村上がいる、そして張がいる・・・。
そろそろ各選手もこの独特の空気になれたであろうか、4月22日(水)、34期Aリーグ第4節が行われた。
卓組は以下。
A卓 平賀 村上 張 金子
B卓 大柳 尾崎 伊藤 佐藤
C卓 石橋 冨澤 上野 水巻
どの卓も名勝負が繰り広げられると予想できるが、その中でもA卓は、その面子から「34期Aリーグ」を象徴する戦いとなるであろう。
A卓1回戦
回りは金子、張、平賀、村上。
開始直後は平賀が細かく点棒を稼ぐが、村上が東3局にメンタンドラの5200をアガり、頭ひとつ抜け出す。
東4局 ドラ
親番村上、6巡目に
を鳴いて










ポン


の形。さて、何を切ろう?
ここで多くの人は切り順の違いはあるにせよ
を落とすだろう。不安定だがダイレクト
引きと、
引きの保険も兼ねて
を引っ張る
切りもなくはないか?
村上は打
。対戦相手を考え、
待ちに対する「風通しのよさ」を重視した。この一打、正に最高峰の戦いの証明である。
次巡
を鳴き打
でテンパイ。






チー

ポン


張が終盤













で追いつきリーチするも、
をツモり上げたのは村上であった。
南1局にはサムライ平賀がリーチ、リーチツモ西で1300・2600












ツモ
南2局には親の張が、ツモ一通ドラで4000オール












ツモ
ドラ
などでそれぞれ加点するが、村上がラス前に1000・2000をアガり、他家を引き離したトップ目でオーラスの親を迎える。金子は少し元気がないか?
金子 9300
張 36000
平賀 25600
村上 49100
南4局 ドラ
裏
親の村上が5巡目に先制リーチ。













役もあるし待ちも愚形、それに1000点出したことで2着目の張の満貫ツモで着順が変わってしまうが、張も12000放銃で平賀を下回ってしまうので向かいにくく、展開を考えた素点稼ぎリーチである。
平賀が行くのか。それとも・・・。
数巡後、激情を乗せて無筋の
が河に放たれる。
金子が来た。
金子の手順を追ってみよう。
村上のリーチが入った時点で金子
5巡目 











ツモ
打
6巡目 











ツモ
打
7順目 











ツモ
打
8巡目 











ツモ
打
ちなみに
、
、
は共に村上の現物で、この時点ではオリているかのように見える。しかし異変が起きたのは次巡。
9巡目 











ツモ
打
そして
10巡目 











ツモ
打
11巡目 











ツモ
打
でリーチ
12巡目 











ツモ
(一発)
・・・・・
メンタンピン一発ツモイーペイコードラドラの4000・8000。圧巻である。一体何人がこの手順を踏んでアガれるというのだろうか。多くの打ち手がせいぜい3000・6000、あわよくばヤケクソの5200リーチだろう。それに倍満チャンスの
をただずっと待ち続けるだけのロマンティストとも違う。
結果を出す男、金子正輝。倍満ツモ条件をクリアし、堂々の3着である。
A卓1回戦終了
村上 +40.1
張 +12.0
金子 △13.7
平賀 △38.4
A卓2回戦
回りは張、村上、金子、平賀。
金子、東1局にいきなり



ポン

ポン

ポン


と、11巡目になんと緑一色のテンパイ。これは流局し不発に終わったが、その勢いのまま大きく加点し、平賀に8000を打つ場面もあったが44600のトップ目で南入を迎える。
南1局2本場
村上が早い段階で大物手をリーチしてツモ。












ツモ
3000・6000は3200・6200をアガり、金子に迫る。
南2局 ドラ
金子、5巡目に













にドラの
をツモり、テンパイトラズの
切り。8巡目には厚いピンズに寄せ、













という絶好の形にしてリーチ。
これを受けて一度は回った平賀だったが、終盤













から
をチーしてテンパイし、打
を勝負。これで金子の牌流パズルが完成した。
南4局 ドラ
好調の金子だったが、テンパイと同時に打ち出された
でなんと村上に痛恨の中ホンイツの5200放銃。
金子













村上









ポン

ロン
9800点差だった2着目の村上にとってはラッキーなアガリであった。
A卓2回戦終了
村上 +39.8
金子 +19.2
平賀 △18.1
張 △40.9
A卓3回戦
回りは平賀、金子、張、村上。
張の調子が悪そうだ。
東1局1本場から南1局1本場まで、8局連続失点により5700まで落ち込み、他3人のアガリ勝負となった。
東1局2本場 ドラ
裏
金子がリーチ












