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【ベスト16決定!飯田正人杯最高位戦Classic本戦終了!】

いよいよ夏本番を感じさせる7月15日(月祝)、柳八丁堀店にて飯田正人杯・第8期最高位戦Classic本戦2日目が開催されました。

 

             本戦2日目の様子

 

本戦システムの特徴として、48名が3ブロックに分かれての総当たり戦を行い、初日終了時に1名が勝ち上がり、3名が敗退。

本戦二日目は残った各ブロック12名で2回戦を行い、上位1名が準決勝勝ちあがり、下位3名が敗退。

更に8名で2回戦を行い、上位1名が勝ち上がり、下位3名が敗退。

最後に残った各ブロック4名で1回戦を行い、上位1名に加えて3ブロックの次点で最もポイントが多い選手が準決勝進出となります。

本戦は正に苛酷なサバイバルバトル。いかに途中勝ち上がりを決めるように戦うか、そしていかに最終戦まで芽を残せるかが重要となる難しい戦いが強いられます。

 

さて、初日を終えたポイント状況はこちら。

 

1     篠原 健治    56.4


2     坂本 大志    50.6
3     コウ    30.3
4     石橋 伸洋    23.7
5     木原 浩一    19.5
6     竹内 朋之    15.7
7     堀 慎吾    11.9
8     村井 諒    1.9
9     生井 俊介    -1.2
10     河野 直也    -8.9
11     鳥居 裕一    -9.5
12     高塚 茂樹    -11.4
13     中嶋 龍太    -20.8


14     西川 貴司    -38.2
15     熊林 真也    -41.1
16     佐々木 秀樹    -80.9

1     水巻 渉    55.5


2     川上 貴史    42.1
3     山本 篤史    41.0
4     平林 佑一郎    30.9
5     多井 隆晴    23.6
6     中村 浩三    22.2
7     近藤 誠一    22.1
8     萩原 亮    2.5
9     宇野 公介    -0.6
10     三ヶ島 幸助    -14.7
11     阿賀 寿直    -15.6
12     田籠 謙介    -32.1
13     下山 和生    -34.9


14     吉冨 範子    -41.3
15     安田 俊一郎    -53.9
16     武中 真    -60.0

1     鈴木 たろう    71.3


2     谷井 茂文    53.7
3     伊藤 聖一    31.3
4     渡辺 卓也    27.4
5     植村 里菜    16.5
6     村田 光陽    11.6
7     平賀 聡彦    10.1
8     佐藤 聖誠    6.9
9     山田 昌和    -3.9
10     山下 健治    -4.8
11     田中 実    -6.4
12     坂井 秀隆    -10.7
13     須藤 泰久    -11.8


14     田籠 謙介    -32.1
15     紺谷 博    -47.9
16     秋田 大介    -113.2

 篠原選手(最高位戦)、水巻選手(最高位戦)、鈴木たろうプロ(日本プロ麻雀協会)の3名が既に準決勝進出を決めています。また、各組14位~16位の選手は惜しくも初日で敗退となってしまいました。

昨年度決勝の須藤泰久選手(最高位戦)は、初日最終戦で敗退のところからまさかの天和!!ギリギリのところから2日目に望みを繋ぎました。

 

6回戦・7回戦

A組では、堀慎吾プロ(日本プロ麻雀協会)が55400点の特大トップ!49.3ポイントで勝ち上がりポジションへ。

後を追うのが40.8ポイントの竹内選手(最高位戦)、38.4ポイントの坂本選手(最高位戦)、36.1ポイントの木原プロ(日本プロ麻雀協会)、34.3ポイントの生井プロ(日本プロ麻雀協会)の4名。

7回戦はその時点での順位により卓組が決定し、竹内選手と生井プロ、坂本選手と木原プロが同卓。

堀プロは自身を狙う者がいない、ややポイントの離れた卓となりました。

しかしながら、堀プロはよもやのラスを引いてしまいます。木原プロと坂本選手の戦いは木原プロ2着、坂本選手が3着。

そして竹内選手と生井プロの卓はというと・・・

 

竹内選手の最終持ち点は30900点。しかし、これでなんとトップ!2着の生井プロは30400点なのでわずか500点差。大接戦の着順勝負を制した竹内選手が勝ちあがりを決めました!

