第6回 サンマーの名手トド松②
「ポン!」 弾けるような感じで、親のトド松がオタ風のから動いてきた。 (やっぱりきたか)こちらもトド松が動くのはある程度予測がついていた。というのは、トド松の捨牌が、 であり、この2巡目のがドラなのである。 たったふた […]
カテゴリー: コラム
「ポン!」 弾けるような感じで、親のトド松がオタ風のから動いてきた。 (やっぱりきたか)こちらもトド松が動くのはある程度予測がついていた。というのは、トド松の捨牌が、 であり、この2巡目のがドラなのである。 たったふた […]
(打てないな・・・・・・) 崩してしまうにはちょっと惜しい気もする手牌である。 (ポン) がドラなのだから、親の倍満まである手牌なのである。 すでに諦めはついていたが、隅に残った未練を完全に否定しようと、もう1度ト […]
聞き慣れた声が電話口に出た。 「アラ、金子様、さきほどお電話をお入れしましたのに」 その声を無視するように「ケン坊、いってる?」と答えると、まるで子供がムキになってるみたいですねといわんばかりに、クス、と笑うような感じで […]
ケン坊の見事な打ち方を見て、オレの体は燃えだした。そして挑んだ勝負・・・。「負けるはずない」そう思っていたが ケン坊がを打った直後、思いがけないことに下家がを打ってきた。 「ロン!」 親が手牌を開けて、裏ドラに手を伸ば […]
ケン坊がノータイムで打った牌はだった。 「ああ、ここにも体を張って麻雀打ってる奴がいる」 オレの体は震え出していた。 「」 か・・・・・・・・ 思わずタメ息が漏れそうになった。 (いるんだよな・・・・・・・・。ここ […]
ある雀荘、バッタリケン坊と出会った。 むこうさんもオレが入るとすぐに気がついたらしく、久し振りだなという感じで目が合った。 「よう、どうしたんだい、こんなところで」「うん、たまには違うところで打ってみようかと思ってな」 […]