ツモ
(一発)
メンタン一発ツモドラウラの3000・6000は3200・6200。
東2局1本場 ドラ
裏
村上がリーチ












ロン
張からリーチ三色ウラウラの8000。
東3局 ドラ
裏
平賀がリーチ












ロン
張からリーチウラウラの5200
と、三者が高打点でアガる。
南1局 ドラ
カンドラ
親番の平賀が









アンカン


ロン
で村上から三暗刻ドラ3の12000をアガる。これで村上、戦線離脱か。
南2局2本場 ドラ
トップ目の平賀が局を潰しにいく。6巡目にテンパイ。






チー

ポン


9巡目に追いついた金子













が2枚見えており、平賀の現物でもある。ヤミテンを選択。しかし金子には、ヤミテンにしていたもうひとつの理由があった。
終盤ツモ
、打
でリーチ。













その一発目、平賀が山からすくった
を吸い寄せられるように河に置く。金子、リーチ一発の3900は4500をアガり、トップ目に。これをあらかじめ想定していたとは、恐るべし。
南3局4本場 ドラ
親の張が12巡目に必死の思いでリーチ。













しかし追いかけた村上の当たり牌を、程なくして持ってきてしまう。












ロン
リーチドラ1の2600は3800。これで張は箱を割ってしまった。
オーラスでは平賀がリーチ












ドラ
これを追いかけた村上から
でリーチドラ1の2600を出アガり、2着で終了。
A卓3回戦終了
金子 +48.4
平賀 +27.7
村上 △16.0
張 △60.1
A卓4回戦
回りは金子、張、平賀、村上。
東1局1本場には平賀がメンタンツモドラの2000・4000は2100・4100、東2局には金子がメンタンツモの1000・2000、東3局には張がタンピンツモドラの1300・2600でそれぞれ加点する。
置いてきぼりを食らった村上だったが、南1局、7巡目にテンパイしてリーチ。
その河は






(リーチ)
これにピンフドラ1をテンパイした張が
を切ると、村上からロンの声。












ロン
メンピンホンイツイーペイコー、最強位も驚愕の12000である。
張は南3局、リーチ後にまたもや大物手に打ち込んでしまう。
金子












ロン
ドラ
ピンフ一通ドラの痛すぎる8000。これで張は大きくラスに。
オーラスはトップ目の金子が速攻で中ドラ1の2000。わずか5巡の出来事だった。






チー

ポン

ロン
ドラ
A卓4回戦終了
金子 +39.0
村上 +14.1
平賀 △8.3
張 △44.8
A卓トータル
金子 +92.9
村上 +78.0
平賀 △37.1
張 △133.8
張、2444とまさかの3ラスで、涙を飲む結果となった。
B卓1回戦
回りは起家から伊藤、大柳、尾崎、佐藤。
東1局 ドラ
尾崎、配牌













から次々と絵が合うように牌が重なり、なんと8巡目には













でリーチ。その捨牌は







(リーチ)
特に派手でもなく、3巡目の
切りから出アガリが期待できそうだ。しかしこのときの宣言牌である
を親の伊藤が叩いてテンパイ。









ポン


このリーチと仕掛けに、ドラの
を2枚抱える佐藤も食らいつき、終盤なんとかテンパイ。









チー


これが流局、3人テンパイ。
次局も伊藤は積極的に仕掛け、大柳から1500は1800をアガる。
東1局2本場 ドラ
尾崎、配牌













からまたもタテに伸び、7巡目テンパイしリーチ。













しかしこれもアガれず、大柳の追いかけリーチの餌食となる。












ロン
メンタンの2600は3200。
東3局1本場 ドラ
佐藤が10巡目先制リーチ。













親の尾崎、11巡目にテンパイ。













形だけのテンパイだが、5巡後に













と変化させリーチ、佐藤を追撃すると、これを
一発ツモ。尾崎、ようやく実になった、嬉しい2600は2700オールであろう。
東4局1本場 ドラ
親の佐藤が7巡目テンパイ。









