コラム・観戦記

【飯田正人杯・第8期最高位戦Classic本戦2日目】

勝ち抜け1名と負け抜け3名が抜けて、12名からスタートする二日目。
ここからが【クラシックサバイバル】の本領発揮です。

初日の記事にも書きましたが、7回戦終了時点でまた1名勝ち抜け3名敗退。9回戦終了時点でまた1名勝ち抜け3名敗退です。
まずは7回戦での勝ち抜け、もしくは7回戦での負け抜け回避を目指しますが、直接対決が多いのでポイントがないうちは焦らずにポイントを積み重ねることを優先して考えます。
逆にポイントがある場合はなんとか早く抜けてしまうことを考えると思います。
さらに、ここから先は暫定順位で卓組みが決まるので、同じ人と何度も当たる可能性があります。

6回戦

起家から 平賀聡彦(最高位戦)-須藤泰久(最高位戦)-私-谷井茂文(RMU)
なんか西家スタートばっかりな気が・・・。
平賀選手、谷井プロが先行する中、ノーホーラーのまま南3局の親番。
時間打ち切りがあり残り2局になってしまいます。クラシックは連荘が少ないのでオーラスまで打ちきれないことは珍しいと思いますが、今回は連荘と流局が多かったです。
1500をあがって最終局。3着目でトップの平賀選手まで11300点差、2着の谷井プロまで8700点差。
暫定順位1位の谷井プロは、このまま8回戦も無事過ごせば恐らく通過一番手になります。勝ち抜けた選手のポイントは今後動かないので、谷井プロが7回戦勝ち抜けるのであれば2連勝で勝ち抜けてくれた方が嬉しい。
なので、自分が3着で終了してしまう場合は谷井プロがトップになってくれた方が嬉しいわけです。平賀選手とは8回戦以降も争っていくわけですからね。
現状平賀選手がトップ目。谷井プロをトップにするのが最低条件といったところでしょうか。もちろん自分がポイントを伸ばすことを優先しますけどね。

中盤にこのようなテンパイ。


   ドラ

は1枚切れていて残り2枚。
1手変わりでイッツーがつく手だが、どのみち待ちになるので厳しいか?
ちなみに下家谷井プロにもテンパイ気配が出ている。しかし上記のとおり、谷井プロがアガってトップになってもらえる分には構わない。放銃するのはイヤですけど。
そう思っていると国士をやっている上家須藤選手からが放たれる。
ロンする手もありますが、ここはチーしました。
が谷井プロに通っていないというのが頭を悩ませた一番の原因でしたが、チンイツならばトップまでいくのでここは勝負。
と引いて僥倖の6000オール!これは7回戦で勝ち抜ける可能性が出てきました。

6回戦 +28.9 

トータル +35.8

7回戦

起家から 平賀聡彦(最高位戦)-山田昌和(フリー)-私-伊藤聖一(一般)
また西家だしまた平賀選手・・・
東2局の5800は6100のリードを守ったまま南入しましたが、南2局8本場供託1本という勝負局に5巡目ピンフテンパイ。
8巡目にピンフへ放銃。1000は3400で3着落ち。そのまま3着で終了でした。

7回戦 ▲5.6 トータル +30.2

3着良しの谷井プロがまさかのラスで通過できず!谷井プロをラスにして大トップを取った植村選手が勝ち抜けました。谷井プロラスなら自分にも勝ち抜けチャンスがあっただけに残念。

Classic本選Cブロック 7回戦終了スコア
1 鈴木 たろう 71.3
2 植村 里菜 48.0
—-準決勝勝ち抜け—-
3 渡辺 卓也 45.8
4 山下 健治 37.5
5 平賀 聡彦 36.6
6 佐藤 聖誠 30.2
7 谷井 茂文 23.0
8 坂井 秀隆 15.1
9 山田 昌和 6.0
10 伊藤 聖一 ▲9.8
—-敗退—-
11 村田 光陽 ▲11.8
12 田中 実 ▲41.9
13 須藤 泰久 ▲59.8
14 田籠 謙介 ▲32.1
15 紺谷 博 ▲47.9
16 秋田 大介 ▲113.2

8回戦と9回戦は2着3着。
最終的にはブロック内2位に入らなければならないわけですが、このポイントならワイルドカードもあり得るので最悪ワイルドカードに引っ掛かるだろうと楽観的に打っていました。
特に9回戦はできるだけポイントを減らさないように打ち、最終戦直接対決になる渡辺プロと2着順差付かないようにと思って打っていました。

Classic本選Cブロック 7回戦終了スコア
1 鈴木 たろう 71.3
2 植村 里菜 48.0
3 山下 健治 57.9
—-準決勝勝ち抜け—-
4 渡辺 卓也 52.2
5 佐藤 聖誠 37.5
6 坂井 秀隆 31.8
7 平賀 聡彦 25.9
—-敗退—-
8 谷井 茂文 12.9
9 伊藤 聖一 ▲9.8
10 山田 昌和 ▲25.0
11 村田 光陽 ▲11.8
12 田中 実 ▲41.9
13 須藤 泰久 ▲59.8
14 田籠 謙介 ▲32.1
15 紺谷 博 ▲47.9
16 秋田 大介 ▲113.2

いよいよ最終戦!
全員ほぼトップ条件ですが、渡辺プロだけは私と1着順差で6700点差で同ポイント。(同ポイントは期首順位で私の勝ち抜け)
結果は・・・

私がトップで渡辺プロは2着!その差は3200点差!3400点届かず!

しかしまだワイルドカードがあります!トップさえとればトータルは50ポイント越え。
他ブロック次第では十分通過できます。

Aブロックの次点は三ヶ島幸助選手で+51.5!
Bブロックの次点は坂本大志選手で+43.2!
私のポイントは+53.4!!

かろうじてワイルドカードに引っ掛かり、準決勝へ勝ち抜けられました!

しかし苦しいサバイバルでした・・。
準決勝は8月3日(土)です。

準決勝もがんばります!

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