早くも前半戦2節を終え明日には第3節を控えた「第36期最高位決定戦」。
現在のスコアは以下の通り。
1位 石橋 148.9
2位 佐藤 ▲3.1
3位 曽木 ▲32
4位 村上 ▲113.8
既に告知済みですが、今回の決定戦では全節を撮影しており、最終節11/20(日)の4回戦を
「ニコニコ動画」にて生放送致します。1~4節目まではダイジェストにまとめ、最終節前に放送します。
(詳細は後日発表)
という訳で、詳しい対局の内容については番組と観戦記でご覧いただくとして、今回は各選手の
生の声をお届けします!!第1節目開始前の一言と、2節終了時での一言をご紹介します。
そして、今決定戦での撮影を取り仕切り、全節で立会人を勤めている張 敏賢選手に各選手の寸評を聞いてみました。
■第1節開始前ビデオメッセージ
・村上淳 http://youtu.be/fP3Iz4aJYXQ
・曽木達志 http://youtu.be/-72Yol3MHwQ
・石橋伸洋 http://youtu.be/jf5z8hEk8r8
・佐藤聖誠 http://youtu.be/mdb7ndRX7Xc
■第2節終了時ビデオメッセージ
・村上淳 http://youtu.be/tOR0g-85Gj4
・曽木達志 http://youtu.be/Gd9qJemDfmA
・石橋伸洋 http://youtu.be/xuu5LlxzAx8
・佐藤聖誠 http://youtu.be/FD4S4rH3llM
■張選手寸評
首位を走るのは現發王位でもある石橋伸洋選手。
相手によって戦い方を変えてくるタイプですが、局面をリードする事が多い佐藤、曽木選手の攻め方を読み切って、「相手との有効な距離感」を攻めも守りも掴んでいる印象です。
2節終了時のインタビューでも相手三人の印象を「予想通り」と答えている事が証明しています。
経験も積んだことで、ゲーム回しも安定感があり、内容的にはポイント以上に離れていると言っても良く、今回は大チャンスでしょう。
2位佐藤、3位曽木両選手。
まず、開始前インタビューを見るとよく分かると思いますが、初出場そして撮影もしているという事で2人とも相当緊張していたそうです。決定戦の戦い方も含め、序盤は手探りな所も多いとは思いますが、2人とも持ち味である攻めの強い麻雀を見せていて、2人がやり合っている事で、村上最高位を潰しているといった側面もあるでしょう。
ただ両者ともに若干「攻めすぎ」な局面も見受けられ、点数を持っている所からあまり意味なく攻めて、トップを取りそこなう様な、もったいない放銃も見受けられました。この自分の取りこぼしと、結果として石橋選手に楽をさせてしまった事が、後半に響いて来なければ良いのですが・・・。
「自分の事で精一杯」だったこれまでから、水にも慣れて余裕も出てくるでしょうし、石橋選手をどうやって苦しめるのかが楽しみです。
4位村上選手
石橋選手とは対照的に、常に自分のスタイルを変えない村上選手。後手を踏む事が多くなる事は
当人も分かっていたでしょうが、序盤は自分のやり方で臨むしかない所だと思います。
結果、悪い方へ目が出てどうにもならないといった展開が続き、寸評出来る材料も乏しいのですが、いつまでも続きはしないでしょうし、このまま終わるとは到底思えません。
第3節は相当の覚悟を持って臨むでしょうから楽しみです。 リーチ、リーチで押しまくる局面が増えてくる事を期待します。
第3節は、石橋選手にこれ以上ポイントを伸ばさせない事、が重要なのはいうまでもありません。
石橋選手はこれまでで相当の手応えと自信を持ってる筈で、インタビューにもあった様にポイント上の
有利をかさに更に攻めてくるでしょうから難しい事でもありますが。
3人共「相手の損さえても自分も損したらしょうがない」という考えですが、第2節までの様に「牌が出てくる事を見越しての遠い仕掛け」を親番で成功(アガリもしくは連荘)させてしまう様な事は、あってはならないと思います。
3人がどうやって石橋選手を苦しめるのか、がテーマな第3節となるでしょう。