ポン


大柳が8巡目に追いつきリーチ。












(
後にアンカン)
ドラドラの勝負手だが、佐藤が15巡目に
を引き入れ
切り、すぐ
ツモ。









ポン

ツモ
佐藤も負けてはいない。中ホンイツの2000は2100オール。
東4局3本場 ドラ
親の佐藤が中盤で放した鳥が、大柳に捕まえられる。












ロン
イーペイコードラ2の5200は6100。
これで東場が終わった訳だが、四者一歩も引かず、なんと東場だけで全10局1時間20分の大激戦である。
南入してからは、細かい点棒移動を挟みながら伊藤が尾崎から3900、尾崎が佐藤から3900などの動きがあり、
この点棒状況でオーラス。
伊藤 27500
大柳 27600
尾崎 28600
佐藤 36300
オーラスでは親の佐藤以外にテンパイが入るが、自風の
を序盤に鳴いた尾崎が大柳から1000をアガり締める。これで大柳はラスに。仕方がないとはいえ、厳しい結果となった。
B卓1回戦終了
佐藤 +36.3
尾崎 +9.6
伊藤 △12.5
大柳 △33.4
B卓2回戦
回りは佐藤、伊藤、大柳、尾崎。
開始から大きな動きもなく進んでいたが、
南2局3本場 ドラ
親の伊藤が10巡目に













でテンパイ。
は4枚切れておりヤミテンにすると、すぐ佐藤から
が出てタンヤオドラ3の12000は12900をアガり、他3人を出し抜く。
南3局 ドラ
ここでは伊藤が丁寧な打ち回しを見せる。11巡目に












ツモ
となりテンパイ。しかし佐藤に仕掛けが入っており、以下の手牌。









ポン


西家で満貫が見えるイーシャンテン。
伊藤、トップ目ということもありドラ
切りのテンパイにとらず、冷静に
を落としていくと、13巡目に再度テンパイ。













するとすぐに佐藤が
をポンし、いつの間にか
から変わっていた余り牌の
を、伊藤に献上する。
オーラスには親の尾崎がタンヤオドラ3などをアガり一旦は伊藤を捲るが、伊藤、チートイをリーチし、その太い腕で一発でツモり上げ、トップに返り咲いた。












ツモ
(一発)
集計後、佐藤から手牌の2枚の
を見せられた時の、伊藤の笑顔が印象的であった。
B卓2回戦終了
伊藤 +49.4
尾崎 +22.9
大柳 △16.1
佐藤 △56.2
B卓3回戦
回りは佐藤、尾崎、大柳、伊藤。
字牌ドラの刻子が目立つ半荘であった。
東2局 ドラ
大柳












ツモ
東3局2本場 ドラ
尾崎









ポン

ツモ
南3局1本場 ドラ
伊藤









ポン

ツモ
で、それぞれ満貫をモノにする。
尾崎がまた、オーラスにもドラの
をポンするがアガれず。
結局、親番で点数を稼いだ伊藤が、2回続けての大トップである。
3回戦終了
伊藤 +59.6
尾崎 +17.2
大柳 △21.0
佐藤 △55.8
B卓4回戦
回りは伊藤、大柳、尾崎、佐藤。
これまでいい結果が出せていない大柳だが、東2局の親番で白中ホンイツの12000を出アガり、他を圧倒する。






ポン

ポン

ロン
1回戦ではトップをとったものの、2,3回戦共にまさかの大沈みの佐藤も、リーチツモ發の1300・2600は1400・2700で食らいつく。
その佐藤、南1局1本場、2巡目で既に












ドラ
のイーシャンテン。満貫も見える。ここはサクッとテンパイを入れて大柳を追撃したいとこだが、これが全く張らず。13巡目には焦れる佐藤を横目に尾崎がリーチ、一発ツモ。












ツモ
(一発)
ドラが2枚で2000・4000は2100・4100。不満そうな佐藤。
そして迎えた南4局2本場 ドラ
12000で大柳を捲れる親番の佐藤が、なんと配牌でドラ暗刻。














しかし他がバラバラで遅そうだ。ようやく張ったのはなんとハイテイ。












ツモ
連荘のため
を切りテンパイをとりたいところではあるが、
を仕掛けている3着目尾崎の最終手出しが
であり、佐藤は少考後に安全牌の
をそっと河に置き、2着で終了。
B卓4回戦終了
大柳 +42.7
佐藤 +11.4
尾崎 △15.1
伊藤 △41.0
(供託+2.0)
B卓トータル
伊藤 +55.5
尾崎 +34.6
大柳 △27.8
佐藤 △64.3
(供託+2.0)
佐藤は1442だが、素点で大きくマイナスしてしまった。逆に伊藤、3114だが大トップ2回でプラスを伸ばした。
C卓1回戦
回りは冨澤、石橋、上野、水巻。
東1局1本場、現在トータル首位の石橋が












