コラム・観戦記

第5期最高位戦Classic②

さて、今回から昨年のクラシック決勝編です。 決勝メンツは、ミューの「井出洋介プロ」、「下出和洋プロ」、「小林剛プロ」。 前半は昨年の優勝後、編集部でインタビューをしたものを掲載します。   絶好のスタートを切った1回戦は […]

第5期最高位戦Classic①

  *昨年の予選レポートの再録です。決勝編は次回より連載します。      さて、今回は昨年の「第5回最高位戦クラシック予選2日目」のレポートを書くこととなりました。レポートと言ってもわたくし選手として出場している立場な […]

日本オープン⑩

第10話 最終半荘、起家から村上、鎌田、近藤、山下の並びとなった。自分がラス親になるのが理想だったが、鎌田が南家なら文句はない。今までタイトル戦の決勝戦、最終戦でこんなに有利なことは一度もなかった。マスターズ、發王戦、初 […]

日本オープン⑨

第9話 この日最も印象深い局。49200点持ちトップ目北家、ドラは。 協会のホームページの観戦記ではドラとなっていたが、実際はドラだ。 4巡目にこのイーシャンテンになった。   あまりに順調だが、ツイてる時はそんなもの。 […]

日本オープン⑧

第8話 東2局1本場、配牌は ドラかなり良い。を切った後、すぐにを重ねてかなり好形のリャンシャンテンに。同巡、ラス目西家の鎌田が第1打の後南家近藤の切ったをポン、打)。 次巡、自分のツモは。 形なら打だが、鎌田の切り出し […]

日本オープン⑦

第7話 東1局、北家鎌田のツモ切り先制リーチ、東家山下の追いかけリーチに素直にオリ。 鎌田打て~と願うも3メンチャンの山下がツモ。手つきを見る限り山下もかなり落ち着いている。 4人の中で唯一のタイトルホルダー、誰かが 「 […]

日本オープン⑥

第6話   決勝前夜、たくさんの方々から応援メールをいただいた。その中のひとつ、公私ともに長い付き合いである水巻渉からこんな内容のメールが届いた。「内容はどうでもいいから、とにかく勝ってくれ」…水巻選手は自分と同じ、いわ […]

日本オープン⑤

第5話 そんなわけで決勝のメンバーが確定した。1位通過は半荘五回終了時ダントツの成績で一足先に決勝進出を決めていた鎌田。鎌田とはかなり前に知り合っており、多少プライベートな付き合いもあったのでこの文章中もずっと敬称を略し […]

日本オープン④

第4話 最終6回戦、同卓は金選手、近藤選手、中里選手。 自分のポイントは116.5、94.1ポイントの金選手にまくられなければ決勝進出なので、金選手とのサシウマ勝負のつもりで席につく。 とはいえ金選手がトップでも自分が2 […]

日本オープン③

3回戦、チーチャスタートの東パツ1000点放銃の後、東2局7巡目にペン待ちのイッツードラ1テンパイ。 ドラ色のペンチャンでダマテン5200、セオリーでは闇テンだが…自分のスタイルは中盤までに捨て牌に偏りがない場合は基本リ […]

日本オープン②

第8回日本オープン準決勝(ベスト16)は、3月27日土曜日、神楽坂「ばかんす」にて行われた。 この「ばかんす」は最高位戦も近年A、B、女流リーグで使用させていただいており、僕個人としてもとても愛着のある会場だ。 4年前2 […]

日本オープン①

  麻雀というゲームは、実らないかもしれない最善手を選び続けるゲームである。 101マガジンに萱場貞二選手が似たようなフレーズを書いていた記憶がある。 実らない、とはおそらく良い結果には結びつかないという意味だと思われる […]

第23回 四角いジャングルの仕事師たち⑤

(フウッ、強い………)相変わらずのドンさんの強さに他の2人も同じような気持ちだったに違いない。 回が増すごとにジリジリと優位を築き上げられていくような圧迫感。それなのに、少しでもスキをみせたらバッサリ斬られるような緊迫感 […]

第22回 四角いジャングルの仕事師たち④

私は、自分に対する妥協を懸命に抑えてを打っていた。   この手牌からを抜いて打つ、簡単なようでも、なかなか決断力がいる。まだ6巡目、それもリーチがかかっているわけでもないのだ。おまけに、ドンさんの現物はこの1枚きりしかな […]

第21回 四角いジャングルの仕事師たち③

鉄五郎の苦戦が続いていた。   ドンさんにを放銃してから、これが3回目の半荘。その間、ただの1度もアガっていないのだ。   ここが麻雀の恐さだ。   たった1回の甘い打牌で、こんな状態になってしまう。 なんとも不可解な、 […]

