コラム・観戦記

リーグ戦第1節自戦記

こんにちは。2年の休場を経て、C2リーグ返り咲きの園田賢です。

 

ブログのページがさみしいってことで、ちょこっと書いてみます。

僕のブログで書いたものと内容は一緒ですが・・・

 

自分のブログで5話分なので、相当長いけどお付き合いくださいw

途中、文体とか噺の流れとか適当だけど、マイブログからの引用ってことで許してくださいね♪

 

 

 

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さてさて、最高位戦第1節C2リーグが終わりました。

結果、3 2 1 2 の+50.2p

全体の結果は最高位戦HP にて

消化不良の感は少しあるけど、大怪我しなくてよかったわって感じ。

ちょっと自戦記的なものを書こうと思います。
C2リーグごときは牌譜がない上に、対局後大量のビールとハイボールを流し込んだのでいろいろうろ覚えだけどご勘弁!特に字牌は本当にその牌かは自信がありませんよ。

僕の属するC2リーグ白組は休場者が1名出たために、15人、毎節5人打ちx3卓で行われる。

対戦相手は

大場 咲代
石田 時敬
鳥越 智恵子
谷崎 舞華
園田 賢

(敬称略)

1回戦(抜け番谷崎)

東場の親番。

下家の鳥越pと対面の石田pが萬子染め。

バラバラの手牌だったが、ソウズとピンズの中張牌を残していたらどんどん縦に重なる。

3pを重ねての牌姿は

1p1p3p3p7p7p2s3s8s8s7m7m北北  ドラ9p(対面が1枚切っている)

対面と下家はどちらも当然持っていないはず。

問題は上家の大場p。

4s先切り後、チーy5s3s4sしている。

3sを持っているパターンはほとんどないが、2sは暗刻のパターンがまれにある。

2枚待ちの3s
0or3枚待ちの2s

迷ったけど、結局2s単騎で立直!

これが正解で3200オールの和了り。

このまま逃げ切りたいところで、次局の5巡目くらいの手牌。

1m1m2m3m3m7m8m9m1s3s東北北北 ドラ忘れた(関係無し)

3s切ったらすぐに2sツモ。大場pにリーチを打たれて石田pに2mも切られる。
1s引いてこっそり東を切ると、これが東とのシャンポンリーチ(裏いっこ)に打ってしまう。

具合悪い5200。

その後、展開も悪く、31800点の3着を引く。
オーラス、トップの石田pがさすがの仕掛けで逃げ切り。

うーん。なんかやな感じだ。

2回戦(抜け番園田)

石田pの2連勝!!

3回戦(抜け番石田)

鳥越pのリーチツモ裏3・リーチ一発ツモ裏3で東場でトップがほぼ確定。

ラス前、下3人が競っているところで次の手が入る。

西家の序盤

1s1s2s3s5s6s6s8s3m5m7m白白南 ドラ5m

うーん微妙。どうだろう?
1s打つ手もなくはないよな。

少考の後、打3m。何切っても10巡目くらいに以下の手で立直。

1s2s3s5s6s6s7s8s5m5m5m白白 ドラ5m

入り目は嬉しい7s
是非ともあがりたいが、一人聴牌で流局。

オーラス、親の谷崎pの一人聴牌で耐えた次局。

東家 谷崎p +700
南家 わし
西家 大場p -4000
北家 鳥越p +たくさん

こんな感じの点数差で3着目のわし。

3s3s4s3m3m4m6m7m8m8m中中西西 ドラ3s

これが5巡目くらい。

渋々打8mといくと次のツモが3mで待ったなし。

ところが9巡目くらいに大場pからの西に声がかからない。
さすがに鳴いた方がいいよなぁ。

そうこうしている内にソウズの下がどんどん高くなり3s4sも打ちつらい感じに。

12巡目くらいの4sツモではさすがに打西

すぐに谷崎pからでる中にポン聴をかけるが和了れる感触はまったくない。
この中をロンにしなきゃだよね。

結果はラッキー。
鳥越pがソウズの出来上がり一気通貫の地獄北単騎をツモってくれて、
谷崎pの親っかぶりラッキー2着。

うーん。なんかずっともやもやした感じだ。

4回戦(抜け番大場)