ロン
ドラ
チートイドラ2で6400は6700を水巻から出アガり、上々の滑り出し。しかしこれを上野が猛追。
東2局









チー

ツモ
ドラ
三色ドラ2の1000・2000。
東3局、親番












ツモ
ツモダブ東の2000オール。
南1局












リーチ ロン
ドラ
裏
冨澤からリーチドラ3の8000と、大きく3人を突き放す。
しかし南2局、またも石橋、親番に
配牌














から無駄ヅモなしで3巡目にテンパイしリーチ、程なくしてツモ。












ツモ
ドラ
裏
チートイに裏も乗せて泣く子も黙る6000オール。
結局石橋が60000点越えの大トップで、上野は少し浮きの2着。この二人中心の展開に、冨澤と水巻は苦しんだ。
C卓1回戦終了
石橋 +62.5
上野 +12.8
冨澤 △26.2
水巻 △49.1
C卓2回戦
回りは石橋、冨澤、水巻、上野。
水巻發王位、1回戦のお返しとばかりに東1局、2局と共にメンピンツモウラの1300・2600、親番の東3局ではクイタンをツモり500オール、続く1本場に
、
を仕掛け2900は3200と、怒涛のアガリをみせる。
このまま独走を決めようと、次局2本場にも親番の水巻がまた12巡目に先制リーチ。













しかし終盤、手牌を開いたのは敵将石橋。












ツモ
ドラ
メンホンチートイツモドラ2の4000・8000は4200・8200。一撃で水巻をとらえる。
南1局では親の石橋が南ホンイツの7700を冨澤から出アガり加点すると、続く1本場には水巻が負けじとドラの
を鳴いて満貫をツモり上げる。
南3局を迎え、トップは石橋48500、それを水巻が追い45000。
親番でなんとか石橋に追いつきたい水巻だが、テンパイしリーチを打つと、この宣言牌の
が先制リーチしていた上野につかまる。












ロン
ドラ
裏
なんとここでウラウラの手痛い5200。そのまま石橋がトップを守りきった。
C卓2回戦終了
石橋 +47.5
水巻 +17.0
上野 △13.6
冨澤 △50.9
C卓3回戦
回りは上野、石橋、冨澤、水巻。
南1局2本場、もう負けられない水巻が3巡目にリーチ、トップ目上野からメンタンピンの3900は4500を出アガりトップ目に立つ。












ロン
南2局 ドラ
今度は上野が9巡目先制リーチ。













このリーチに対し水巻が現物の
をツモ切ると、親の石橋からまさかのロンの声。












ロン
タンピン三色ドラ。高めの
で、石橋が12000をアガり、トップ目へ。
南2局1本場、ドラ
裏
石橋、テンポ良く10巡目先制リーチ。













これにピンフドラ2を張った水巻が
を打ち、裏も乗り、またしても12000は12300。
苦しすぎる水巻、石橋の顔が夢にまで出てきそうだ。
このまま石橋が、3連続のトップ。
C卓3回戦終了
石橋 +54.9
上野 +8.5
冨澤 △14.2
水巻 △49.2
C卓4回戦
回りは冨澤、石橋、水巻、上野。
東1局 ドラ
裏
水巻、10巡目に先制リーチ。













2巡後
をツモり、3000・6000と大きく抜け出す。今度こそトップで終われるか。
これを追撃したのはまたしても好調、石橋。
南1局 ドラ
石橋12巡目にリーチ。













13巡目に、石橋の待ちであるドラの
をアタマにした上野が追いかける。さすがの石橋も今度ばかりは・・・、石橋、ツモ
。さすがである。
リーチツモチートイドラ2の3000・6000で水巻を捲りトップ目に。
ここでツイてないのは冨澤。この半荘2度目の跳満の親カブリである。
南3局2本場 ドラ
若いヤツに4連勝させてなるものかと、上野が石橋を捕まえる。












ロン
ダブ南ドラ2の8000。
これで混戦のオーラスを迎える。
冨澤 24800
石橋 30300
水巻 37400
上野 27500
水巻、本日初トップなるか?
南4局 ドラ
終盤、冨澤がチーしてテンパイし、すぐにアガリ牌をツモる。









