
第2節 3月25日(水)
34 期 A リーグ 第 2 節
A 卓
尾崎、水巻、上野、大柳
1 回戦 (上野、水巻、大柳、尾崎)※カッコ内は起家から順。
南 1 局
静かだった卓が突如動き始める。
西家大柳が配牌ドラ暗刻から以下の形で 6 巡目に先制リーチ。
ドラ












これを次巡親の上野が追いかけるも、結果は上野が
をつかみ、大柳 8000 のアガリ。
続いて南 2 局に尾崎が 11 巡目リーチ。
ドラ












高目の
をツモ。
二人が抜け出すも、南 3 局に親の大柳が水巻から 7700 をアガり、トップ目に。
オーラスは大柳が配牌からある
、
、 3 巡目に引いてくる自風の
の 3 枚を
重ねる事に心中した手組み。苦しいながらもトップへの意志がひしひしと感じられる。
ようやく 10 巡目に 1 枚切れの
を重ね、 13 巡目にポン。
ドラ











16 巡目にツモ
。
自ら 1 回戦目に決着をつけた。
大柳+48.5
尾崎+13.5
水巻△16.3
上野△45.7
2 回戦 (尾崎、大柳、上野、水巻)※カッコ内は起家から順。
小刻みに局が進む。
動きがあったのは南 2 局 1 本場
ドラ
南家の上野が 5 巡目にダブ
を仕掛け、 7 巡目に聴牌を入れる。











尾崎はタンピン形の一向聴で不要な
をリリース。
上野が 8000 のアガリとなった。
その後も、小さなアガリを重ねたベテラン上野がこの半荘を制した。
A リーグは場況を考えながらの打ちまわしがよく見られる。
私から見たらリーチを打つのに闇に構えたり、
相手の聴牌気配を察知して降りたり、早い巡目から牌を絞ったりする。
そのため流局が多かったり、小場になるケースが多い。
彼らの思考などその場ではついていけなかったりするのが本音だ。
上野+42.5
水巻+18.5
大柳△8.2
尾崎△51.8
3 回戦 (尾崎、水巻、大柳、上野)※カッコ内は起家から順。
この半荘も流局や小さなアガリで局が進む。
リーチ後の放銃や、その小さなアガリに捕まった尾崎にとって苦しい展開となる。
迎えたオーラス
東家:上野 35000
南家:尾崎 17100
西家:大柳 31300
北家:水巻 36600
親の上野が 9 巡目にリーチ。
ドラ












後がない尾崎は
を暗槓する。
上野の河には
が 2 枚。
尾崎は数巡止めていた
を河に置いた。
上野 7700 のアガリとなる。
このまま逃げ切り再び上野がトップ。
放銃もなく小さなアガリを続けた水巻が 2 着となった。
上野+42.6
水巻+17.9
大柳△9.3
尾崎△50.6
4 回戦 (大柳、水巻、尾崎、上野)※カッコ内は起家から順。
東1局に 2000 点をアガった水巻。
東 3 局 1 本場
ドラ
11 巡目にテンパイを入れる。












巡目も深いのでダマ。
次巡あっさりと
をツモ。
東 4 局に尾崎に 2000 ・ 4000 をツモられるが
ここは水巻がトップを守り切った。
水巻+36.1
上野+9.6
大柳△12.3
尾崎△33.4
發王位を獲った水巻、もともと安定した麻雀には定評があるが、
自信をつけたのか、放銃の少なさとアガリを拾う力にさらに磨きがかかったように感じた。
彼本来の打ちまわしというものを目の当たりにできた。
そしてこの時点でトータル首位に立つ。
B 卓 平賀、富澤、石橋、村上
1回戦 (石橋、村上、平賀、富澤)※カッコ内は起家から順。
東場では打撃戦が続き、迎えた南 1 局
東家:石橋 35300
南家:村上 35000
西家:平賀 35500
北家:富澤 14200
石橋、村上、平賀はトップに向けてアガリが欲しいところ。
5 巡目 親の石橋がいち早く聴牌を入れる。
ドラ












待ちの悪さと、打点の十分性から当然の闇テン。
10 巡目に
を引き入れ平和の形でリーチ。
この巡目に平賀もカン
待ちで断公九ドラ 1 のテンパイ。
しかし 12 巡目、アガリの発声をしたのは村上だった。
富澤がトイツから落とした
、村上の手は












ツモり四暗刻であったが 12000 の大きなアガリとなる。
村上はこのリードを守りきり、トップをとった。
村上+60.1
石橋+15.2
平賀△10.1
冨澤△64.2
A リーグにトップで返り咲き先日結婚もした村上、1節目こそ振るわなかったが、
この勝利は愛妻に良い報告になったに違いない。
2 回戦 (富澤、平賀、村上、石橋)※カッコ内は起家から順。
この半荘は東場が小刻みに進む。
またしても大きな動きがあったのは南 1 局であった。
東家:富澤 30000
南家:平賀 35600
西家:村上 15500
北家:石橋 37800
ドラ
石橋の配牌 











2 巡目に
をポン。
4巡目に
をポン。
5 巡目に
を重ねて聴牌。










11 巡目、平賀が 1 枚切れの
をつかむ。
9 巡目から、平賀は以下の形でソーズの面清を聴牌していた。












石橋が 8000 のアガリ。
その後、村上が盛り返すも、石橋のこのリードが響き
この半荘は石橋が制した。
石橋+38.5
村上+14.7
冨澤△12.1
平賀△41.1
3回戦 (富澤、平賀、石橋、村上)※カッコ内は起家から順。
この半荘も小場で局が進み、迎えたオーラス。
東家:村上 23200
南家:富澤 28700
西家:平賀 33000
北家:石橋 34800
ドラ
ラス親は村上。
一番早くテンパイを入れたのは富澤、 10 巡目。