第20回 四角いジャングルの仕事師たち②

上家に座ったドンさんが、ピシッ、とを打ってきた。明らかにテンパイだ。というよりも、このはおそらく空切りだろう。 テンパイ気配はずうっと前からあった。手出しにしたということは、との入れかえか。確かによりはの方が打ちやすい。 […]

第19回 四角いジャングルの仕事師たち①

『J』が潰れて、もう1ヶ月近くになる。   私とケン坊は銀座にホームグラウンドを変えていたが、   トド松は、やはりサンマーの方がいいといって、船橋の方へ行っているらしい。   だから、毎日のようにサンマーを打ち合ってい […]

第18回 プロフェッショナル達の足跡④

  -このへんが勝負処だな。         ドラ 抜きドラ     5巡目のこの手牌を目の前にして、そう思わずにはいられなかった。   長い勝負の途中に、もう幾度となくこんな局面を経験している。   流れが変わる瞬間の […]

第17回 プロフェッショナル達の足跡③

「マスター、ちょっと打っていてよ」 そう言ってトイレに立った。 特別便意を催したわけではなかったが、少々頭を冷やす時間が欲しかったのだ。トイレの窓を思い切り開けると、深夜の冷気がほてった顔を撫でる。それだけでも、少し正気 […]

第16回 プロフェッショナル達の足跡②

私はドロ沼の中にいた。 もがけばもがくほどドロ沼に足を捕られて身動きができなくなっていく、そんな感じさえするほど状態は最悪だった。 サンマーの王者トド松、怪物ドンさん、この二人を相手に始まったサンマー勝負、相当厳しいモノ […]

第15回 プロフェッショナル達の足跡①

──ほう、相変らず鋭いな! たった今、スーさんがツモったアガリを見て私はいつもながら、感心してしまった。 ドラ ヌキ この手牌でリーチをかけをツモったのだが、これ自体はどうということはない。問題はスーさんがリーチをかけた […]

第13回 本物のバクチ打ちドンさん③

バサッ、バサッと、分厚い札入れから、ドンさんが札束を4つ、卓の上に放り出した。 その札束から、私とケン坊、トド松に4枚づつ、これはサシウマの分。トップ者のトド松にはさらに9枚払って、お釣りが少々。 最後に側で見ているモカ […]

第12回 本物のバクチ打ちドンさん②

パシッ。 トド松が手許に牌を引きよせた。──ああ、アガったんだな。 そのことはすぐにわかったが、それにしても早いヤミテンだ。 まだ3巡目なのである。いったいどんな仮テン(手変りが十分考えられるテンパイ)をツモアガったのか […]

第11回 本物のバクチ打ちドンさん①

「よう」飯田橋の歩道橋を渡ろうとすると、急に声をかけられて立ち止まった。「どうしたい、最近ごぶさたじゃないか」 ここからは目と鼻の先にある水道橋の雀荘の常連ドンさんだった。「えぇ、最近サンマーに凝ってましてね」 年齢はか […]

第10回 横浜軍団の頭、スーさん②

「J」に通い始めて二日目、望むと望まざるとに関わらず、こんな3人が今、卓に座ろうとしていた。 私の上家にはトド松、下家には昨日トド松の下家で打っていた男、スーさんである。 私が「J」に顔を出したのは、ひとつにはトド松とケ […]

第9回 横浜軍団の頭、スーさん①

 ケン坊は、このところ毎日のように「J」に通っている。 「J」というのはトド松のホームグラウンドで、3人麻雀専門の店である。  なぜケン坊が急にサンマーにのめり込んでいったのかは、本人に直接聞いてみないと解らないが、彼の […]

第8回 サンマーの名手トド松④

 トド松に挑まれた格好で3人麻雀が始まっていた。  鮮烈な緊張が体を走り抜けている。  この麻雀はスタートがひとつのポイントになっていて、スタートで出遅れると、4人打ちのように大物手で逆転というわけにはいかない。それだけ […]

第7回 サンマーの名手トド松③

―まだ早い。  トド松の手出しと同時に入ったテンパイ、オレははやる気持ちを懸命に押さえた。    どこかで主導権は取らなければならない、しかし、ここがその局面かというと、はなはだ疑問に思えてくる。  第一打の、2巡目のド […]

第6回 サンマーの名手トド松②

「ポン!」 弾けるような感じで、親のトド松がオタ風のから動いてきた。 (やっぱりきたか)こちらもトド松が動くのはある程度予測がついていた。というのは、トド松の捨牌が、 であり、この2巡目のがドラなのである。  たったふた […]

第5回 サンマーの名手トド松①

 (打てないな・・・・・・)  崩してしまうにはちょっと惜しい気もする手牌である。 (ポン) がドラなのだから、親の倍満まである手牌なのである。  すでに諦めはついていたが、隅に残った未練を完全に否定しようと、もう1度ト […]

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