仮に竹内選手が2着・生井選手がトップだった場合は生井プロが勝ちあがり。どちらもトップが獲れなかった場合は木原プロが勝ちあがり。本当にわずかな差が勝負の行方を大きく左右した結果となりました。

 

B組は川上選手(最高位戦)が6回戦トップで2位の近藤選手(最高位戦) まで37.7ポイント差と大きく差をつけました。

7回戦川上選手は3着。山本プロ(日本プロ麻雀棋士会)がトップを獲得して追いすがるもわずかに届かず。

川上選手が準決勝勝ちあがりを決めました。

 

C組はというと大波乱の展開。

6回戦を終えて首位は谷井プロ(RMU)の50.8ポイント。それを渡辺プロ(RMU)が36.4ポイント、佐藤發王位(最高位戦)が35.8ポイントで追う形に。

しかし7回戦、渡辺プロは2着を確保するも45.8ポイント。谷井プロが28900点以下の3着ならば通過という形に。

その谷井プロはまさかの14200点のラスに沈められてしまいます。

そして、谷井プロにラスを押し付け大トップを獲得したのが新人女流プロの植村選手(最高位戦)!

本手を連発して54800点のトップ。大外一気で渡辺プロをもかわし準決勝進出を決めました。

 

7回戦終了時スコア

 A組  B組  C組
1     篠原 健治    56.4
2     竹内 朋之    53.7


3     木原 浩一    42.1
4     生井 俊介    38.7
5     坂本 大志    32.7
6     堀 慎吾    21.0
7     河野 直也    8.2
8     コウ    0.5
9     高塚 茂樹    -2.1
10     石橋 伸洋    -3.8


11     鳥居 裕一    -17.1
12     村井 諒    -35.7
13     中嶋 龍太    -37.4
14     西川 貴司    -38.2
15     熊林 真也    -41.1
16     佐々木 秀樹    -80.9
1     水巻 渉    55.5
2     川上 貴史    59.9  


3     山本 篤史    51.7
4     三ヶ島 幸助    41.1
5     平林 佑一郎    31.1
6     近藤 誠一    19.7
7     阿賀 寿直    11.3
8     宇野 公介    5.9
9     中村 浩三    5.2
10     下山 和生    -21.2


11     多井 隆晴    -25.4
12     田籠 謙介    -36.2
13     萩原 亮    -57.6
14     吉冨 範子    -41.3
15     安田 俊一郎    -53.9
16     武中 真    -60.0
1     鈴木 たろう    71.3
2     植村 里菜    48.0


3     渡辺 卓也    45.8
4     山下 健治    37.5
5     平賀 聡彦    36.6
6     佐藤 聖誠    30.2
7     谷井 茂文    23.0
8     坂井 秀隆    15.1
9     山田 昌和    6.0
10     伊藤 聖一    -9.8


11     村田 光陽    -11.8
12     田中 実    -41.9
13     須藤 泰久    -59.8
14     田籠 謙介    -32.1
15     紺谷 博    -47.9
16     秋田 大介    -113.2

RMU多井プロは開始時5位からラス・ラスと引いてしまい惜しくもここで敗退。

101競技連盟の村田プロ・田中プロもここで敗退となってしまいました。

 

 

8回戦・9回戦

A組

7回戦、惜しくも通過を逃した木原プロ。8回戦に5万点のトップを獲得してポイントは75.7ポイントに!次点と36ポイント差はよほどのことが無い限りはほぼ当確。

しかし、 9回戦に衝撃の事件が。

 

木原プロ75.7ポイント、コウプロ(日本プロ麻雀協会)17.7ポイント、石橋選手(最高位戦)9.0ポイント、高塚選手(最高位戦)-22.2ポイントの対局。

 

オーラスを迎えて持ち点は石橋選手34800、コウプロ32000、木原プロ25900、高塚選手27300

ラス親の石橋選手はこのまま終えれば25.8ポイントになり、最終戦十分通過が見えてくる。

木原プロはラス目とはいえこのまま終えても59ポイント持っており、安泰かと思われた。

 

しかし、ドラマは思わぬところに転がっているものであった。

なんとコウプロが会心の国士無双ツモ!!!

トータルポイントで一気に木原プロをもかわして準決勝通過を決めました!