ドラなし、一盃口崩れの平和。
すぐに村上から
が出るがこれまでの2半荘耐えに耐えていた富澤は当然のように見逃し。
同巡
をツモり、
切りのフリテンリーチ。
2 巡後、富澤がツモの発声。
ツモった牌は
であった。
奇しくも
は親の村上の手に 3 枚あり、ラス牌であった。
富澤のリーグ戦にかける熱意をここに見た。
富澤+36.7
石橋+12.8
平賀△8.7
村上△40.8
4 回戦 (石橋、富澤、平賀、村上)※カッコ内は起家から順。
東 1 局 2 本場
ドラ
石橋が平賀の先制リーチに追いかける。
平賀 7巡目












石橋 9巡目












一発で富澤から一枚切れの
で出アガリ。
裏ドラがなんと
。
18000 のアガリとなった。
その後富澤は執念でアガリを重ねるが、 18000 のビハインドはあまりにも大きすぎた。
石橋がこのリードを守り切る。
石橋+54.3
村上+6.2
冨澤△15.0
平賀△45.5
最年少 A リーガーの石橋が大きくポイントを叩き出し、この日の勝ち頭となった。
C 卓 金子、伊藤、張、佐藤
1 回戦 (佐藤、伊藤、金子、張)※カッコ内は起家から順。
東場は小場が続き南場をむかえてほぼ点棒はフラットな状態。
ここから抜け出したのが金子だった。
4 巡目にリーチ。
ドラ












早い巡目にドラを暗刻にしてどうしてもアガりたい局面。
14 巡目に聴牌を入れた親の佐藤が打
。
金子が 8000 のアガリとなった。
しかし佐藤が南 3 局で 6400 を張からアガり、迎えたオーラス。
東家:金子 37100
南家:佐藤 29200
西家:伊藤 35100
北家:張 18600
ドラ
金子が 3 巡目に
を仕掛ける。
8 巡目に佐藤がリーチ。












満貫ツモでトップ、 5200 を金子、伊藤からアガれば 2 着。
いずれも裏 1 条件となるが 30000 点越えの 3 着でも悪くはない。
そして 9 巡目に張もリーチ。












ここで大物手が入るのが最高位 2 連覇した張の強さなのか。
結果はトップ目の金子から放たれた
。
張は 16000 のアガリとなり、最高位返り咲きへの執念を見せた。
張 +35.6
伊藤+15.1
佐藤△11.8
金子△38.9
2 回戦 (伊藤、金子、佐藤、張)※カッコ内は起家から順。
またしても均衡を破ったのは金子だった。
東 3 局 1 本場
金子が 6 巡目にリーチ。
ドラ












一発で
をツモり、一歩抜きに出る。
さらに南 2 局の親番で 3 本場まで積み、独走状態に。
オーラスを迎えて
東家:張 32600
南家:伊藤 14200
西家:金子 47400
北家:佐藤 25800
3 着目の佐藤が 7 巡目にリーチ。
ドラ












17 巡目に
をツモり、裏を 2 枚乗せて倍満。
しかし金子のリードは大きかった。
金子+43.3
佐藤+22.1
張 △15.5
伊藤△49.9
3 回戦 (伊藤、佐藤、張、金子)※カッコ内は起家から順。
東 1 局から伊藤が 6 本場まで積み 51500 点。
腰を据えた麻雀でしっかりと聴牌を入れる実にベテランの伊藤らしい立ち上がりとなった。
この連荘にストップをかけたのが張。
ドラ
7 巡目にテンパイを入れる。












ダマで佐藤から
を出アガリ。
佐藤は今日の不運が見て取れるような痛恨の打ち込みとなった。
そして迎えたオーラス。
東家:金子 28300
南家:伊藤 42000
西家:佐藤 18900
北家:張 29800
金子が執念の 9600 を佐藤からアガるが、 1 本場で佐藤が金子から 8000 をアガり、終了。
伊藤+42.0
金子+10.6
張 △10.2
佐藤△42.4
実に 22 局に及ぶ長い半荘を制したのはベテランの伊藤だった。
4 回戦 (佐藤、伊藤、張、金子)※カッコ内は起家から順。
東1局
7 巡目に張が先制リーチ。
ドラ












ドラ雀頭の十分形。
流局間際、 17 巡目に
をツモる。
ここから張の勢いは止まらなかった。
南 3 局の親番で 4000 オール、 6000 オールを立て続けにアガり、
他の追随を許さなかった。
張 +41.6
金子+8.6
伊藤△12.0
佐藤△48.2
結果的にこの半荘は張の一人舞台となった。
佐藤にとっては、随所にファインプレーを見せるが、苦しい 1 日だったのではないだろうか。
2 節目を終え上位 4 名が、水巻、金子、上野、石橋。
しかし A リーグはそう簡単に予想がつくものではない。
この日健闘が光った張、村上をはじめ、誰もが上位を狙っている。
次節以降も目が離せない。
第3節は4月8日(水)正午より、場所は神楽坂ばかんすにて。
観戦は無料ですので、是非お越し下さい。
レポーター 中村英樹