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【第22期發王戦トーナメントレポート】

1月18日(土)に、第22期發王戦本戦トーナメントがいよいよ開幕いたしました!

 

 

 

新橋「新雀荘」と「白鷺」の2会場にわかれて開催された本戦トーナメント。

發王戦は1回戦から決勝まですべてが半荘2~3回戦のトーナメント形式という特色があるタイトル戦です。

次のステップへ進むのは50%と、数あるタイトル戦の中で「通過率」は良いものです。

しかし、決勝までは全7回戦。7回のトーナメントを勝ち上がるのは実に128分の1。

厳しいながらも、1回戦、2回戦と一歩一歩進んでいく達成感も味わえるのも楽しみかもしれません!

 

1回戦には全国各地の一般予選・プロ予選を勝ち上がった総勢116名が出場。

招待選手として、麻雀原作者の来賀友志先生の姿もありました。

      来賀 友志 先生

 

2回戦からは勝ち上がった選手に加え、各プロ団体から実績・実力あるシード選手も参戦してきます。

 

  

山田浩之 プロ (日本プロ麻雀連盟)  友添敏之 新人王 (最高位戦)

 

また、現アマ最高位の牧野卓人さんもシード選手として登場しました。

 第11期アマ最高位 牧野卓人 さん

 

2回戦シードながら1回戦の選手の誰よりも早く会場入りして気合の入った姿を見せた牧野さんでしたが、この日は思うような試合運びができず、残念ながら敗退となってしまいました。

 

そして3回戦からは、前年度決勝進出者や歴代發王位、現女流最高位などが更にシードとして参戦!

これまで以上に厳しいトーナメントの様相を呈してきます。

 

  

  前年度決勝 山田昌和 さん     第8期・18期發王位 土井泰昭 プロ

 

  

   第10期發王位 吉田幸雄 プロ  第11期・12期發王位 菊池俊幸 プロ

 

  

 第13期發王位 藤中慎一郎 プロ    第15期發王位 竹内孝之 プロ

 

  

  小池 美穂 現女流最高位         多井 隆晴 プロ (RMU)

 

そうそうたる顔ぶれながらも、土井プロ、菊池プロ、多井プロらはこの3回戦で敗退。

過去幾度となくトーナメント戦を制して来た選手、確たる実力を備えた選手といえども一瞬の間に敗れてしまう。

トーナメント戦の恐ろしさが伺い知れます。

 

激闘の3回戦を潜り抜けた36名がトーナメント2日目、4回戦へと駒を進めました。

 

 



1月19日(日)~トーナメント2日目~

 

長いトーナメントも折り返しを迎え、2日目に突入。

この日一日で、ベスト16が決定します。

 

   

 

4回戦からは、各団体のG1タイトルホルダーに最高位戦Aリーガーらが登場。

  

現最高位戦Classic 木原浩一プロ      現雀王 鈴木たろう プロ

  

右を見ても、左を見ても、タイトル戦決勝の常連プロがひしめき合う過酷な戦い。

地方予選を勝ち上がって4回戦まで駒を進めて来た一般の渡辺健太郎さん(秋田予選代表)、笹川元さん(新潟予選代表)、芳賀常代さん(東京雀友会代表)も、残念ながらここで敗退してしまいました。

また、天鳳予選から出場し注目を集めていた夏目さん(天鳳十段)も、石橋伸洋選手、友添敏之選手を相手にオーラスまで条件を残すものの惜しくも敗退してしまいました。

 

   天鳳予選代表  夏目 さん

 

有力選手も次々に姿を消す中、5回戦まで勝ち上がった選手は以下の通り。

 

1卓 村上淳(最高位戦)vs水巻渉(最高位戦)vs篠原健治(最高位戦)vs土田浩翔(最高位戦)

2卓 近藤誠一(最高位戦)vs醍醐大(最高位戦)vs設楽遥斗(最高位戦)vs石橋伸洋(最高位戦)

3卓 木原浩一(協会)vs友添敏之(最高位戦)vs曽木達志(最高位戦)vs宇野公介(最高位戦)

4卓 男澤寛太(最高位戦)vs太田安紀(最高位戦)vs矢島亨(協会)vs綱川隆晃(協会)

5卓 渋川難波(協会)vs平賀聡彦(最高位戦)vs内川幸太郎(連盟)vs白鳥翔(連盟)

6卓 山田浩之(連盟)vs吉田幸雄(連盟)vs河野直也(最高位戦)vs藤中慎一郎(RMU)

7卓 中嶋和正(最高位戦)vs阿部孝則(RMU)vs澤橋将人(協会)vs坂本大志(最高位戦)

(敬称略)

 

1卓では2回戦終了時、水巻選手と篠原選手が共に連帯で村上選手、土田選手とおよそ100ポイント差をつけます。

しかし最終3回戦、開局村上選手が篠原選手から18000直撃!これでポイント上はほぼ並びに。

わずか1.7ポイント村上選手が上で迎えたオーラス、篠原選手が渾身のリーチを実らせ、なんとか通過。

村上選手は最後まで追い詰めるも一歩及ばず敗退となりました。

 

4卓にもオーラスにドラマが待っていました。

2回戦終了時、+53.6ポイント首位の男澤選手を、△54.9ポイントの太田安紀選手が一気に詰め寄りオーラスを迎えてほぼ並びに。綱川選手がほぼ通過のポジション。

ラス親でノーテンが許されない太田選手は先制リーチ。すると矢島プロがメンホン七対子で追いかけリーチ。

矢島選手の条件は太田選手へ直撃か、ツモって裏裏条件。これをツモった矢島プロ。小考後、「ツモ」の声。

裏ドラは・・・乗らず!

なんとこのリーチ棒込みの跳満親被りで太田選手と男澤選手が再逆転。

裏ドラが乗っていれば男澤選手でなく矢島プロの通過だっただけに、男澤選手からするとギリギリ、ヒヤヒヤものの通過を決めました。

 

6卓では中々見ない大事件が!

2回戦終わって藤中プロが大きく沈み、山田プロ・吉田プロ・河野選手の3名による着順勝負に。

そんな東1局、なんと山田プロが河野選手から役満の直撃!!

それでも懸命に失点を取り返そうとする河野選手でしたが、そんな河野選手を更なる悲劇が襲います。

よもやの2度目の役満という悲劇が・・・

2度の役満放銃の憂き目にあった河野選手、茫然の敗退となりました。

 

5回戦が終わり、いよいよ決定したベスト16!

そのベスト16の組み合わせがこちら。

 

1卓 佐藤聖誠(現發王位)vs木原浩一(協会)vs中嶋和正(最高位戦)vs男澤寛太(最高位戦)
2卓 新井啓文(現最高位)vs綱川隆晃(協会)vs篠原健治(最高位戦)vs白鳥翔(連盟)
3卓 水巻渉(最高位戦)vs平賀聡彦(最高位戦)vs設楽遥斗(最高位戦)vs吉田幸雄(連盟)
4卓 近藤誠一(最高位戦)vs山田浩之(連盟)vs曽木達志(最高位戦)vs阿部孝則(RMU)

 

現發王位の佐藤聖誠選手、現最高位新井啓文選手を加えたそうそうたる顔ぶれ。

唯一1回戦から勝ち上がってきたのは、プロ予選から出場の新人男澤選手。

果たして決勝まで勝ち上がる大金星をあげられるか?

前人未到の3連覇がかかった佐藤聖誠發王位の戦いにも注目です!

 

ベスト16準々決勝は、1月25日(土)正午より、神楽坂ばかんすにて開催されます!

観戦は自由となっておりますので、皆様是非ともご来場ください!

 

 

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