更に、石橋選手は親被りで一気に3着落ち。なんとこれにより最終戦出場の権利を失い敗退となってしまいました。

 

B組

7回戦終了時トップの山本プロは8回戦もトップでポイントを伸ばしますが、三ヶ島選手(最高位戦)が55700点のトップでそれを抜き去ります。その差は10ポイント。

そして迎えた9回戦。三ヶ島選手の前に立ちはだかったのは平林選手(最高位戦)。56000点の大トップを獲ると、その煽りを大きく受けた三ヶ島選手はまさかの箱下ラスへ。

結果、安定していた山本プロが準決勝通過を決めました。

 

C組

初日を-4.8ポイントで折り返した山下プロ(RMU)が、この日は大爆発の3連勝!

8回戦終了時点で61.6ポイントの首位へ。

それを追うのは佐藤選手41.5ポイント、渡辺プロ(RMU)40.8ポイントの二人。9回戦は山下プロとは別卓のため、二人ともほぼトップ条件!

 

渡辺プロは37400点と素点こそほぼ満たしたものの、わずか300点差で平賀選手にトップを奪われ、惜しくもここでの通過はお預けに。

山下選手(RMU)が初日から大逆転で準決勝通過を果たしました。

 A組  B組  C組
1     篠原 健治    56.4
2     竹内 朋之    53.7
3     コウ    63.7


4     木原 浩一    51.6
5     坂本 大志    49.6
6     生井 俊介    30.3
7     河野 直也    -0.3


8     石橋 伸洋    -6.2
9     堀 慎吾    -23.5
10     高塚 茂樹    -28.9
11     鳥居 裕一    -17.1
12     村井 諒    -35.7
13     中嶋 龍太    -37.4
14     西川 貴司    -38.2
15     熊林 真也    -41.1
16     佐々木 秀樹    -80.9

1     水巻 渉    55.5
2     川上 貴史    59.9
3     山本 篤史    69.8


4     近藤 誠一    54.0
5     平林 佑一郎    44.5
6     三ヶ島 幸助    34.4
7     中村 浩三    17.0


8     宇野 公介    -17.6
9     下山 和生    -23.5
10     阿賀 寿直    -34.8
11     多井 隆晴    -25.4
12     田籠 謙介    -36.2
13     萩原 亮    -57.6
14     吉冨 範子    -41.3
15     安田 俊一郎    -53.9
16     武中 真    -60.0

1     鈴木 たろう    71.3
2     植村 里菜    48.0
3     山下 健治    57.9


4     渡辺 卓也    52.2
5     佐藤 聖誠    37.5
6     坂井 秀隆    31.8
7     平賀 聡彦    25.9


8     谷井 茂文    12.9
9     伊藤 聖一    -9.8
10     山田 昌和    -25.0
11     村田 光陽    -11.8
12     田中 実    -41.9
13     須藤 泰久    -59.8
14     田籠 謙介    -32.1
15     紺谷 博    -47.9
16     秋田 大介    -113.2

第6期Classic宇野選手は残念ながらここで敗退。

また、北海道から参加した本戦唯一のアマ・伊藤聖一さんも惜しくもここで敗退となってしまいました。

今期第8期から試験的にアマへも門戸を開いた予選を開催し、そこから見事に勝ち上がってきた伊藤さん。

随所に光る打牌を見せてくれました。ありがとうございました。

 

 

10回戦

 

いよいよClassic本戦も最終戦。

各組4名による直接対決となります。上下から抜けていくこのシステムは最終的にはポイント差がどんどんなくなっていくため、非常に見所ある戦いとなりました。

 

A卓

これまで常に次点、ギリギリのところで通過を逃していた木原選手。

こうも連続すると多少なり焦りが出てしまうのが人というもの。

しかし流石というべきか、非常に冷静な打ち回しで見事トップを獲得し堂々の準決勝通過を決めました!

 

B卓

8回戦通過こそならなかったものの、6万点近いトップを叩き出した近藤最高位。

三ヶ島選手にトップこそ譲るものの、きっちり2着をキープ。三ヶ島選手は近藤最高位を3着に落とせばというところでしたが実らず。

勝負にたら、ればはありませんが、8回戦の箱ラスがなければ・・・、せめてあと1万点守りきれていれば。

悔しい悔しい敗退となってしまいました。

 

C卓

C卓も超デッドヒートに。佐藤選手がトップを獲得しますが渡辺プロもきっちりと2着を確保。

15ポイントあった差を守りきり渡辺プロが準決勝進出を果たしました!