ここでもずっと苦しい展開。

5m6m7m9m9m6p8p3s6s6s9s9s9s ツモ2m ドラ忘れた

西家の4巡目リーチを受けた親の6巡目だったかな。
現物は7m(宣言牌)のみ。

選択肢はいろいろあるが。。。

7mを抜くか9mの対子落としあたりが普通だろう。

だが、実はで事件が起っていたのだ。
リーチ者が右に3枚寄せて、その内の1枚の2sがポロっとこぼれたのである。

こうなると3sの安全度は少し高くなる。
それなら3sくらい切ってみるか・・・

しかし切った3sは見事に当たり牌。

リーチ者の手牌は2sが暗刻で3sと何かのシャンポン待ち。断幺ツモり三暗刻だったのだ。

メンタン裏1は5200の放銃。

・・・うん。そういうこともあるよね。

ちなみにこのような情報を利用して打牌選択することには賛否両論あるかもしれないが、僕は全く変なこととは思わない。現状得られるすべての情報を利用して、少しでも得な選択をしただけだし。

落とした西家を責める気にも全くならない。牌をこぼすことは誰にもあることだし、僕はその情報を利用して、得だと思われることをして、結果、たまたま悪い方に出ただけだからね。

まあ、とにかくラス目になったわけですよ。

が、次次局の配牌。

1m2m3m1p2p8p8p1s2s3s7s8s発 ドラ忘れた

キター!!!!!

しかし、これが動かない。
3pも2枚打たれてリーチも打たれてもうダメかと思っていたら、

13巡目くらいに3枚目の3pを引き入れてリーチ即ツモ裏2で僥倖の倍満!

一躍トップに躍り出てそのまま逃げ切り。

うーん。ラッキー。

5回戦(抜け番鳥越)

本日最終半荘。

1s1s2s5s6s7s8s8s9s9s1m5m9m ドラ1m

散家でこの牌姿で、3巡目(くらい)に8sポンから入る。

電光石火のテンパイは6巡目(くらい)。

5s6s9s9s ポン7sy7s7s ポン1s1sy1s ポン8sy8s8s ドラ1m
ちなみに7sは場に1枚

さらにテンパイから一度もツモることなく出和了りが出来て大きな加点。

しかし、谷崎pにも大きな和了りが出て、ラス前を迎えて、追う2着目。

そして、ちょっとひどい選択をすることになってしまう。

さてさて、第1節最終半荘のラス前、谷崎pの連荘後の1本場、点数状況はこうなってる。

南3局1本場 供託1

東家 谷崎p 41700
南家 石田p 26800
西家 わし  30500
北家 大場p 20000

ここで谷崎pの早い立直。

脇2人は完全にオリている模様。

僕の手牌は安牌がほとんどないことも手伝って、残りツモ2回で出和了りの利くテンパイにこぎつけていた。

3m3m3m3p4p5p6p8p3s4s5s6s6s ドラ6p

残りツモも少なく、8pが現物なので安全に組み替えられることもよくあるので、まあダマ聴。

そして、最終ツモで持ってきたのは4p

普通は8pを切って安全にテンパイを組み替えて終わりだけど・・・

「この順目に4pを持ってきた意味は!!!」

てなわけではないけど、8p切って立直しました。
(最高位戦ルールではツモ番のない立直が打てるのだ!!)

理由は、

1. 立直後に谷崎pは2pをツモ切っている。
2. 結構情報が少なくきつい河なのにオリテいるはずの脇2人が切っていない。

だから2pは山にまるまる残っているかも!?

そりゃ、上家が僕に絞っていた可能性とか、谷崎pの手牌で何枚も使われているとか、いろんな可能性はありますよ。
ただ、親リーに放銃するリスクはなく、トップから満直できる可能性が結構あるよね!

