が直前にを手出ししたのでを持っていそうに見えたのです。
そうなるとが当たるケースもありますが、が通っているので待ち変えで当たるケースがなく、村上のリーチを受けて迷い迷いにを切ったように見えたので、まだテンパイしていないと思っていました。

そして次のツモが

自分で2枚切ってるフリテンの単騎なのでケイテンと同じです。
このケイテンのようなテンパイから私はを切りました。

このとき危険牌を切るつもりは一切なく、を勝負する気もありませんでした。
つまりは限りなく安全牌に近い牌だと思って切ったわけです。

ポイントは村上の捨て牌。
切られているソーズは全て手出しなんです。
この捨て牌だと、村上は9割方を持っています。
を持っていてが当たるパターンもいくつかありますが、この局に限って言えばが3枚切れなんですよね。
そうなると、などが否定されていくのでかなり安全度の高い牌ということになります。

私がこの日、今決定戦で一番内容がよかったと言えるのは、こういう牌をきちんと打てていたことにあります。
トータルはかなり厳しくなってしまいましたが、最終節も自分の麻雀をしっかり打った上で、新井を捉えられればと思います!

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