佐藤選手は惜しくも敗退、かと思われましたが、なんとワイルドカード・次点ポイント首位で準決勝進出を果たしました!

 

最終結果

 

 A組  B組  C組
1     篠原 健治    56.4
2     竹内 朋之    53.7
3     コウ    63.7
4     木原 浩一    70.4


5     坂本 大志    43.2
6     生井 俊介    32.6
7     河野 直也    -15.0
8     石橋 伸洋    -6.2
9     堀 慎吾    -23.5
10     高塚 茂樹    -28.9
11     鳥居 裕一    -17.1
12     村井 諒    -35.7
13     中嶋 龍太    -37.4
14     西川 貴司    -38.2
15     熊林 真也    -41.1
16     佐々木 秀樹    -80.9

1     水巻 渉    55.5
2     川上 貴史    59.9
3     山本 篤史    69.8
4     近藤 誠一    59.0


5     三ヶ島 幸助    51.5
6     平林 佑一郎    38.8
7     中村 浩三    0.6
8     宇野 公介    -17.6
9     下山 和生    -23.5
10     阿賀 寿直    -34.8
11     多井 隆晴    -25.4
12     田籠 謙介    -36.2
13     萩原 亮    -57.6
14     吉冨 範子    -41.3
15     安田 俊一郎    -53.9
16     武中 真    -60.0

1     鈴木 たろう    71.3
2     植村 里菜    48.0
3     山下 健治    57.9
4     渡辺 卓也    56.9


5     佐藤 聖誠    53.4
6     平賀 聡彦    20.6
7     坂井 秀隆    16.5
8     谷井 茂文    12.9
9     伊藤 聖一    -9.8
10     山田 昌和    -25.0
11     村田 光陽    -11.8
12     田中 実    -41.9
13     須藤 泰久    -59.8
14     田籠 謙介    -32.1
15     紺谷 博    -47.9
16     秋田 大介    -113.2

各組上位4名+各組5位のうち最もポイントの多い選手1名の計13名が準決勝へ進出。

 

今回は初の準決勝進出を果たした選手が非常に多いですね。

本戦参加者を見渡しても、初の本戦出場者が多く、若手選手の活躍が非常に目立つ結果となりました。

 

準決勝に出揃った16名はこちら。

 

松ヶ瀬 隆弥 (RMU) 現最高位戦Classic

土田 浩翔  (最高位戦) 予選1組1位

土井 泰昭  (フリー)  予選2組1位

篠原 健治  (最高位戦)

水巻 渉    (最高位戦)

鈴木 たろう  (協会)
竹内 朋之  (最高位戦)

川上 貴史  (最高位戦)
植村 里菜  (最高位戦)
コウ       (協会)

山本 篤史  (棋士会)

山下 健治  (RMU)
木原 浩一  (協会)

近藤 誠一  (最高位戦)
渡辺 卓也  (RMU)

佐藤 聖誠  (最高位戦)
 

最高位戦の3大タイトル、最高位・近藤誠一 發王位・佐藤聖誠 Classic・松ヶ瀬隆弥、更に日本プロ麻雀協会最高峰タイトル雀王・鈴木たろう。

なんとこれら豪華タイトルホルダーが一同に会することとなった。

タイトル戦は長く険しく、例え実力者であっても半ばで敗れることは多い。これだけのメンバーが揃うことは珍しいといえるだろう。

 

また、昨年彗星の如く現れた松ヶ瀬隆弥・現Classic。

失礼ながら当時はほぼ無名と言っても過言ではない選手が、あれよあれよと勝ち抜きClassicを獲得したのは記憶に新しい。

しかしながら松ヶ瀬プロのその戦いぶりを見るにつれ、何故これほど強い選手が知られていなかったか、と驚きを受けた者が多いのもまた事実。


 

果たして今年はどのような素晴らしい闘牌が見られるのか、楽しみです。

 

飯田正人杯・第8期最高位戦Classic 準決勝は8月3日(土)正午より、「神楽坂ばかんす」にて開催されます!

勿論観戦は自由となっておりますので、皆様是非とも熱い熱い戦いをご覧ください!

 

第8期飯田正人杯・最高位戦Classic日程

 

準決勝           8月03日(土) 神楽坂ばかんす

 

決勝            初日   8月18日(日) 神楽坂ばかんす

          二日目 8月25日(日) 神楽坂ばかんす

 

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