とまあ、ここまでは最高位戦ルールをよく知っている人なら、普通の思考なんですが。

結局、直撃できず、流局2人テンパイで開けられた谷崎pの手牌には、

2p2p4p5p6p が・・・

まあ、仕方ない。そんなこともある。

次局は石田pの軽い300/500は500/700でリーチ棒3本おいしくいただかれました。

ん???あれ?

オーラス迎えて点数状況は

東家 石田p 30000
南家 わし  30500
西家 大場p 18000
北家 谷崎p 41500

リーチ棒出したくないし!
マンツモ届かないし!

先ほどのリー棒出したことをだいぶ後悔することになりましたよ。

冷静になって考えれば、オカのないルールで先ほどの点差、リーチ棒を出すのはやりすぎなんだよね。

こんなオーラス点棒状況になってやっと気付きましたよ。

「俺知ってるぜリーチ」を激しく反省することになりました。

初心者の頃、

3m4m4m5m6m8m5p6p7p3s3s6s7s7s ドラ3s

「うんうん。オレ知ってるぜ!このマンズの形は7mの受け入れもあるから7mの受け入れを消さないためにも打7sが正解だぜ!」

みたいに『ある技術を知っているためにその技術を使える情況に出会えたことが嬉しくて、本当の損得を勘定できなくなって』しまったのを思い出した。

さてさて、余計なリーチ棒でこんな点数状況を招いてしまった。
最終半荘のオーラス。

東家 石田p 30000
南家 わし  30500
西家 大場p 18000
北家 谷崎p 41500

ドラは東

さて、ここからは谷崎舞華p視点ですすめてみまふ。

舞華「さて、オーラスでトップ目。2着目のマンツモでも届かないし、余裕あるわ♪親の連荘だけケアね!」

ところが石田プロはピンズの切り出しから入りいきなりオタ風の西ポン。

舞華「かーーーむかっ鬱陶しい。まあいいわ好きにしなさい!絞り殺してやるわドクロ

どうやらソウズらしいことがわかってきた。
5巡目くらいにはドラの東を余らして、そこそこの形は間違いない。

舞華「ドラが使えないのなら最悪はないわね。えーっと残ってる役牌は南白ね。まあ一撃でまくられることはそんなにないか。まあとりあえずドラを合わせるか」

しかし、次巡そのドラがかぶってしまう。

舞華「ゴルァむかっいしだぁむかっかぶったやんけ!ドラの見切りが早すぎるんじゃボケェ」

ちょっとアツそうに東をツモ切るもすぐに気付く。

舞華「ああ、そうだ。よく考えればこの局、私あがる番じゃないから関係ないわ。シボリシボリ」

そしてついには石田プロがソウズの中張牌が2sを余らす。

それを僕がy2s3s4sでチーして打6p

舞華「これ知ってるわ!赤のない競技麻雀だとあの園田さんの仕掛けはだいたい1000点ね!頑張れ園田さんラブラブ

さらに石田pが8sを余らすので、僕がy8s7s9sでチーして9s勝負!

舞華「なんやとぉ!タンヤオちゃうんかい!!またクサレバックですかむかっ今更、そんなの差し込めないわよ爆弾

石田2p6pw8p3m東5m8m2s5p8s ポン西西y西
園田西発8m1p北2p1m6pw西9sw チーy8s7s9s チーy2s3s4s

※ まあいろいろうろ覚えですが、これで問題はないはず。

※ 6pw → 喰って手出しした牌

※ 僕の1p2pは手出しです。

さて、谷崎pの立場なら、絶対に僕に差し込みにいった方が得。
では何を切って差し込みにいく?

よく考えると結構わかると思うんだけど、実戦じゃなかなか出来ないんだよね。

バックのこともたまにあるけど、字牌で差し込むのはもちろん無理だからそれは置いておこう。

谷崎pの立場としては、字牌とソウズ以外で僕にもっとも当たりやすい牌から切って行くだけだしね。

2sチーした時の僕の手牌の形を想像してみよう。

バックじゃなかった場合に役は?