チー

ツモ
このタンヤオドラ1で冨澤は親の上野を捲りラスから3着、水巻は初トップ・・・?
しかしここで事件が起きる。
なんと冨澤、牌を倒さず
を河に置く。
こうして流局し、水巻以外の3人テンパイ。水巻、開かれた冨澤の手牌を見て、何か言いたげである。
これが冨澤スタイルなのだろうか。
冨澤、第2節3回戦のオーラス3着目にて、3着確定のアガリ牌をツモるがフリテンリーチ、山に残り1枚のドラを豪腕で見事ツモり、トップに立ったことがある。
本日大きくマイナスしていることもあり、また次局で大きく狙うつもりであろう。
これで水巻が降りてきてさらに混戦に。
冨澤 25800
石橋 31300
水巻 34400
上野 28500
南4局1本場 ドラ
石橋が9巡目にテンパイ。






チー

ポン


これをアガれば4連勝だが、親の上野が10巡目リーチ。













数巡後、両者待望の
をツモり上げたのは上野。リーチツモの1000は1100オールでさらに混戦へ。
冨澤 24700
石橋 30200
水巻 33300
上野 31800
南4局2本場 ドラ
中盤にピンフをテンパイした水巻が、もうそろそろいいだろうと、河に
を置く。しかし麻雀の神様は、本日最後まで水巻に微笑むことはなく、親の上野の手牌が開かれる。












ロン
發ドラ3の12000は12600。不運水巻、これで一人場外に。
「見逃された奴はツく」と、片山まさゆき氏のオカルトシステムにあるが、上野は次局も大きなアガリをモノにする。












リーチ ツモ
(一発)
リーチ一発ツモ中の4000は4300オール。この半荘は上野が制し、幕を閉じた。
C卓4回戦終了
上野 +56.2
石橋 +8.6
冨澤 △20.4
水巻 △44.4
C卓トータル
石橋 +173.5
上野 +63.9
冨澤 △111.7
水巻 △125.7
3節終了時首位だった石橋が4節も好調、1112で大量得点を叩きだした。冨澤、水巻は大きく沈んでしまった。
第4節終了時スコア
1 石橋 伸洋 334.5
2 金子 正輝 224.4
3 伊藤英一郎 125.5
4 上野 龍一 124.3
5 水巻 渉 -15.1
6 平賀 聡彦 -27.1
7 村上 淳 -32.7
8 佐藤 崇 -88.4
9 張 敏賢 -102.0
10 尾崎 公太 -118.7
11 大柳 誠 -198.2
12 冨澤 直貴 -229.5
そろそろ天地がはっきりしてきた。
今が旬の打ち手である張と水巻は、今回は2着が1回でラスが3回。共にリーチ負けが多く、リーチのみの手に振り込みウラウラで5200になってしまうなど展開にも恵まれず、大きくマイナスしてしまった。
最高位戦の顔、金子は相変わらず安定している。「若手が追いついてくれなきゃ俺や飯田さんが引退できないよ。」と語ったエピソードがあるが、1回戦オーラスの倍満ツモを見る限りあと10年は現役か・・・。その後に本日もプラスを伸ばした伊藤、上野のベテラン勢が続く。
そしてなんといっても石橋が強い。対局後のインタビューでは「これからも守りに入らず、普通に打つだけです。」と答えてくれた。
普通に打つ、これが難しい。
例えば4回戦にて
南4局 ドラ
親は上野。
石橋、トップの水巻とは7100点差の2着目。動きのない9巡目にタンピンドラ1をテンパイ。













は初牌、
はラス目の冨澤が1枚切っている。
本日3連勝中、リーチをかけてアガれば4連勝で積極的に行きたくなる所だが、石橋の選択はヤミテン。
「2着以下が混戦で、2着順下げる結果は避けたかった。また、ラス目の冨澤がリーチすることでアガりやすくもなる。4連勝は意識せず、2着で全然よかったんですよ。」と後に語る。
この局は流局し、石橋はこの半荘を2着で終えるが、結果だけの1111よりも今後ますます期待のもてる1112と言えるではないだろうか。
石橋、そろそろ遠くに大魔神の尻尾が見えてきた・・・。
次節は5月13日 ( 水 ) 、神楽坂ばかんすにて。
観戦は無料です。一般の方の観戦も大歓迎しております。白熱する最高峰の戦いを、是非ともその目でご覧下さい!
文中敬称略、文責:志村友基
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