1. 役牌暗刻

6pのマタギが本線になるよね。4p7pとか5p8p
ただ5p8pは否定されてるから4p7p

5m5m5p6p6p3s4s7s9s9s白白白

好形変化の種として6pを持っていたマンズ待ちがあるかも。その場合は愚形が多そう。

2m4m6p9p9p3s4s7s9s9s白白白

2. 234の三色

この場合、ほぼ3p待ちじゃないかな?

待ちが萬子になっているパターンだと、

2m4m2p3p4p6p8p8p3s4s7s9s9s  

チーして7s切りそうだもんね。(どっちが鳴きやすいは明らかだね!)

やっぱり、2m3m4m2p4p6p3s4s7s9s9s裏裏

が自然かな。

3. 789の三色

字牌と三色の両天秤だけありうるが・・・

カン8p残りはなさそう。この仕掛けをしなそうだし。

7m8m9m6p7p9p3s4s7s9s9s白白

ペン7p残りなら6pここまで引っ張るかな?
7m8m9m6p8p9p3s4s7s9s9s白白
まあ、たまにはあるかもね。

マンズはさすがに完成してそう。

激レアで9m片和了り形があるくらいかな。
7m8m6p7p8p9p3s4s7s9s9s白白

まあ789はあんまりなさそう。

結局

1位:3p

2位:4p7p 

4pが役牌暗刻のシャンポンにあたるケースと7pが789三色の辺張にあたるケースの差はよくわからん。

3位:マンズで通っていないやつ

の順番で切り飛ばしていくのが正解になりそうだね!!

で、実際に僕の6巡目の牌姿はこうだったのでした。

2m3m4m3s4s7s9s9s2p2p4p6p9p9p ドラ東

結局、谷崎pは差し込んでくれず、しばらくして石田pが当たり牌を掴んでくれて事なきを得ました。

対局が終わった後に

谷崎p 「そんな待ちわかんないよ~」
わし  「だよね~」

僕もその時はこれは分かりにくいよね~なんて考えてた。
6pの前に2pが捨てられてると勝手に待ち候補から消されるだよね・・・

けど、よく考えるとわかるし!
チー出しが待ちに絡んでる基本問題だしね。
なかなか実戦では反応できない。
まだまだ我々勉強不足ですわ。

石田pがこの局のことを書いていたので引用させてもらいます。


オーラス0本場
30000点持ちの3着目で親番
上家の谷崎プロが41000点ぐらいのトップ目
下家の園田プロが30500点持ちの2着目
ドラが東

配牌
1s2s2s3s4s5s9s2p6p8p西西白白
2pとして
下家の第一打が西

で、当然ポンしてソーズのホンイツに向かったんだけど

上家からはまあ、だいたいソーズは下りてこないわな・・・
白も出ない。

6巡目くらいに
1s2s2s3s4s5s8s9s白白

9巡目くらいに8sひいて
1s2s3s4s5s8s8s9s白白

で11巡目くらいに7sひいてテンパイはしたんだけど
2,3巡後に2フーロの園田さんのカン3pをつかんで終了。

もしかして、西をたたかない選択肢もあるの??


これ、はこぱらなんですが、コメントで鳴かない人多すぎ!

これさすがに鳴いた方がいいんじゃないのかしら。

・上家からチーできないデメリット
・上家に好き勝手打たせないメリット

そんな差がないでしょ。

てか、現状チーしたいのそんなないし。

そりゃ東1局ならスルーだけど、500点差を追う3着目の親とかプレッシャー与えてなんぼだと思うんですが。
あがれなくてテンパイで流局御の字だし!
とりあえず2着になるのってだいぶ大事な気がする。

・・・
しかし、これ見ると、ホント都合よく2s8sチーできたなぁ。

まあそんなこんなで50ポイント勝ちぐらいでした。
以上、長々とすいません。

 

 

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